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蛍の光🎵の意味?

 外国人と日本語コミュニケーションをしていると思わぬ発見があります。日本人の店員・スタッフ(お店で)の対応というテーマでお話ししていたら、「日本人はすぐ謝る」「自分のせいでもないのに謝る」など、たしかに。日本人はすぐ「すみません」と言います。べつに謝っているわけでもないのに言います。誰かを呼ぶときも「すみません」を使いますからね。でも、最近は往来でぶつかっても謝らない人が多いです。中国人も、「対不起」はあまり使わないで、「不好意思」をよく使うそうです。そう簡単に謝罪はしない、ということね。日本人もだんだんそうなっているかもしれません。

 ブラジルの方でした。
 「日本のお店が終わるときに流れる、あの音楽はなんですか?」
 あ、そうか。日本人は、あれは「蛍の光」という別れの曲で、お店であの曲が流れたら閉店という共通認識がある。でも、ブラジル人はそんなこと知らない。閉店なら閉店って言ってほしいという意見でした。そこも日本的なコミュニケーションですね。”言わないけどわかってね”という高コンテクストの言語文化。ブラジルで閉店のときはどうなるか聞いたら、「終わりだ、帰れ」みたいな感じだそうです・笑。
 一方、中国でも必ず閉店に流れる音楽があるそうです。聞かせてもらいました。たしかに、家に帰りたくなる曲でした。
 
 日本人なら当たり前と思っているコミュニケーションが、外国人には謎という場合がたくさんあるのです。
 

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