続シャーロック・ホームズ対伊藤博文
今日読了した本。
50代後半で、イギリスのサセックス州に引退したホームズが描かれています。
50代後半のホームズが描かれていたので、作者は何歳くらいかな?と調べたら、あまり変わらない年齢でした。
私もこの本のホームズよりは年上になりましたが。
本来のホームズは独身主義で通していますが、妻子を持っているワトソンや伊藤博文に、負い目を感じているところも見られました。独身では、親になった実際の気持ちは分からないですからね。
それとも、妻帯者と交流していたら、そういう気持ちにさせられるのかも知れないですが。
50代後半と言えば、退職間近で思うところは人それぞれでしょうが。
隠居と思うか、まだまだ、学んでやるぞ!と思うかで、また、違ってくると思います。
本書にはあまり触れない読書記録ですが、面白かったです。
シャーロック・ホームズと伊藤博文を結びつける発想が面白いですが、伊藤博文の妾との間に朝子という娘さんがいたようですが、デジャヴを感じました。
私のホームズパスティーシュにも麻子というヒロインが出てくるからです。
作者の松岡圭祐さんは、プロだけあって、ホームズにかなり精通していますね。
私は30代に読んだきりで、小説に使ったところ以外は忘れている作品も多いです。
それにしても、ホームズとワトソンのモデルはーー
ホームズは、コナン・ドイルが医学生時代のベル博士のようですが。
ワトソンは、コナン・ドイルではないか?と思ってしまいます。