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空気と食べ物と水の次に必要なものはユーモアのセンス

あなたはサイコパスを雇いたいとは思わないだろう? しかもサイコパスは概して業績も振るわないことが調査でも示されている。ほとんどの研究がここで終わっている。ところが『卓越したアーティストの人格的特性』と題する研究では、創造的分野で大成功しているアーティストは、活躍がそれほどでもないアーティストに比べて、サイコパシー傾向が著しく高い数値を示すことが証明された(中略)卓越した人になるには、一風変わった人間になるべきだ。そのためには、世間一般の尺度に従っていてはいけない。世間は、自分たちが求めるものを必ずしも知らないからだ(中略)心理学者のポール・ピアソンは、ユーモアのセンス、神経症的傾向、サイコパシーが関連し合っていることを発見

情報分析官

「雨のにおい」にも、名前があります。一つは、「ペトリコール」という名前で、ギリシャ語で「石のエッセンス」という意味です。ペトリコールは晴れた日が続いたあと、久しぶりに雨が降るときに、地面から上がってくるにおいを指しています。

湿度の上昇は天気悪化の予兆となるが、湿度は直接的に目で見ることができない。しかし雲は、その助けとなってくれる。低くなる雲は湿度の上昇を示し、天気の悪化を警告してくれる(中略)もっとも低い雲が湿度計の役割を果たす(中略)湿度が高くなるにつれ雲は下がってくる(中略)いつもよりまたたいて見える星は、大気中に水分子が多いことを語っている。つまり、前線が接近していることを示す最初のサインとなる可能性がある(中略)チカチカしている場合は、空気中の水分が増加している証拠であり、悪天候となる可能性が高い。星はつねにまたたくものだが、あまりそうしているように見えないときは、空気が乾燥していることを示唆する

ユーモアは、最も強い説得力を持っている。ユーモアを使うと、語り手の「エートス(人柄)」が高まる、というのが理由のひとつだ。ユーモアは人の心を落ち着かせることもできるし、あなたを、つまらない口喧嘩などしない人にも見せてくれる

情報分析官

自分はただ駒の並びを見て、その意味を瞬間的に理解し、駒同士の関連性をもとに駒をグループごとにまとめて捉える(中略)予想外のものに気づく可能性を、予測できる方法が一つある。それは個人の資質、あるいはそのときの状況だけで決まるわけではない。個人にそなわった条件と、想定外のことが起きる状況との組み合わせで決まるのだ。

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サイコパスのコミュニケーションの取りかたは、ときとしてなんとなく奇妙で、〝ずれている〟傾向がある(中略)サイコパスはまた、心理学で言う個人空間(パーソナルスペース)すなわち他人が接近してきても不快感を感じない主観距離をこえて押し入ってくる傾向がある(中略)彼らはたんに浮かれ気分でなにかをやり、あとでどうなるかたぶんわかっているのだろうが、ほとんど気にもとめない。

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ユーモアとは悲劇に時間を加えたものだ。───マーク・トゥエイン

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私たちは誰もが自分のジャンルを持っている。悲劇を生きる人もいれば、果てしない宗教的ドラマの中で暮らす人もいるし、まるでアクション映画であるかのように人生に取り組む人もいれば、喜劇に出演しているかのように振る舞う人も少なからずいる。だがけっきょく、それはすべてただの物語にすぎない(中略)能力を強化されていない人間は、遅かれ早かれ完全に無用となると予測する経済学者もいる(中略)この脅威にさらされているのは一般開業医だけではなく、専門医も同様だ

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BPDの人は、皮肉や自分があざ笑われるようなタイプのユーモアについてはとても敏感

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禅はマイナス要因をプラスに転じなさい、と教えます。一見悪条件と思われる部分についても、それがあるからこそ、このデザインができるのだ、という捉え方をする───曹洞宗徳雄山建功寺 枡野俊明住職(著書名失念)

危険な仕事にはどういう人が適しているか(中略)わたしが非公式におこなった聞き取り調査のときに聞いた話では、危険の大きい仕事において最優秀といえる従業員は、細心かつ大胆だという。かれらは身分の上下を超えてあらゆる人びととうまくつきあえる。人生を楽しみ、すぐれたユーモアの感覚を備えている。

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一九世紀のユーモア作家であるジョシュ・ビリングズに有名な言葉がある。「困難に陥るのは、知らないことが原因なのではない。実際は知っていると思い込んでいることを、知らなかったことが原因である」

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ユーモアは精神的な重圧のかかった状況を乗り切るのにも役立つ(中略)ユーモアのセンスと寿命の長さには相関関係があることが、実際の研究によって明らかになっている(中略)ユーモアには記憶を助ける効果もある(中略)ユーモアは嘘偽りのない知性の証だ(中略)ユーモアというのは、ジョークでも気まぐれでもない───登場人物から自然ににじみ出たものでなければ、ユーモアは伝わらない。

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ユーモアは対立心を和らげ、非難をそらせ、緊張を和らげ、モラルを向上し、伝えにくいメッセージを伝えるのに役立つ。調査によると、最も有能な経営者たちは、ごく普通のマネージャーたちと比べて二倍もユーモアを用いるという。サラは言う。「持ち前のユーモアのセンスは、より広い意味の管理能力と絡み合い、それを示す指標にもなっている。それは優れた『心の知能指数』だ」

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つねに冷静でいることが重要だということである。これは、戦士が喜びを知らないという意味ではない。喜びを掛け算するためには、記憶のなかにユーモアと笑いを見出すことも必要だ。それはたいてい俗っぽい、ときには卑猥なユーモアである

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病院で治療される病気の80パーセント以上はストレスによるものだという。また、がんやその他の大きな病気の85パーセント以上はストレスが引き金になることがわかっている。あくまでも引き金であって原因ではないが、「笑いとユーモア」は、二一世紀のストレスに対して薬を使うことなく安上がりに対処できる効果的な方法だ(中略)ユーモアや笑いに体が反応する。すると、体内の物質の流れが変化して健康状態がよくなる

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危機において発揮されるユーモアのセンスは「贅沢ではない」とリーチは言う。「生き抜くための不可欠な能力である」(中略)生き抜くために絶対に忘れてはいけないのは、「どんなことでも起こりうる」ということである(中略)キャラハンにサバイバルを可能にしたもうひとつの要素は、彼がすべてにおいて周到な準備をしていたという点である(中略)経験も豊富で、本もたくさん読んでいた(中略)どういった種類のサバイバルであっても、生き抜くためのユーモアのセンスは欠かせない(中略)突然危機に襲われても、サバイバーの知覚と認知作用は機能しつづける。細部にわたって認識し識別し、そこに美しいもの、ユーモラスなものを見分けることすらある。

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最も分かりやすい例は、ユーモアのセンスのレベルだろう。レベルが上がれば、馬鹿馬鹿しささえ楽しめる。

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ユーモアは、もっとも習得しにくいソーシャルスキルの一つ(中略)空気と食べ物と水の次に必要なものはユーモアのセンス(中略)人を笑わせ、楽しい雰囲気を作るスキルは、周囲にとけ込むのに貴重な能力だ。しかし、ユーモアそれ自体が最終目的ではない。前向きで生き生きとした、健全で長続きする人間関係をさまざまなレベルで築くことこそ、真の目標なのである(中略)ユーモアはさりげなさが肝心で、あらかじめ「計画」できる類のものではない

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ユーモアは愉快な気持ちとはなんの関係もない。ラテン語の〝湿気〟に由来する言葉だ。今日、わたしたちが誰かの機嫌を取る(humouring)とか、誰かが不機嫌(ill-humoured)だとか話すとき、それは少なくとも語源的には、笑う能力のことではない。

いったい誰が信用できるのか。それを見分ける一つの手がかりは、言葉ではなく行動に注目することである。格言にもある通り、「行動は言葉より雄弁」

イギリス留学中のアンベードカルの良き理解者で教師でもあった、当時有名な社会学者、ハロルド・ラスキはこういっています。〈人間の行為こそがその思想をいい表わしている。何を言ったかがその人間の思想ではなく、何を行ったかがその真の思想なのだ〉と。

ドン尻の5%は、優生保護法や原発、放射能関連の当事者として過ごしてきたため、駒の並びを常に注視している。ドン尻の5%がイメージする人口の9割を占める中間層は、オセロの4手目以降からオセロゲームに参加しているようだ。この4手目までが勝負の分かれ目だと思うので、この部分の穴埋めが先決だと常々感じている。

関連リンク↓

https://note.com/wandering_1234/n/n1bddfcd265ca


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