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考えないことの弊害

次女が2歳の頃インフルエンザに罹ったことがある。
当時はタミフルが効くと処方されたが、夜中に急に起きて、幻覚症状を起こしている時があった。
後に、タミフルの副作用で幻覚症状が出ると知って薬の恐ろしさを知った。

私自身が薬を飲むことを好まない。
元ダンナは幼い頃良く病気になって、抗生物質を飲みすぎて歯の色が変色したと言っていた。

熱冷ましは余程のことがない限り飲ませることはしなかった。
なぜなら、熱が下がった間はウイルスを殺す力も落ちているから、戦う時間が伸びるだけで、返って身体に負担がかかるからだ。
その仕組みに気づいたのは、次女が毎年インフルエンザに罹っていたことが大きい。
彼女は予防接種も接種後に熱を出したので、送られてくるものは途中から接種しなくなった。

インフルエンザの予防接種もしなかった。
おそらく毎年変わる型の違うインフルエンザに反応するようになったのは、2歳の時に罹ったことももしかしたら関係あるのかもしれない。
医学的なことはわからないが、中身のわからないものを身体にいれることには慎重ぐらいでちょうど良い。

次女がインフルエンザになっても家族に移ることはほぼなかった。
あまりに罹るので、いつからか本人がマスクをするようになった。
高校卒業するまでしていたように記憶している。
彼女なりの防御だが顔の表情が隠れてしまうのはあまり良い印象ではなかった。

身体の成長と、抗体によるものなのか大学生になってからはマスクもしなくなったし、ほとんど罹らなくなった。
あらゆる型に罹ってるけど、新型が出たらまたなる可能性はある。
出てすぐにかかれば抗体もしっかりつくのではないだろうか。

この2年で子どもたちはウイルスに罹ることなく過ごしてきた。
その弊害はとても大きいと思う。
事業所でも毎週のように熱を出す子が出ている。
その度にPCR検査だの、濃厚接触だのもうそろそろそんな話は辞めて、本質的なところに向き合った方が良いんじゃないかな。
けれど、大人の意識を変えるのはかなりの難関で、何度も伝えてはいるが伝わらない。

外からの誹謗を避けるために、うちは対策してますアピールに必死だ。
指摘されたらいつでも逃れられるように。
それが悪いとは思わないけど、ほかにやりようはないのかなといつも思う。
うちはこういうやり方でやりますじゃダメなのかな。

子どもたちにマスク付けてって言うのもイヤ。
マスクで呼吸が浅くなって大人もみんなバカになってるんだろうな。


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