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「世間一般の見方と異なり、海賊の生活は規律正しく、真面目」だった
問題行動を起こすには、それに至ったプロセスがあり、原点があります。
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社会性→他人のことを自分のことと同じように考えられる人───苫米地英人博士(著書名失念)
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「反抗的行為障害」という、忘れてはいけない作りごともある。この診断はときどき、確たる立場の年上の人物、たとえば精神科医の権威に対して平気で疑義をさしはさむ、頭の切れる生意気な若者に対して下される(信じられないかもしれないが、これは精神科医が実際に、患者の保険会社に医療費の請求ができる診断名である)。このシンドロームをでっちあげた人間はだれにせよ、頭がいい。患者が診断に対して異議や抗議の態度をとれば、そのこと自体を診断の妥当性を支持する所見として解釈できるからだ。つまりは、反論不能性が定義そのものに組み込まれている
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ジョンは1988年、陸軍士官学校から放校処分を受けました。理由は、公認のいじめに関するものです(中略)上級生であるジョンの成績は、1100人いる同級生の中でもトップクラスです。そんなジョンが放校処分になったのは、いじめに参加したものの、その厳しいやり方に耐えられなかったから、ではありません(中略)ジョンの罪は、ジョン自身が 〝非人間的で馬鹿げた〟 行為だと思っていたことを、新入生たちに体験させなかった、というものだったのです。繰り返しますが、他者との差別化を図り、揺るぎない連帯感をつくりあげることを意識している集団にとって、苦痛を強要する儀式は、何物にも代えがたい強みをもたらすものであり、それを容易に手放しはしないでしょう。
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「文化を変えようとすれば、みずからその身を投げ出し、正々堂々と関わらなければならない。自分の代わりに誰か別の人に飲み食いしてもらうことができないように、他の人に文化の変革を委任することはできない」
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スティーブ・ジョブズがかつて、こんな疑問を口にしていた。「どうして海軍になんかに入るんだろう? 海賊になれるのに」。
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ジョニーデップ扮するジャック・スパロウ船長に、みんながついていきます。どうしてついていくのか、説明はまったくありません。何をやるかも、それをやる意味もわかりません───中谷彰宏氏(著書名失念)
海賊たちの悪名高い旗である「陽気な(ジョリー)ロジャー」、髑髏に骨のぶっちがいの旗(中略)「海賊の掟」は、それが海賊一般の規則集として存在している部分については、海賊同士のつきあいと情報共有から生じたもので、どこかに海賊の王様がいて、現在と将来のあらゆる海の盗賊たちに共通の規定を押しつけたからではない(中略)手足を失ったり怪我をしたりした負傷者への支払いとして合意された金額(中略)補償は以下の通り。右腕を失ったらスペインドル銀貨六〇〇枚か奴隷六人、左腕なら五〇〇枚か奴隷五人。右脚を失った場合にもスペインドル銀貨五〇〇枚か奴隷五人の補償。左脚は四〇〇枚か奴隷四人。片目は一〇〇枚か奴隷一人。指をなくした場合も同額。腕が動かなくなった場合には、それが切断されたのと同じ額を得るし、著しい内傷で体内にパイプを挿入する必要があった場合はスペインドル銀貨五〇〇枚か奴隷五人を報いとして受け取る。これらの金額をまず資本から差し引いた後、残りの賞金は船上の頭数に応じて山分けされる。船長は船のために使う費用として四〜五人分かそれ以上を差し引き、そして自分の取り分として二人分もらう。残りの船員は均等に支払いを受け、少年たちは成年の半分を受け取る(中略)それぞれの船は独自の憲法を作ったが、海賊の規定は船ごとにかなり似通っていた(中略)少なくともある海賊船においては、障害保険の支払いは永遠に続くことになっていた(中略)主甲板長と砲手は一人半分、他の士官は一人と四分の一(※船大工も)(中略)つまり海賊一味の中で、分け前最大の者ですら、最小の者の二倍しかもらっていない(中略)盗みの訴えなど海賊同士の紛争を解決し、必要なら規定の処罰を実施するため、海賊たちは民主的に選出されたクォーターマスターに頼った(中略)海賊の司法制度は、いい加減だったり有名無実だったりするものではまったくなく、実に徹底して容赦ないものだった(中略)海賊流の分権制の下では、船員たちは船長とクォーターマスターの両方を民主的に選出(中略)(※海賊船の)船長は人気投票で解任し、別の人を代わりに選べたので、海賊船長が船員たちを食い物にする力は、商船の船長に比べれば大幅に制約された(中略)陽気なロジャーは歴史上で最も有名な死と破壊のシンボルではあるけれど、それは話の半分でしかない。残りの半分は、この恐ろしい海賊の旗印が人命を救った ※引用者加筆.
警察の任務が保護ではなく財産の略奪になれば、警察にならねばならないのは無法者なのです。
海賊はなぜ長きにわたって成功したのだろうか。それは手下を丁重に扱ったからだ(中略)資料によると、海賊は人材の補充にまったく苦労しなかったようだ(中略)「世間一般の見方と異なり、海賊の生活は規律正しく、真面目」だった(中略)船長が受け取る金額がほかの船員より著しく多いということもなく、ピーター・リーソンが述べているように、「最高賃金と最低賃金の差は、せいぜい一人分の賃金ほどだった」。また船長に途方もない役得があるわけでもなく、寝床の大きさも、食事の量も、ほかの船員と変わらなかった(中略)平均的な海賊船で、船員の二五%が黒人だったと推定されている。さらに、人種に関係なくすべての船員が船のさまざまな問題に関して投票権を持ち、賃金も均等に分配されていた。まだ一八世紀の初頭で、アメリカが奴隷制を廃止するじつに一五〇年も前のことである。
娘がロンドンのホテルのレストランで小さなお婆さんに「お父さんはなんの仕事をしてるの」って聞かれたんだ。彼女は、「彼は海賊なの」って答えたんだ。僕はその答えを大変誇りに思ったもんだよ───ジョニー・デップ(失念)
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うつの女性はうつではない女性に比べてオキシトシンのレベルが低いという。すでに学んだ通り、慢性的なストレスはうつにつながる(中略)共感できる登場人物の物語を聴けばオキシトシンが放出されるし、ストレスを感じるような物語ならコルチゾールが放出される(中略)プライベートで誤解や摩擦、言い争いが起きるのはオキシトシンが少ない時だ(中略)自分の思い込みを見直す。オキシトシンのツールをできる限り導入してストレスを減らすといい
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体の不調があるにもかかわらず検査では何も見つからないときに、医者は「ストレスが原因でしょう」と言ってごまかすなどと皮肉られますが、性格を直したほうがいいとはいえないので、ストレスのせいにしている面もあります───順天堂大学医学部 小林宏幸教授(著書名失念)
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人間が犬と親しくすることで、両者の脳の報酬系に大きな電気的活性が起こり、まずは大量のオキシトシンが、続いてエンドルフィンとセロトニンが分泌される
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反社会的な人物を四半世紀以上も研究しているロバート・へアは、最近、犯罪的な反社会的人物だけでなく、彼が「協力的な反社会的人物」と呼ぶものにまで研究対象を広げている。これはレーンのいう「成功する反社会的人物」と似た概念である。
上でご紹介のアイン・ランド女史の海賊の思想解説『肩をすくめるアトラス』。前回のトランプ政権を支えたのはアイン・ランド女史の信奉者だったと言われているが、今回はどうなるのだろうか。お金を持っている人にとってインフレ(税)は資産を倍増させるチャンスであり、インフレ目的でワクチン騒動を許可したのはトランプ大統領だと思う。ワクチン騒動に同調した人(本来必要のない人の摂取)も同様だと思います。
関連リンク↓
https://note.com/wandering_1234/n/n7eec44eb3355
https://note.com/wandering_1234/n/n9713081ea540
https://note.com/wandering_1234/n/n70cd6253ab9b