強度行動障害支援研修からの学び
法人のご好意で強度行動障害支援者養成研修のオンライン研修を2日間受講した。
今働いてる事業所のスタッフは年代も経験値もそれぞれで、一緒に仕事するのがとても楽しい。
子どもにとって何が必要か、どんなことに困っていてどう関われば良いのかを常に考えている。
送迎の車の中では良く意見を交わす。
なるほどなって思うこともたくさんあって、日々助けられてる。
リモートの良さはリアルでは会えない地域の人たちと話せるところ。
講義と実習があり、グループでのワークが楽しかった。
今回の研修の学びは、「その行動を起こすにいたる背景を知ること」だ。
その人の特性を理解する。
そのために情報収集をすること。
これって障害を持ってる人に対してだけじゃないよなと思いながら聞いていた。
強度行動障害とは、本人や周囲の人の暮らしに影響を及ぼす行動が高い頻度で起こるため、特別に配慮された支援が必要になっている状態のこと。
もともとの障害ではなく、その人の状態のことを意味する。とある。
自分の思いや考えを伝えられないことで、自分を傷つけたり、他人に危害を与える行動を頻繁に起こしている状態。適切な行動を教えられていないまま、周囲が誤った対応を繰り返すことで、行動が激しくなっていく。
困った人ではなく困っている人。
そうならないためには、行動を起こすにいたった理由を探り、観察をし続ける。
どんな時にその行動を起こすのかデータを取って、その人に合った支援の方法を考える。
多くのスタッフが関わる場合は同じ方針に沿った統一した支援が必要だ。
チームで支援するならばできるだけ意識を合わせていく。
支援される人たちが穏やかな生活を送れる環境を作ることが大切なんだなと感じた。
学びはチームで共有しながら実践していく。
常に試行錯誤の現場。
うまくいくことなんてほとんどないけど、それでも子どもたちの変化が目に見えれば嬉しくなる。
課題は山積み。ひとつひとつ切り崩していくしかない。
今日も頑張る。