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240617 ポリタスTV配信「香港大規模デモから5年 そこに至る過程と香港の現在」
今年の6月9日は奇しくも5年前と同じ日曜日。5年前のこの日、香港では「逃亡犯条例」の改定を巡って100万人を超える市民が反対の声を上げてデモ行進しました。そう、香港の運命を大きく変えるきっかけになった2019年デモの「幕開け」ともいえる大行動が起きた日でした。
5年後のこの日、広島のブックカフェ「ハチドリ舎」で、津田大介さん、そして元朝日新聞記者の宮崎園子さんと香港の話をしました。
宮崎さんと
『時代の行動者たち』書評続々
昨年12月に白水社から刊行した『時代の行動者たち 香港デモ2019』ですが、このところ続々と新聞各紙でご紹介いただいています。
●日経新聞 2024年3月9日朝刊
「多層的な運動 担い手の証言」 評者:国分良成・前防衛大学校長
●毎日新聞 2024年3月9日朝刊
今週の本棚 評者:米村耕一・毎日新聞外信部デスク
●しんぶん「赤旗」 2024年3月10日朝刊
「デジタル時代の社会運動を研
231222 【ダイヤモンド・オンライン】寄稿:誰が“民主の女神”周庭さんを「逃がした」のか?香港市民をかき乱す前代未聞の謎の数々
たぶん、これは日本では記事になっていないんじゃないかなぁ…、ということで書きました。
12月3日(日本時間では4日)、香港の「民主の女神」といわれた周庭(アグネス・チョウ)さんがインスタを約2年半ぶりに更新。「現在、カナダの大学院に留学中で、12月末には香港に一時帰国して警察に出頭する予定だったが、帰らないことに決めた。もう、たぶん帰ることはないだろう」と宣言して、大きな注目を浴びました。
も
231213 【ポリタスTV】出演:2019年香港デモを支えた市民たちのさまざまな活動をまとめた『時代の行動者たち 香港デモ2019』が発売
ご報告が遅くなりましたが、13日公開の津田大介さんの「ポリタスTV」で、新刊『時代の行動者たち 香港デモ2019』(白水社)のご紹介をさせていただきました。
本書についてのわたしの視点については、noteでは別途ご紹介したのでそちらをお読みいただきたいのですが、嬉しかったのは津田さんが、各章最後の学者さんたちによるテーマ分析を丁寧に読んでくださり、評価してくださったことです。
章ごとに担当の学
220629② 【現代ビジネス】寄稿:いま香港の若者が、つぎつぎに「カフェやベーカリー」をひらいている「深い理由」
春に訪れたとき、街中に立ち込めるおもーいムードの一方で、街角の変化に気づきました。正直、落ち込んでいるかと思いきや、若者たちが元気だったのが、今回書いたカフェやベーカリー、そして工房といった店舗でした。
そこには、「一国二制度」も「民主主義」も「選挙」も現れない。でも、しっかりと主張と香港の歴史が詰まっている。香港返還25周年を前にぜひ読んでいただきたい香港ストーリーです。
いやー、びっくりし
220508 「ダイヤモンド・オンライン」寄稿:中国政府お墨付きの香港「次期トップ候補」、YouTubeアカウントを消され騒然
5月8日に投票が行われた香港行政長官選挙の「唯一の候補者」、李家超氏について書きました。
今回の選挙は中国政府によって「唯一の候補者」宣言が行われたり、選挙戦と称する期間に発表された李氏周辺の発言が、「中国語としてこれどうなの?」「英語の意味がわからん」などとさまざまなネガティブな話題を振りまかれましたが、最大の話題はやはりGoogleが李氏陣営がYouTubeに設けた選挙活動用アカウントを削除
220128 「ダイヤモンド・オンライン」寄稿:香港政府高官がコロナ対策完全無視!大事なのは中国要人か行政トップか
なんどもなんども書いてきましたが、2021年は年初から年末まで香港市民にとって悪夢のような1年でした。
皆が社会を変えてくれると期待した民主派活動家がほぼ全員逮捕され、その後も社会的に信用されてきた弁護士や政治家が次々と逮捕され、ほとんどの人たちが口を封じられてしまった。その後起きたさまざまな出来事をずっと記録してきましたが、年末の選挙、そして最後のメディア摘発に至るまで、政府がいかに封じ込めを
211231 「ダイヤモンド・オンライン」寄稿:中国が望む「正しい選挙」とは?香港選挙期間中の摩訶不思議なアレコレ
12月19日に行われ、過去最低の投票率となった、香港の最高議決機関立法会議員選挙。有権者になるにはまず有権者登録が必要な香港で、有権者数は過去最大の477万人を集めながら、過去最低の投票率というのはつまり、明らかに市民による「ボイコット」でした。市民の気持ちを二重三重に萎えさせた政府や親中派のあの手この手をまとめました。
210919 「現代ビジネス」寄稿:香港「悪夢の8月」…民主団体が続々解散のウラで、市民を励ました女性弁護士
彼女が市民の前に姿を表すようになったのは、この5月のことだった。
1989年に遠く北京天安門広場で起きた、政治の民主化を求める学生たちを中心とした座り込み。その彼らをバックアップし、支援の声を上げるために、教師、政治家、ビジネスマン、プロフェッショナル、文化人らが集まって「香港市民支援愛国民主運動聯合会」(支聯会)を結成した。これまで30年来、支聯会の先頭に立つのはむさい(失礼)「おっさん」たち
210821 「現代ビジネス」寄稿:急速な「中国化」に窒息する「香港社会」、市民たちの悲痛な現在 国家安全法の施行から1年
2020年6月30日深夜の香港国家安全維持法(以下、国家安全法)施行から1年が経った香港。これまでにもあちこちで書いてきたように、移民が急激に増え、市民が自由に発言できる空間は激減し、人々は戦々恐々と暮らしています。
わずか2年前の香港はもう別世界のようだと、多くの人たちが口にします。
かつてわたしが、いや香港の住民がよく知り、馴染んてきた社会が、もうまったく違う社会になってしまった…それを語
210806 「ダイヤモンド・オンライン」寄稿《「愛国」圧力強まる香港のいま、民主派区議が200人以上辞職の異常事態 香港の選挙制度はどう変わったのか》
香港はこれから下半期、「選挙イヤー」に入ります。10月に選挙委員会、12月に立法会議員、そして来年3月には行政長官の選挙が行われます。
「立法会」は最高議決機関、「行政長官」はトップ行政担当者、じゃあ選挙委員会ってナニ…?
そうなんです、そこがミソなんです。そして、今後の香港の選挙を牛耳る新たな鍵ともなっています。どこからどうみても民主選挙から大きく後退してしまった今後の香港選挙の行方を、こ