2019.2.18「本屋準備その5-物件選び」
「福井で小さな本屋はじめました。~JR福井駅前に小さな新刊書店「わおん書房」ができるまでとそれからの記録~」
こんにちは、わおん書房です。
本屋準備で一番時間がかかったのが物件選びです。
とにかく何もかもわからないことだらけ!
・そもそも広さの感じがつかめない。
不動産屋さんの広告を見ると「◯坪」と書かれていますが、
「う~ん…何畳くらいの広さかな???」
坪と言われてもピンとこない。せめて㎡で表記してくれないかなぁ…。
とりあえず、ひたすらお店や物件を見て回り、いろんな場所で
「ここって、何坪くらいありますか?」
と聞きまくり、広さの感覚を養いました。
・どんな間取りがいいのかわからない。
本屋に適した間取りってどうなんだろう?
小さなカフェもつけたいから間口は広いほうがいいのかな?
もう、これは本屋を観察するしかありません。
県内だけでなく近隣の石川、京都、大阪、遠くは台湾、東京、長野、広島、岡山…。本屋を旅し続けました。そもそも本屋好きなので、こちらは趣味と実益を兼ねて楽しく見て回りました。
・家賃の相場がわからない
北陸新幹線の開通を見込んで福井駅前の家賃相場は上がっているとは聞いていたのですが、相場がいくら位なのかさっぱりわかりません。
同じ福井駅前でも大通りに面しているか、1階か2階以上か、物件が新しいか古いかで当然家賃も違ってきます。
ネットの情報もかなりチェクしたのですが、立地や周囲の様子がわからないので、やはり自分で見て歩くのがいちばん。気になる物件はその場で電話で問い合わせました。商店街の方々にもお話を聞かせていただきました(その節はお世話になりました)。
こうやって少しずつ経験値を積み上げます。
・物件が見つからない!
さて、経験を積んだおかげで、何となく店の広さと間取りもクリアになってきました。そこで、イメージ通りの物件を探し始めたのですが…なかなか条件の合う物件が見つかりません。間取りはピッタリでも駅から遠かったり、家賃が高かったり。
時間があると、ひたすら駅周辺をウロウロ歩き回っていました。歩くのは苦にならないほうなのですが、2018年夏の酷暑は辛かった…。
紆余曲折のあげく、ようやく現在の物件に落ち着きました。
ここまで読んでいただいてわかるように、物件選びのコツは「ひたすら自分の足で歩くこと」。自分なりの店のイメージ(広さ、間取り、家賃etc.)が固まったら、あとはねばり強く足で探す(私の場合は時間があったのでできたことですが)。
家賃をいくらまでOKとするかは、業種や考え方も様々で正解を導き出すのは難しいと思います。
今日は長くなったのでここまでとしますが、適正家賃については日を改めて考えてみたいと思います。
♪ 心機一転!2019.4.19に「わおん書房」がオープンするまでとその後の日々をつづった過去のブログをnoteに引っ越しました!!♫
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