顎関節症になるほど奥歯噛み締めて生きるゆるふわ現実の正解
(※今回は普通の自分語りエッセイです)
じっとりと、嫌な汗が衣服の裏をかいて体を通り過ぎる季節に、暑さでは無い汗をひたひたとかいているのはわたしです。
というわけで夏バテしました。(人生史上最速)
というか、6月入ってから連続では無いものの、5日は休んでいる。どれも体調不良とかって言うよりも、職場に「行けない」「行きたくない」という思いから、起こそうとした行動全てが億劫になるのだ。
昨今ならあるあるの現代病の話なんだけども、問題は、通例の「行けない」事情とはちょっとケースが異なることだ。
勿論、行かなくては、とは思える。
頼りにされてることもあるし、仕事を振られないことも無いし、周囲はわたしに対して協力的で、信頼関係もある程度は築けている(とわたしは思ってる)。
そう、恵まれているのだ。
わたしは恵まれた環境に居るにも関わらず、顎関節症になるほど歯を噛み締めて生きて、毎日帰宅後即過食をして、現在「行けない」状態に陥っている。
なんて贅沢病なんだ。
まあ、そもそもわたしは双極性障害(Ⅱ型)で、軽度のADHDの睡眠障害持ち(AC気味)だから、言わば、心の三大疾病全部盛り、の役満状態ではある。(ちなみに服薬している薬は6~7種類でなんとか頑張ってる)
不幸自慢をしたい訳では無いけれど、あまりに「素直で完璧主義でいい子ちゃん」な自分と、真逆の位置に対峙する「疲れやすくて繊細で他人任せ」な自分のマッチングが悪すぎて疲れているのだ。
人間関係というか、自己関係に疲れている。
疲れていると、大好きな音楽はただの外部の音をシャットアウトするだけの音にしかならないし、食べる行為は味覚を最大限に使ったストレス発散にしかならない。
休みの連絡をするのが(自分がダメ人間と思われるのも思うのも)嫌で、逃避癖も出来てしまった。
単純に頑張りすぎとか、根詰めすぎとか、そう捉えられるのかもしれない(ここは完璧主義の良くも悪くもなところ)。
だけど、他人から見た、「頑張りすぎ」が現状わたしの普通。なのだ。普通をどうやって変えろと言うのか…とここ数年ずっと考えている。
よく7割でいい、5割でいいって言うけど、それは普通の人の7割5割であって、わたしのような特性持ちの人間はそれ以上頑張らないとダメなのでは?仕事が出来ない使えない存在と思われるのでは?こいつ出勤もしなければ仕事も出来ねえのか、って捉えられるのか?
という、かなり強い強迫観念の元、わたしの「頑張りすぎ」は起きている。
…まあ定期的に何日か休む人間なので、使えない存在にはなっていると思うが…。
話を戻す。端的に言ってしまえば、いろんな環境下に置いて、甘えてる、ということなのだろう。
いくら特性持ちとはいえ、それを寛容に見てくれている職場で、特に強い不安や不満も無いのに「行けない」ことになるのは。
主治医は、『仕事はあなたの気分で行く物じゃないです、仕事は「行く場所」と、機械的に捉えてください。行けば良いだけだと思えば行きやすくなりませんか?…僕は医者なので良くなる薬は出せても、良くなる魔法の言葉とかは言えません。ので、これが精一杯です。』と言った。
本当にその通りなのだ。
だけど、それが出来ないから、わたしはダメなのだ。ダメと、あまり自分で決めつけない方がいいのだろうけど、ダメなものはダメなので。
(多分完璧主義のわたしが、現状どっちつかずな自分を犯罪者か何かだと思わせてる)
ストレス発散や、別の面でかけるお金を切り替えて使えばもっと心の安寧を取り戻すことが出来るのかもしれない。まあ、それにしてはわたしはお金が無い。何故ならストレス発散で散財するからだ。いろんな解決方法見てても、結局大事なのは金なんだな、と切なくなることも多い。
ゆるふわな現実で奥歯噛み締めて過食して常に変な体調で居ることの正解はあるんだろうか。わたしはどこで間違えてるんだろうか。節目の歳が近いのに、まだ何も答え合わせが出来ていない、初夏。