いぶし銀!万野乃茶園
どうも田んぼの水路の草を抜いていた手の真横にマムシがいてさらに目があってびびって4mぐらい飛んだ高木です。
叶迫、峠、と茶山を紹介しておいて天下の在来がある万野乃〔まんのの〕を紹介しない訳にはいきません。
〔おい、お茶猛者〕
しかしこうもネーミングセンスに長けたお茶はなかなかないんじゃないでしょうか?〔ただの部落名で自分でつけたわけではない〕
「まんのの」て。
まんのの、まんのの、まんのの。
3回ぐらい言ってみてください。絶妙にふっくらした感じと、下ネタっぽい背徳感でもうすでにまんののの虜です。
まんのの。
さてこの万野乃茶山では"在来種"という茶の木を栽培しているのですが、在来とはまだ品種が安定する前の一株ごとに特徴が違った木が集まったお茶です。〔オールスター〕
野生では無いのですが、野生に近いお茶と言う感覚です。自然のブレンドのようなもので非常に豊かな香りと味わいを持っています。
実生〔種からの栽培〕であることから直根といい根っこがより地中深くの養分を吸い上げます。
そのため非常に豊かで深みのある味わいになります。
私はこの"在来"に非常にひいきしてしまう癖があります。
何故かというと、みんなから嫌われているからです。
株の特性がそれぞれ違っていて、芽は揃わない、渋みは強い、製茶もしずらい、、と資本主義で繁栄した時代からは淘汰されて当たり前です。
しかしうまく生かせばこれほどにポテンシャルのある茶葉は存在しません。
ここらへんでは私の知っている限り在来でいまだに管理されているところは2つしか知りません。そのうちの一件がこの万野乃です。
ここを管理されていた方も「渋みがつよい、製茶がしづらい」といって辞めようとしていたところを奇跡のタイミングで受け継がせて頂きました。
渋すぎて他の茶葉に混ぜると言うもったいない事をしていた前任の方でしたが、高木が管理するようになった在来のお茶を飲んでもらったところ
「あら、渋くないな」
と困った顔をしていました〔返しませんよ?〕
そんな在来は
⚪︎煎茶 万野乃
の一本勝負です。
是非万野乃をご体感下さい。
八女鰐八2024年お茶販売は2024.08.28〔八女鰐八の日)スタートです。
宜しくお願い致します。
ありがとうございました。高木