日本人のケンカと中国人のケンカ
中国人の学生と話すことが多いので、いろんな話をします。食べ物、物価、言語、コミュニケーション、彼らはいろんな悩み(why japanese people?)を抱えています。彼らが謎に思うことの一つに、”街を歩いているとよく人にぶつかる”というのがありました。女の子でも。それも、わざと当たってくるというのが何件もあるそうです。
特に駅構内、新宿・池袋などターミナル駅、(個人的には三鷹駅が酷い)などで起こることです。わざとぶつかる輩もいます。しかし、そうそう多くはない。日本人は多少ぶつかったりしても許容できる民族性はある。
中国人が言うには、こんなにぶつかってたら中国では必ずケンカになると。ケンカを売る、売られたケンカは買う、という文化があるんですね。日本人にはそういう気概がない。仮に、ぶつかって、そっちが悪いとして「おい、痛いだろ、謝れ」などと声を荒げても無視される。そうですね、ほぼ無視です。ケンカはする気はないくせに、ぶつかってくるどうしようもない国民性。自転車で、あわや!というときも、そっちが路地から飛び出してきた、もしくは右側走ってきた、という場合でも謝らない人多い。
中国人も、ケンカと言っても殴り合ったりということではなく、口論になるらしい。そのほうが健全ですね。日本人は、ぶつかる、ぶつかっても、そっちが悪いのに謝らない、おい危ないだろ!みたいなこと言っても無視、そういう国民です。情けない。
どうすればいいのでしょうね?
道徳教育みたいなことでは手ぬるい。というか手遅れかも。言えることはすべての人に余裕がない。時間的余裕、スペース的な余裕、経済的な余裕、すべてに関して余裕がない。他人に対して、思いやる、配慮をする、ということを忘れてしまった。思いやりや配慮を街中で見ることは、まさに有難し。大きな要因は政治でしょうね。増税ばかりで国民の生活を顧みない政府。外国にはお金は使うが、国民にはケチな政府。暴動が起きないのが不思議です。まあ、暴動はあまりお勧めしませんが、選挙で国政への意思をきちんと表すことはしましょうよ。
あれ、最後は政治の話になってしまいました。