集団浅慮の読書備忘録
集団浅慮を読んだのでその備忘録になります。
どんなに優秀な人でも集団になったときに明らかに間違った方向へ進むことがある。それを手段浅慮と呼ぶ。
選択された手段が集団の目標を達成するかどうかは「事実確認」と「客観的評価」が必要である。客観的基準の欠如が不完全な決定を導く多くの機会を生み出してします。
また集団凝集性が高いと誤った判断を修正できない。
集団凝集性が高いとはメンバー全員の団結心、相互の好意、日常業務への肯定的な感情を表明するということである。
集団浅慮には主要な8つの症状があり3つのタイプに分類できる
タイプ①:集団の過大評価
症状1:メンバーに共有された不敗という幻想
症状2:グループの正当性に関する疑念の余地がない信念
タイプ②:閉鎖性
症状3:自分たちの想定を再考慮を促す警告や情報を無視するための合理的な営み
症状4:敵リーダーは誠意ある交渉する意味がない、もしくは弱く愚かで対抗できないと考える見方
タイプ③:全員一致への圧力
症状5:合意から逸脱することに対する自己検閲
症状6:多数決への幻想
症状7:反対意見を言うメンバーへの圧力
症状8:都合の悪い情報から集団を守るメンバーが現れる
下記7つのことをすると集団浅慮に陥っていく
1:別の選択肢を不完全にしか調べない
2:目標を不完全にしか調べない
3:好みの選択のリスク検証を怠る
4:否定された選択肢を再吟味しない
5:お粗末な情報探求
6:手元にある情報だけで進めるという選択の偏向
7:条項即応計画を考え出すことを怠る
対策も書かれているが理解しきれていないので今回は省略する。
最後まで読んでくれてありがとうございます。