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不幸な生い立ちや恵まれなかった家族のなかで「おらが春」を追求

心理学の世界には「研究者は最終的に自分の現実を研究することになる」という冗談がある。我々はそれを「ミーサーチ」と呼ぶ。

情報分析官

自分は生きるのだと確信したとき、サバイバーにとって決定的な瞬間が訪れる。その瞬間は、自然の美しさに感動したあとにしばしばやってくる。

情報分析官

無神論者の人でさえ、特に恋している時や自然と触れ合っている時には、神聖さに通じている。

自然が働きかけている脳の場所が特定されている。それは海馬傍回〔海馬周辺の灰白質〕で、オピオイド受容体(脳に強く影響するモルヒネ様の化学物質オピオイドに結合する受容体)が豊富な部分だ。「これはすばらしい発見であり、自然には、脳にモルヒネを一滴たらすような効果があることを示している」と、セルフとローガンは書いている。

腹筋が痛くなるくらい大笑いしてもいい。笑いが収まった頃にはちょっとハイになたような気分を味わえる。実は腹筋もエンドルフィンの放出に関わっている(中略)なお、脳の中にオピオイド受容体[麻薬性鎮痛剤などのアルカロイド系物質が作用する細胞膜表面にあるタンパク質]が多い人ほど面白いことに対して笑うそうだ

情報分析官

笑いは健康にいいばかりではなく、(腹筋のトレーニングと肺活量を増やす)、精神面でも大変大きな効き目がある。

情報分析官

例えば、アレが怒るほど勃起するところから「イカリソウ」とよばれるインヨウカクという薬草。この薬草を採取し、強壮薬として煎じて飲み、その効果を日記に細かく記載した人がいます。あの有名な俳人小林一茶です(中略)一茶も「性は生なり」と信じて、不幸な生い立ちや恵まれなかった家族のなかで「おらが春」を追求したに違いないと思うのです───藤田紘一郎教授(著書名失念)

情報分析官

思い切り笑うということは。戸外に出る必要のない体内のジョギングの良法

情報分析官

笑いはセロトニンの分泌をうながし、気持ちを明るくしてストレスを減らしてくれます。さらに、NK細胞やリンパ球などの働きも活発化してくれる

情報分析官

ハンター・キャンベルには、家族や大切な友人が何人も亡くなるなど、たくさんの悲しいできごとによって心の病となり、自殺未遂をしたために精神病院に入れられてしまった経験がある。そんな彼は、病院を退院したあと、医科大学に入学した(中略)医師となったあとも、彼は治療のなかで患者を笑わせ、楽しませる活動に取り組みつづけた(中略)治療に笑いの効果を取り入れただけではなく、彼は自分の病院も設立した

量子の「位置」と「動き」を同時に、正確に測ることはできない、これがハイゼンベルクの不確定性原理です。量子の世界は不確定なのです(中略)光や電子だけではなく、量子である電子などから成る原子や分子も、見方によっては粒になり、見方によっては波になる

オッカムの剃刀から生まれた史上初の現代的な科学法則、ウィリアムの唯名論(※単語はこの世界に実在する普遍や本質ではなく、我々の頭の中にある概念を指しているとする主張。〝正確な位置〟というのは我々の心の中やモデルの中に存在する抽象的な概念に与えられた単なる名前であって、この世界のどんな物事にも対応しない虚構。論理学はあらゆる学問の中でもっとも有用な道具である。それがないと科学を完全に理解することはできない)から影響を受けたルネサンスの人文主義(中略)量子力学ではまさにそのような(※ウィリアムの唯名論的)立場を取る。測定できない微小なエネルギー差は実在するとはみなさず、エネルギーは一個一個測定できる小さな塊、すなわち量子としてしか放出されないと考える。同様に、熱力学では粒子は連続的な範囲の振動数で振動できるが、量子力学では測定可能な振動数でしか振動できないとする。この〝量子化〟という考え片から、黒体放射の奇妙な性質やプランク方程式(※黒体から発せられる光のエネルギーは飛び飛びの振動数を持ったエネルギーの小さな塊である量子として出てくる。光は電磁気力の一つの姿)が導き出されるのだ。しかし量子力学の奇妙な点はエネルギーの量子化だけにはとどまらない。量子レベルの不確かさは、直感に反する粒子のさまざまな性質にも表れる。同時に複数の場所に存在したり、古典物理学では通り抜けられないはずの障壁をすり抜けたり、同時に二方向に自転したりするといった振る舞いが実際に起こるのは、単にそんなことは起こらないと証明できないからにすぎない。さらに、複数の粒子が時間と空間を隔てて不気味なつながりを持つこともあり、それもまた、ハイゼンベルクの不確定性原理(※マクロな物体は無視できるが、ミクロの世界では我々が物事を知る上での精度に根本的な限界を課している)によるとそんなつながりは存在しないことを証明できないからでしかない(中略)現在のところ宇宙の構造をもっともよく記述する一般相対論と、現在のところ原子の構造をもっともよく記述する量子力学とを統一する術はまだ誰も見つけられていない(中略)量子力学のもっとも不思議な特徴の一つとして、完全に何もない状態というのも確実ではない。それはハイゼンベルクの不確定性原理から導きだされる奇妙な結論の一つで、完全な真空には質量もエネルギーも存在しないということすら確実には言い切れないのだ。そのため量子力学によると、たとえ空っぽの真空であっても、実際の空間の中では仮想粒子が出現したりしている(中略)(※唯名論者であるトマス・ホッブスは唯名論に基づいて)人類は不可知で薄情な神などに祈るのをやめ、人間の創意と政治と科学によって〝共和国〟を築くことで、秩序を維持して苦しみを減らし、幸せを育むことを目指すべきだと迫った(中略)デカルトの唯物論的な宇宙(中略)ルネ・デカルトが、我々が確実に知ることのできるのは「我思う、ゆえに我あり」という前提だけであるという単純な信念に基づいて、西洋哲学を解体・再構築した。アインシュタインも物理学においてそれと同様の方法論を取った ※引用者加筆.

不確定性原理によれば、実際の電子の位置をおおよそ原子の大きさに相当する精度で測定すると、その電子の速度は時速およそ一〇〇〇キロメートル以上の精度で決定することはできない。静止しているのか、あるいはジャンボジェットより速く運動しているのかがわからないのだ(中略)量子論の理解が深まるにつれて、量子の世界には確実な事柄など一つもなく、確率しか存在しないことが明らかとなっていった。つまり、「確かにこれが起こる」ではなく、「きっとこれらのうちのどれかが起こるかもしれない」ということだ。ニュートンの世界観では、未来または過去のどんな瞬間における宇宙の状態も、現在の宇宙に刻み込まれており、十分に知能の高い人ならニュートンの法則を使ってそれを読み解くことができるとされている。地球の内部に関する十分なデータがあれば、地震を予知できる。気象に関するあらゆる物理的詳細がわかれば、原理的には、明日、または一〇〇年後に雨が降るかどうかを確実に言い当てることができる。ニュートン科学の中核をなすニュートン的「決定論」は、一つの出来事が次の出来事を引き起こしてそれが次々に続いていき、すべて数字を使って予測できるというものだ(中略)しかし量子論によると、そもそもこの世界は、万物を構成する原子や粒子という基本的レベルでは決定論的ではない。宇宙の現在の状態から未来(および過去)の出来事を決定することはできず、いくつもの相異なる未来がそれぞれ起こる(およびそれぞれの過去が起こった)確率でしか決定できない。この宇宙はビンゴゲームのようなものであると、量子論は言っているのだ。こうした考え方に対してアインシュタインは、ボルンに宛てた手紙の中であの有名な言葉を書き記した。「[量子論は]かなりのものを生み出すが、創造主の秘密にはほとんど近づけない。創造主がサイコロ遊びをするなどとはどうしても信じられない」アインシュタインが神の概念を「創造主」(Old One)と表現しているのは何とも興味深い。アインシュタインは、聖書にあるような旧来の人格神の存在は信じていなかった。アインシュタインにとっての「神」は、我々の人生の私事に介入する存在ではなく、美しくて論理的に単純な宇宙の法則を象徴するものだった。だから、アインシュタインの「創造主はサイコロ遊びをしない」という言葉はすなわち、自然の壮大な体系でランダムさが役割を果たしているという考えは受け入れられないという意味である。

ハイゼンベルクの不確定性原理から得られる帰結(中略)SF作家が想像するのとは違って、対象の特徴をすべてスキャンして受信ステーションに送信することでテレポーテーションを実行することはできない(中略)世界を完全に理解するのは不可能だ(中略)ハイゼンベルクの不確定性原理は、観測によって特定できる事柄の限界を表している(中略)哲学的な言い方をすれば、不確定性の本質は認識論的である。認識論とは、可知な事柄と物事を知る過程を扱う哲学の一領域(中略)ハイゼンベルクによれば、質量が大きければ大きいほど、速度の不確定性は小さくなる(中略)一方、電子のように質量のきわめて軽い小さな物体の場合、この効果はまったく無視できない(中略)電子は同時にさまざまな速度で運動する可能性をもち、また同時にさまざまな場所に存在する可能性を持つ(中略)『スタートレック』を書いた人たちは、どうやらハイゼンベルクの不確定性原理によって課される限界についてどこかで聞いていたらしい。科学者のなかにもファンがたくさんいるから、そのうちの誰かが教えたのだろう。『スタートレック』ファンなら誰でも、制作者がこの問題をどうやって回避したのか知っている。「ハイゼンベルク補正器」なるものを発明したのだ。この架空の装置は、ハイゼンベルクの不確定性原理の示す問題を解決してくれる。実際には、そんな装置はきわめて根本的な理由で実現不可能だ。したがって、ハイゼンベルク補正器で用いられている仕組みを説明することはできない。『スタートレック』シリーズで技術アドバイザーを務めたマイケル・オクダは、あるとき《タイム》誌に「ハイゼンベルク補正器はどんなふうに働くのか」と訊かれ、「じつによく働くよ、おかげさまで」と答えたと言われている。

優生学、優生保護法、『男は三年片頬』は、放射性物質の隠蔽と同根である。優生学、優生保護法、放射性物質の隠蔽工作は、何世代にもわたって受け継がれてきた悪徳行為であり、『男は三年片頬』のように(学校教育によって)現在でも受け継がれている笑。話は変わりますが、ガンなどに効果的な深呼吸や笑いは、腹部周辺に固い脂肪が多いとできませんので、ミニトランポリンや縄跳びを使って、正しい深呼吸や笑いの姿勢を瞬間的に作り出し、効果を得るというアプローチになる。以下の中田敦彦さんの動画は、知識や理解がないと笑うことができないということを解説された内容です。私の場合、何も持っていないミドルエイジクライシス(ゴーギャンコンプレックス)だが、そうであるからこそ「おらが春」を追い求めるべきだと考えている笑↓


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