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自分の中に「在る」もの

職場のスタッフは30代から60代の人たちが集っている。
児童発達支援管理者の二人が30代で、あとは現役子育てママの40代、子育て終わった50代と60代。孫がいる人もいる。
自身の子どもに発達障害のある人もいるし、支援学校で働いた経験のある人もいる。
私は公文指導者だったけど、学研の指導者だった人もいて、教育関係に携わっている人が多い。
ホントはここに20代もいたら良いなと思う。

年齢的には今までの教育体制の中にいた人たちだから、考え方は古い部分もある。
けれど、現場を見てきたからこその強みもあるし、教科書通りのやり方にこだわる人はいなくて、やはり子どもを観察してどんな関わり方をすれば良いのか、どうやったらより良くなるのかを考える人たちばかりだ。
それぞれ観る視点も違うから面白い。
そんなスタッフたちの中であれやこれやと悩みながら話す時間が楽しい。

ある日の帰り、私ともう一人のスタッフは管理者の一人から「愛のあるド直球の人」と評された。
褒め言葉だ。
子どもだからといって甘いだけの顔はしない。
上部だけで誉めることは決してしない。
優しい人が好きな子はそういうスタッフを選ぶし、私を必要としてくれる子どもに寄り添うようにしている。
子どもの方がいろいろわかっている。
私の方が子どもだなと思うことも多々ある。
好き嫌いもある。
ただ、あなたの味方だよということは身体から発する。

戦うには愛がないとできないとも言われた。
そんな風に愛を持ってやろうなんて意識したことはないけど、それを愛というならばそうなんだろう。

最近気づいたことがある。
子育てしている時に出会ったママ友たちは聡明で明るくて常に学び続けている人が多かった。
知らないことを否定したりしないし、話せばちゃんと聞いてくれる。
そして今出会っている人たちもそんな人が多い。
それは自分自身の中にもちゃんと「在る」と気づいた。

気づいたら全て大丈夫だと思える。


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