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実はガンが形成されているために、その結果としてコレステロール値が低くなる

太陽を避けてばかりいると、ビタミンD欠乏症のほかにも問題が出てくる。そのひとつが、血中コレステロール値が高くなりすぎる高コレステロール血症(中略)コレステロールはステロイドホルモンの前駆物質であり、分子構造がビタミンDやコルチゾン、性ホルモンに似ている。このコレステロール値が高すぎると動脈硬化になり、高血圧、血栓症を招きやすい。しかし、太陽光線に含まれる紫外線はコレステロールを分解してくれる。ビタミンDの前駆物質である7- デヒドコレステロールとコレステロールは、どちらもスクアレンという物質に由来しているのだが、皮膚のなかのスクアレンは太陽光線を浴びるとビタミンDになり、そうでないとコレステロールになる

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珪素は水銀やヒ素、鉛などの重金属を吸着して排出し、血管内のLDLコレステロールや脂肪も吸着して排泄する働きをもっている───クリニック細井皮膚科 細井睦敬院長(著書名失念)

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ビタミンDはビタミンというよりは、紫外線B波(UVB)が皮膚に当たることで、合成されるホルモンのような物質(中略)食事からビタミンDを摂取することは不可能(中略)ビタミンDは通常、脂肪や肝臓に備蓄され、血液中に放出(中略)ビタミンDは、日光に含まれる紫外線、特に紫外線B波(UVB:280〜320ナノメートルの波長域の目に見えない光)に暴露する(当たる)ことで、皮膚で合成(中略)免疫全体をコントロールする「免疫調整ホルモン」としての機能

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食べ物からは、一日に必要なビタミンD量のせいぜい5%程度しか補えません

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女性では、低いビタミンD濃度が子宮筋腫(良性だが痛みを伴うことの多い子宮の筋腫)の発症リスク(中略)ビタミンD3はカルシウムとの相互作用で骨を強くし、歯の健康を保つことがわかっている。またビタミD3に、重篤な症状や疾患を予防(中略)ビタミンDに結腸がんのリスクを大幅に低減する効果(中略)ビタミンDはがんと診断されるリスクを下げるだけでなく、がん患者の生存率も高める(中略)ビタミンD3が化学療法と放射線治療法の効果を高める(中略)ビタミンDにがんを抑制する効果

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ビタミンDには乳がん、大腸がん、すい臓がん、前立腺がんなど、さまざまながんに対する予防効果

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ビタミンDの血中濃度を目標値で安定させるためには、肝臓や脂肪組織に十分なビタミンDを貯蔵する必要があります。それにはおよそ3ヶ月かかります(中略)腎臓はビタミンDを活性化(中略)ビタミンDによって死亡率の高い大腸がんや肺がんなどのリスクを減(中略)ベジタリアンの食生活では、ビタミンDは欠乏しやすい(中略)「がん」などにビタミンDが関与(中略)免疫システムの乱れにより、炎症などが継続して起こります。自己免疫疾患の詳しい原因は不明ですが、そのバックグラウンドにも、免疫システムを正常化するビタミンDの不足がある

乳ガンを切りとってもらう、あるいは悪性の前立腺を完全に除去してもらう、またはガンになっている大腸を切除してもらうなどは、痛みを伴い、外観を損ない、費用もかかる。しかもたいていは、根本問題を解決することにはならないのだ(中略)ほとんどの場合、「最善の結果」というのは、治療を受けている患者の病気の進行を遅らせることであって、「進行を完全に止める」というものではない。「進行を遅らせる」では不十分だ。私たちはもっと高いところを目指すべきである(中略)進行を完全に止め、そしてさらに、疾患をなくすことさえも目指すべきなのである(中略)実はガンが形成されているために、その結果としてコレステロール値が低くなると、最近の研究が明らかにしています。ガン細胞はコレステロールを燃料に成長していくからです。

(※卵のコレステロールは)コエンザイムQ10の材料でもあるために、コレステロールが低すぎると疲れやすくなります。最後に、コレステロールはさまざまなホルモンの原料となっています(※性ホルモンも)(中略)老化は体内に一定量の性ホルモンがないことで進みます。つまり、コレステロール不足は老化にも直結(中略)コレステロールの多くは肝臓で合成されています。コレステロールのうち、食べ物由来のものは全体の約20%に過ぎず、あと80%は肝臓で合成 ※引用者加筆.

コエンザイムQ10はミトコンドリアの健康に欠かせない

ミトコンドリアでのエネルギー産生でビタミンB群と並んで大切なのが、αリポ酸とコエンザイムQ10

コエンザイムQ10、略してcoQ10は、抗酸化剤として働く栄養素で、細胞のミトコンドリアがエネルギーを生成し、脳や体を養うために欠かせない(※還元型サプリがお勧め)(中略)coQ10は、脳細胞のミトコンドリア機能を整え、脳がエネルギーを十分に得て、よく働くようにしている。動物研究では、coQ10が学習、記憶、認知機能全般を向上 ※引用者加筆.

ミトコンドリアが非効率になると、過剰なフリーラジカルがつくられて抗酸化物質の生成が減少(中略)余計なフリーラジカルや酸化ストレスを抱えていると、ミトコンドリアはコエンザイムQ10を使い果たしてしまい、不足することに

最高最強の抗ガン剤であるミトコンドリアは、筋肉の細胞に多く含まれています(中略)ガン細胞が死滅していくにも大量のATPが使われている(中略)したがって、ミトコンドリアとATPこそ最高最強の抗ガン剤ということ(中略)コエンザイムQ10の原料も、水素の代謝に深く関係しています。コエンザイムQ10は、細胞のなかに水とカリウムをためるのに欠かせないもので、どのぐらい水とカリウムをためられるかが細胞の若さに直結(中略)ATPを作る際に大切な、ミトコンドリア内での電気の流れをよくするコエンザイムQ10

ミトコンドリアがエネルギーを生み出すには、特定の栄養素が必要だ。それらには、ビタミンB群、コエンザイムQ10、カルニチン、亜鉛、マグネシウム、セレン、オメガ3脂肪酸、リポ酸、N-アセチルシステイン、ビタミンE、ビタミンK、硫黄などが含まれる(中略)コエンザイムQ10の誘導体であるPQQ、1日100〜200ミリグラム。ミトコンドリアの機能を助ける

コエンザイムQ10が酸素と結びつくというのは、この物質自身が酸化物質になりうるということでしょう。つまり、コエンザイムQ10も「ほどほどの量」で使用しなければならない───藤田紘一郎教授(著書名失念)

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皮膚でビタミンDを作るにはコレステロールが必要(中略)コレステロールをできるだけ低くしている人が太陽光を浴びたとしても、ビタミンDが十分に合成されるかは疑問

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誰の皮膚の中にもコレステロールが含まれていて、これは4つの環(六員環が3個と五員環が1個)がくっついた構造をしている。コレステロールはUVBの高エネルギーと反応して、ビタミンD3(分子名コレカルシフェロール)をつくる(中略)皮膚にとっては、コレステロールをUVBに破壊させて、それをビタミンDに変える時間が必要なのだ

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ビタミンDの原料になるコレステロールは、皮膚のところで紫外線に当たってこれコレカルシフェロールになります。これは、肝臓へ行ってヒドロキシコレカルシフェロールになり、さらに腎臓へ行ってジヒドロキシカルシフェロール、つまりビタミンDになる(中略)日光浴したあとの垢を分析してみると、ビタミンDがよけいに含まれています。

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気象学者は、局地的に上昇する風をアナバティック、沈む風をカタバティックと表現するが、これはギリシア語の「上昇」(ana)と「下降」(kata)に由来する(中略)ほとんどの風はその到達地ではなく、発生地にちなんで名づけられることを覚えておこう。谷風は谷から吹き上がり、山風は山から吹き下ろす(中略)(※日の出直後)山では、谷風と山風が同時に吹くことがある(中略)湿度が高いとき、夜が急に冷え込むことはほぼあり得ない。水蒸気の持つ潜熱が、冷却にブレーキをかけるからだ(中略)急勾配の地面に当たった風は、渦流や波の一部として上方に押し上げられる。鳥類はこの無料エネルギーを利用するのが得意(中略)鳥たちは下の地形によって吹き上がる風を示してくれる(中略)多くの鳥は、強い向かい風があるとき、風速が遅い地面に近い所を飛ぶ ※引用者加筆.

どんな食事をとることが望ましいのか。結論からいえば、鳥のむね肉に多く含まれるイミダペプチドという成分が、身体的な疲労感を軽減する効果がある(中略)疲労回復に効果があるとされてきた23種類の食品に含まれる成分を評価。具体的にはビタミンC、クエン酸、コエンザイムQ10、アップルフェノン、カフェインなどですが、そのうち最も効果的だというエビデンスが得られたのがイミダペプチド(中略)渡り鳥と同じように長い時間海の中を回遊しているカツオやマグロにも、同様の成分が豊富に含まれている(中略)この成分には疲労を引き起こす原因となる活性酸素による酸化ストレスを軽減する抗酸化作用がある(中略)イミダペプチドは体内で吸収された後、脳内で再合成されることで長時間、活性酸素に対抗しつづけるという際立った特徴(中略)50グラム程度を最低2週間、毎日とり続ければ抗疲労効果が現れる(中略)イミダペプチドは長時間直火で炙るのはNGなのですが、加熱にも強く、普通に焼いたり蒸したり、自由に調理しても差し支えありません。

情報分析官

鶏鍋やしゃぶしゃぶに「硬水」を使うと肉がやわらかく、スープにうま味が凝縮(中略)「硬水」を使うと、臭みが消えて肉のうま味をじっくりと引き出せます

情報分析官

自律神経を酸化から守ってくれる───そんな願ったりかなったりの物質が、果たしてあるのだろうか。「イミダペプチドという抗酸化物質です。渡り鳥が11000kmもの距離を飛び続けられるのも、このイミダペプチドのおかげ(中略)「1日200ミリグラムのイミダペプチドを2週間とり続けると、抗疲労効果が現れることが明らかになっています。鳥は胸のあたりにイミダペプチドの『工場』をもっており、鶏胸肉100グラムで、200ミリグラムのイミダペプチドを補給できます」(中略)自律神経の疲れは、「活性酸素」によって起こる(中略)だからこそ、まずは活性酸素を除去することが、疲れにくい体作りの土台となるのです。

がん患者が不快な放射性物質を除去したいという強い欲求を持っていることは理解しているが、コレステロールも減少してしまうと、がんがコレステロールを摂取していることもあり、免疫細胞とミトコンドリアのチームが癌を退治することが難しくなる可能性がある(想像にもない可能性もあるが)。従って、別の記事で説明しているマイルドな抗酸化ストレス療法各種でがんを退治をしながら、免疫細胞とミトコンドリアのサポート力の到来を待つという流れになると思う(甲田光雄医師の甲田カーブ的な曲線を描いて忘れた頃に応援部隊が到着する流れ)。がんが消滅した後、具体的には寛解した後のタイミングで中長期的な断食によるがん細胞周辺のオートファジー清掃が完了し、晴れてがんサバイバーとなる。体力的にも本格的なデトックスは、がん細胞周辺のオートファジー清掃期間に行うことになる。この治病のイメージで重要なのは、比較的軽い酸化ストレス治療によって奪われるコレステロールが減少すると、治癒効果が飛躍的に高まるということである(手順通りにできていたとすれば)。がん細胞は余分な物質を放出したり奪ったりするため、予防の数倍の時間を取られることを念頭に、効率を考えて処置を進める。したがって、家族や友人の力を借りたり、人を雇ったりする以外に、がんの増殖スピードに抗う方法はなさそうだ。