【小品】ゆっくり界隈で商標権騒動が勃発し、おれは令和でも存在感を示し続けるゆっくりのパワーを感じる
最近、過度なビジネス化がことの発端とみられる大量収益化停止措置が話題となっていた「ゆっくり」界隈。
今度は「ゆっくり茶番劇」なる商標が登録されたことが、物議を醸している。
ちなみに一般には、ゆっくり茶番みたいなものは、ちゃんと定義するのは難しいところはあるものの、いわゆるゆっくりフォーマットの動画作品において、登場キャラクターに掛け合いの芝居をさせるタイプの動画ジャンルを指すと考えておけばいいだろう。
今回は、おおざっぱに言うと、「ゆっくり」の権利を主張することに関して、特段世間から正統性を認められるような立場にない人が、「ゆっくり茶番劇」という商標を取得し、今後商標を使用する場合には、10万円の使用料を頂きます、みたいなことを主張しているという話のようだ。
商標というのは、多少早い者勝ちみたいなところがある。結局、権利として成立しても世間の人が認めなければ意味がない、という話であれば、商標権ってなんなんだろうって話にもなるわけだ。
とはいえ、なんでもいいのかという話はある。
この手の権利の起こりに詳しいわけではないが、要するに誰かが作ったものを財産のようにして保護する、ということであろうから、それってあなたの手柄でしたっけ?という話は当然について回ることになる。今回は、見事にネットコミュニティの反感を買った、という格好だ。
ちなみに、本件については、西村博之氏が早速アカウント名に「ゆっくり茶番劇」を表示するなど、この問題には興味を示しているようだ。ネット古参勢も「祭り」を期待している様子だし、しばらくは楽しめそう雰囲気である。
まあ、考え方は人それぞれだろうが、なんか流行ってる名称を押さえちゃって儲けようみたいな話がそんなに上手く行かないであろうことは、想像に難くないはずである。となると、こうして騒動になること自体が、狙いだったりもするのだろうか。
にしても「ゆっくり」が令和の時代にこうも色々と物議を醸すとは不思議なこともあるものである。少なくとも、今回の件については、天然めいた本気だったとしても、確信犯的炎上マーケティングだったとしても、当の「ゆっくり」に人気や知名度的がないと結局は大きく広がる話にはならないわけで、いずれにせよそういうポテンシャルを計算に入れてのことではあるのだろう。
なんかこう、ネットコミュニティが育て、引き継いできた「ゆっくり」の力みたいなものを再認識する出来事が続くなと。
ちなみに、先日「Softalk」が原因で収益化停止に至ったのでは?という話になっていた「俺の世界史ch」は、つい先日収益化が復活したようである。なんか、これも結局はよくわかんない話だったなあ。