2018年11月／NOWHAWの"mil day long" pajama（2018AW）

2018年11月と書きつつも、決めたのは半年前のことなのでしっくり来ない。が、代引で支払ったのが11月の終わりなので、散財したタイミングとしてはやはり正しい。

大抵、デリバリーの頃には忘れてしまっているのだが、今回もday longを選んでいた。

アパレル雑貨のメーカーに所属していた時代、私は「パジャマみたいな服を着ている人」として認定をされていた。朝、エレベーターに乗り合わせた取締役なんかによく言われたものだ。しかしながら、それは間違いであることも多かった。何故なら、パジャマみたいなそれではなく、文字通りパジャマを着て会社に行っている日が少なくなかったからである。

その筆頭として挙げられるのが、この愛すべきブランド・NOWHAWのアイテム。

そういえば、このデリバリーで何着めのパジャマだろうかと指折り数えてみたら、上記の大好きなパックTシャツ（この話はまた別の機会にたっぷりしたい）を除いては6着めだった。うち5着はショートパンツ仕様、そしてこのday longと呼ばれるガウンとショートパンツのセットアップだけで4着。好きすぎる。

（サイトより拝借。今回届いたパジャマの全貌）

今回も秋冬物なのにショートパンツ、というか秋冬物のガウンが素敵だから選んでしまうのだ。ショートパンツが好きなのもあるけれど、このガウンの使い勝手がよくて。外に着て行けるパジャマとして、最高のそれなのである（と言いつつ、今回のような秋冬アイテムの場合、セットアップで使用できるのは春先と秋口に限られてしまうが）。

私とNOWHAWの出会いは、5年ほど前のことだったと記憶している。初めて目にしたのは、当時よく通っていた今はなきメンズのセレクトショップ「Revelations/」にて（あの店、とても好きだった。買いものせず、ゲームとおしゃべりだけして帰ったことすらあったな。そのゲームを置いていったのも、NOWHAWの十河夫妻と聞いた気がする）。

店員のお兄さん（とは言っても当然年下だった）が、「このブランド、面白いんですよ。夜の生活を見据えてデザインされていて、蓄光のタグになっていて暗闇でも見つけやすかったり、こんなところにコンドームを隠しておける隠しポケットがあったり」と話してくれて、「なにそれ、最高じゃないか！」とはしゃぎすぎて、若干引かれたところからファン歴がスタートしている。

（サイトより拝借。私も愛用している、定番のday long）

そのとき購入したのも、定番のデニム地のday longだ。岡山県の老舗デニム工場で織り上げられた生地。とはいっても柔らかく、腕の短い私が袖をまくり上げるのもスムーズで。文庫本を入れてトイレに寝室に、なんて想定されたポケットの大きさもいい。

（このときもセットアップで着ている。帰ったらそのまま眠れる。賢い！）

さて、当時よく出入りしていた別のメンズのセレクトショップの店員さんから誘われたイベントへ行ってみると、ベロベロに酔った愉快なお兄さんがいた。紆余曲折あって名刺交換をしたところ、なんとNOWHAWのデザイナーの十河さんと発覚。

嬉しくてファンだと伝えると、「頭おかしいんじゃない！？」なんて言われたのを今もよく覚えている。「いやいや、NOWHAWは可愛いから絶対に人気出ますよ」と返して以来の縁。展示会ごとに声をかけていただき、現在に至っている。

スタイリスト私物 と NOWHAW のパジャマ。#3 - 1LDK apartments.

最近では上記のスタイリスト私物とのコラボが記憶に新しいし、その他にもPARKING GINZAやBOOK AND BED TOKYO、「らんま1/2」などともコラボしたりして、あっというまに人気ブランドだ。ファンとしては嬉しいことである。

（サイトより拝借。写真は十河ご夫妻）

ご夫妻のキャラクターがプロダクトにあらわれている感じも素敵だ。ご夫妻だけではないか、おふたりのお子さんたちの存在も商品に活きているのだろうなと思う。展示会へ行くたび、お子さんたちの成長を確認するのも楽しみになっていたりして。

（サイトより拝借。写真は娘さん。可愛い）

そうそう、先日も2019SSの展示会にすべり込んだ。本当にすべり込みだ、最終日のラスト15分だったもの！（本当にごめんなさい）

今回は、意を決してday longでなく、ジャケットとフルレングスパンツタイプのものを選んでみた。カラーも、これまでならきっと選ばなかったベージュ系を。それを見て、「お、ついに大人の階段を登るのか！」とデザイナーご本人に言われたわけだけれども、もう結構前からいい大人だ。

とはいえ、来年は年女。そろそろひざは隠していこうかなと思ったとか、思わなかったとか。

さて本記事の画像は、NOWHAWよりお借りしつつお送りしているが、NOWHAWのオンラインショップ、あいかわらずCOMING SOONのままで永遠にやってきそうにない。どうせなら、直販リンクを付けて布教したいというのに。まあ、そういうところがNOWHAWらしい気もするのだが。