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月刊「ぶんぶくちゃいなノオト」

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中華圏の現地でどのような注目の話題があるのか。必ずしも日本とは関係のない、また日本では話題にならな…
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#香港民主派

【ぶんぶくちゃいな】仕組まれた権力の罠:「一国二制度」下の香港区議会選挙

12月10日に投票が行われる香港区議会議員選挙への立候補受付が10月30日に締め切られた。そこで、香港民主派の「惨敗」が確定した。

区議会議員の選挙は4年に1度行われることになっている。前回2019年の選挙は同年11月に行われ、投票率はこれまで香港で行われたすべての選挙を上回る71.23%を記録した。区議会はこれまでずっと親中親政府的な立場を採る「建制派」が牛耳ってきたが、この選挙で争われた合計

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【ぶんぶくちゃいな】33年目の6月4日

【ぶんぶくちゃいな】33年目の6月4日

6月4日、またこの日が巡ってきた。中国にかかわる人間としては忘れることはできない日だ。それに加えて香港にかかわるならば、もっと重要な意味を持つ。3年前から6月は以前に増して香港人にとってさまざまな思いが去来する月になってしまった。

6月4日の天安門事件記念日がすぎると、9日は3年前に逃亡犯条例改定草案に反対する市民100万人が街を練り歩いた日だ。それでも草案の議決を「予定通り行う」と林鄭月娥行政

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【ぶんぶくちゃいな】香港で目にした「今」

【ぶんぶくちゃいな】香港で目にした「今」

そろそろ今回の香港滞在もお尻が見えてきた。今号の「ぶんぶくちゃいな」では、今回の滞在で見聞きした現在の香港の姿について、詳しい内容はわたしが見聞きしたことにさらに資料探しをしてきちんとした肉付けと解説を加えて別の機会にお目にかけるとして、今回はその片鱗をメモのように自分が感じたことをお伝えしたい。

まず、なぜわたしが新型コロナ感染拡大中にわざわざ香港まで行くのかをご説明しておこう。もちろん、昨年

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220120 「現代ビジネス」寄稿:香港でまた現地メディアが「壊滅的打撃」を受けた…市民たちの「尋常ならざる失望」

現代ビジネスで最新の記事が公開されました。

昨年はとにかくいろいろありすぎた香港で、最後の最後になって「立場新聞」が取り締まりからわずか17時間後に閉鎖、さらに皆が期待をかけた「衆新聞」も今年初めに運営停止を発表しました。香港人にとってその衝撃は大きいです。同時にメディア界の友人たちもショックを受けています。昨年1年間でメディア従業者1000人以上が職を失ったとも言われています。

すでに消えて

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【ぶんぶくちゃいな】「オミクロンか、政治力か?」 混戦する香港政治新生態

2021年は民主的な政治制度を希求し続けてきた香港市民にとって、悪夢のような1年だった。そして年が変わって改めて振り返ってみると、実は政府は年初から年内に行われることが決まっていた立法会議員選挙に照準を合わせ、民主派潰しの「スケジュール」を組んでいたことがわかる。もちろん、市民は蚊帳の外に置かれて、目の前で起きた事態にただただきりきり舞いさせられただけだった。

その主だった出来事を以下に再録して

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【ぶんぶくちゃいな】珍説「投票率」まで飛び出す、混迷する香港立法会議員選挙

この原稿を書いているのは12月18日。明日19日はとうとう香港立法会議員選挙の投票日である。立法会は香港の最高議決機関であり、今回の選挙は2019年の大規模デモ(反政府デモ)後初めてその議員を選出する選挙となる。

わたしは、香港の市民権を持ってはいるがまだ「永久居民」ではない。永久居民というのは、ほぼ香港で生まれ育った人たちと同じ権利を有する市民のことで、ある一定の居住期間を満たした上で申請によ

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211111 「週刊エコノミスト」(11/16日号)寄稿:民主派団体を解散させる 巧妙すぎる中国の「手口」

211111 「週刊エコノミスト」(11/16日号)寄稿:民主派団体を解散させる 巧妙すぎる中国の「手口」

現在発売中の「週刊エコノミスト」(11/16日号)に、今夏雪崩を打つように次々と解散を発表した香港の民主団体の解散の舞台裏について寄稿しています。機会があれば、ぜひ手にとって御覧ください。

【ぶんぶくちゃいな】香港新選挙制度スタート、その深い罠と暗い闇

秋。食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、わたしの順番はこのとおり。そして、今年はこれに、「選挙の秋」が加わった。

とはいえ、今わいわいとメディアが伝えている自民党総裁選は、我われほとんどが眺めるだけで、投票どころか口を出すチャンスもないわけで。ただひたすら眺めているだけ。

先日、香港でも750万市民の749万5000人以上が眺めるだけの選挙が行われた。投票率はほぼ90%で、香港特別区政府は「香港

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【ぶんぶくちゃいな】香港国家安全法施行1年、その執行の現実は

6月4日に、2019年まで30年間続いた天安門事件犠牲者追悼集会の開催許可が下りなかったことから予想されていたとおりではあるが、やはり2003年から毎年続いてきた7月1日の主権返還記念日も開催が許されなかった。香港警察は6月には7000人の警官を投入して、例年の会場であるビクトリア公園への市民の出入りを禁止したが、7月1日にはその数を1万人へと増大して厳戒態勢を敷いた。

昨年に続き、6月の集会、

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【ぶんぶくちゃいな】封じられた六四集会、それでも香港市民は街に繰り出した

1989年の天安門事件から32回目の6月4日が過ぎた。

香港では事件以降毎年、市内最大の公園であるビクトリア公園で中国大陸の片隅で唯一、中国政府に対して天安門広場に座り込み民主化を叫んだ民衆の行動の再評価を求め、またそこに6月4日未明に軍隊が突入して多くの犠牲者を出した責任を問い、犠牲者の追悼と中国共産党による一党独裁の収束を求める天安門事件追悼集会「六四晩会」(以下、「六四晩会」)が行われてき

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【ぶんぶくちゃいな】削られる香港市民の権利と自由:「選挙は一体だれのため?」

2021年が始まってまだ3月に入ったばかりだが、香港では1カ月ごとに政治環境や社会制度が七転八倒のような変化が起きている。

2月末の中国政府における、香港とマカオの行政特別区の上部機関である中央政府駐香港連絡弁公室(以下、「中連弁」)トップが「愛国者治港」(愛国者が香港を治める)宣言が一つのスイッチになった。故・トウ小平も使ったこの言葉が文字面は全く同じでも、その意図する意味が根本的にすり替えら

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【ぶんぶくちゃいな】新政党「紫荊党」旗揚げは香港版「和平演変」か?

11月に香港立法会から4人の民選民主派議員が、中国政府下の全国人民代表大会常務委員会による決議に基づいて香港政府によってその資格を抹消された。そして、それに抗議して立法会に残っていた「非・親中派」議員が2人を残して総辞職したことは、「抹消される香港」で書いた。

そのとき、即時辞職した民主党所属の許智峯氏、及び翌日に辞職した、古参議員の毛孟静氏の2人以外の議員は、手元の公務処理を終えて11月いっぱ

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【ぶんぶくちゃいな】「抹消」される香港

香港特別行政区立法会議員に、「香港独立」主張を喧伝あるいは支持したり、香港に対する国家の主権の所有の承認ならびにその行使を拒絶したり、外国あるいは海外勢力による香港特別行政区事務への干渉を求めたり、あるいは国家の安全を損なうなどのその他行為があった場合は、中華人民共和国香港特別行政区基本法を擁護、また中華人民共和国香港特別行政区に忠誠を尽くすという法定要求と条件に符合せず、法に従ってそれが認められ

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