サービスが生まれるところ
子どもたちの送迎の間にスタッフさんと話すのが楽しみのひとつ。
悩みを共有し、それを改善するにはどうすれば良いのかそれぞれの考えを話す。
先日、二人のお子さんのママでもある管理者と話した、こんなサービスがあったら良いなが面白かった。
定型と知的の両方を育てているからこそ気づくアイデアがなるほどだった。
一つは、障害児童のきょうだいを支援するサービス、一つは放課後デイサービスの送迎専門サービス。
きょうだい支援はまだまだ少ないらしく、障害児がいることで、その子に合わせて生きるきょうだいの心のケアがどうしても疎かになりがちで、他の子ができる経験もさせてあげられない状況だと言う。
障害者向けのサービスはあるし支援も多い。
けれどそのきょうだいの支援は少ないのだとか。
家族の比重もどうしても障害のある方に偏る。その皺寄せの影響は想像より大きいのかもしれない。
中には鬱になってしまう子もいるそうだ。
定型だけ、障害児だけ育ててたら気づかないところだ。
送迎サービスは、新しい子が入るたびに送迎ルートを変えたり、時間配分を考えなければならず、管理者たちの頭を悩ませている問題を解消するために欲しいと。
利用者が増えることはありがたいが、スタッフの配置なども考えると面倒も多くなる。
今は人手が足りないので、指導スタッフが兼任したり、法人のもう一つの事業所から手を借りている状況だ。
スタッフの負担を少しでも減らせるようにと考えてのアイデアだ。
それに、他の事業所と手を組めば、ガソリン代、維持費、人件費も減らせて、運転好きな人に運転手をしてもらえればベストだよね。
きょうだい支援にも興味が湧いた。
先日受けたガイドヘルパーの仕事も活かせそう。
きょうだいの子も本当はお母さんと一緒にお出かけしたいだろうな。
でも障害のある子がいるとそれも難しいのだそう。
お母さんを独り占めできる時間を作る工夫をしたり、他の人と一緒に経験を積んでいったり、いろいろ選択できる環境を作ってあげられると良いな。
サービスが生まれるところは、既存のサービスの穴にあるんだね。
話していて共通したことは、アイデアは出すけど、できれば自分じゃない人にやってもらいたいということだった笑笑
即行動に移せる人に話はしているらしいが、実現にはもう少し時間がかかるかもね。
でもきっとこれから増えていくサービスには違いない。