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ボランティアの是非

やるのも難しい、お願いするのも難しい、ボランティア。
早晩、このボランティアという形態はなくなっていくのではないかと思っていますが。違いますか?

まず、やるほう。
お金ないんで、NPOなんで、とかいう理由でボランティアをお願いされたことはあります。意義があればそれで良いのですが、ない場合も多い。
あるNPOでワークショップをやった際、私の報酬は0円だったのに、参加者からはちゃっかり参加費用を徴収していました(笑)。
きちんと売上があって、そこで働く人が報酬を得ているのであれば、臨時とはいえ、そこで労働やらリソース・コンテンツを提供しているのに、無報酬はやはりおかしい。
いえいえ、私はお役に立てればお金なんていりませんという奇特な方は別ですが、今どきいるんでしょうか? この世知辛い世の中に。

とにかく、何かしらの労働・使役を求められたら対価は発生するのが筋で、対価が払えないビジネスはモデルが間違っていると思います。

で、その逆。
私も10年ほど会社を経営していたので、何人も人を雇ったし、講師やファシリテータとして短時間でも仕事をお願いした人はたくさんいる。
一人として、報酬を支払わなかったことはない。
(タイアップ、PR案件は別)
時には、いました。ボランティアでも良いのでお手伝いさせてください、という人。でも、すべてお断りしました。
それは、こちらが期待するクオリティを担保できないからです。
ボランティアに募集してきた人を、どうやってお断りするんですかね?
無償でいいと言ってるのに断るとはなんだ?
と憤慨されませんかね?
今日、伺う予定でしたが本業が忙しくなってキャンセルします、というボランティアの人に文句を言えますかね?
ということも考えたので、私はボランティアで誰かに仕事を依頼することは一切しなかったです。

どこからも報酬の出どころがない、という場合はボランティアは成立するとは思います。ゴミ拾いとか、人探しとか、瓦礫の片づけとかね。
そうではない、企業でもNPOでもその他団体でも、人に無償労働を強いるなんて恥ずかしいことなんじゃないかと、私は思います。
(特定のどなたかを想定して書いています。その方が読んでご気分を害されたら、ごめんね)←きちんとは謝らない(笑)

ボランティア。
この先、どうなっていくのでしょう?

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