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オプジーボが効くかどうかは、患者の腸の中の「アッカーマンシア・ムシニフィラ」という腸内細菌が決めている

近年、アメリカで開発された糖尿病の新薬「GIMM(ジム)」は、発酵性食物繊維の「β-グルカン」「イヌリン」と、抗酸化物質の「アントシアニン」を配合した薬です。成分はどれもサプリメントとして売られているもので、腸内環境を改善する(中略)アッカーマンシア(Akkermansia muciniphila)菌などもやせ菌に分類されます(中略)オプジーボの効き目が、持っている腸内細菌の違いによって変わってくる(中略)治療の前後に抗生物質を使っているとあまり効果が得られないことなどがわかりました(中略)抗がん剤の効く効かないも腸内細菌次第(中略)最も理想的な腸内細菌を持っているのは、じつは僧侶、修行僧の方々です(中略)この生活を目指すのはなかなか難しいですが、頭の片隅にはとどめておきたいものです。

禅の修行中の食事では箸おきはありません。そのため、箸は器に渡すようにして上にのせます。タブーとされている「渡し箸」をするわけですが、禅の食事作法ではこれが認められているのです───曹洞宗徳雄山建功寺 枡野俊明住職(著書名失念)

「合掌」、いわゆる「いのり」のしぐさを入れると、品格のある美しい女性に見えます。

情報分析官

カーター元大統領が受けたがん治療は、免疫療法でした。免疫療法の中でも彼が治療に使ったのは、免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ(一般名:ニボルマブ)」(中略)オプジーボが効くかどうかは、患者の腸の中の「アッカーマンシア・ムシニフィラ」という腸内細菌が決めていることがわかりました(中略)この菌がいない患者では、オプジーボが効かないのです。カーター元大統領を救ったのはアッカーマンシア・ムシニフィラでした(中略)この菌を増やすのは茶カテキン、ブドウのポリフェノールとクランベリーのポリフェノール(中略)メトホルミンには、カーター元大統領の例で説明した次世代善玉菌「アッカーマンシア・ムシニフィラ」という腸内細菌を増やす効果が確認されています。この菌を持っていると、抗がん剤や放射線療法が劇的に効きやすくなります。アッカーマンシア・ムシニフィラは、腸の粘膜を守る働きをする粘液層(ムチン層)を増やして粘液層を厚くし、腸のバリア機能を高めて免疫力を高めてくれます。もともとムチン(粘液)を分解する菌ですが、われわれの体にムチンを作れ、という刺激を与えてくれます。つまり、ムチンを「食べながら増やす」働きをしている腸内細菌です(中略)アッカーマンシア・ムシニフィラは、腸の漏れやすさ(透過性亢進)を防ぎ、改善(中略)アッカーマンシア・ムシニフィラは、人口の5%が持っていると言われています(中略)(※漢方の防風通聖散は)アッカーマンシア・ムシニフィラを増やす効果(中略)コレスチミド(商品名:コレバイン)(中略)腸の細胞に作用してGLP-1という血糖値を下げるホルモンを増やすからです。服用すると、腸内フローラが変わります。コレバインも、アッカーマンシア・ムシニフィラを増やします(中略)水以外一切口にしない絶食を24時間ごとに交互に繰り返す断食(間欠的的絶食)によって、アッカーマンシア・ムシニフィラが増えます(中略)バンクレリパーゼ(商品名:リパクレオン)膵臓から出る消化酵素の補充薬で、慢性膵炎などに使用されます。アッカーマンシア・ムシニフィラを増やす効果がわかっています (中略)腸の粘液を作ってくれている「次世代善玉菌」(アッカーマンシア・ムシニフィラ)(中略)アッカーマンシア・ムシニフィラは腸の粘膜層を厚くして、粘膜の透過性亢進を防ぎ、血液中のLPSを低下せて、慢性炎症を抑え、肥満、動脈硬化を防ぎます。アッカーマンシア・ムシニフィラを増やすのが、「メトホルミン」という薬です。糖尿病薬であるメトホルミンは腸管上皮のタイトジャクソンを正常化する ※引用者加筆.

この菌(※アッカーマンシア・ムシニフィラ)の好物は、クランベリー、ザクロ、オリーブ、ウチワサボテン、緑茶だ!(中略)この菌は非常に重要で、その量が少ない人は、がん治療における偉大な進歩の1つである免疫療法に反応 ※引用者加筆.

交感神経がいつも優位に立っていると、だ液が出にくくなります(中略)だ液を分泌する「耳下腺」(中略)耳下腺を指で押してみてください。するとそれだけでだ液が分泌されます(中略)「顎下腺」もあります(中略)そこを先ほどと同じように押してみてください。やはりだ液が分泌されるのが実感できると思います

情報分析官

定期的にカロリー制限を実践すれば、アッカーマンシア・ムシニフィラの数が飛躍的に増え、腸管バリアが強化される(中略)カロリー制限を受けた細胞は、より効率的にエネルギーを産生するようになる。これは有系分裂誘発と呼ばれるプロセスでミトコンドリアを増やすことで行われる。ミトコンドリアは独自のDNAを持っているので、細胞そのものを分裂させなくても、細胞内で分裂・増殖できる。簡単に言うと、ミトコンドリアの数が多いほど、エネルギーが増え、細胞の働きが活発になる(中略)イヌリンはアッカーマンシア菌の餌となる 

情報分析官

チロシンキナーゼを働かなくする分子標的薬はいくつもありますが、イレッサはそのひとつ(中略)分子標的薬のリツキサンは、表面マーカーCD20を標的とする抗CD20抗体で、悪性リンパ腫に高い治療効果(中略)分子標的薬のゼバリンは、難治性の悪性リンパ腫に使われます(中略)PD-1は自己免疫疾患を防ぐしくみでした、いっぽう、がん細胞のほうは攻撃されないようにするために、PD-1と結合させ、T細胞のブレーキを「オン」にしていました(中略)長尾先生(※尼崎市の開業医・長尾和宏医師)の近著『痛い在宅医』を読むと、追いつめられた患者の実情と選択肢がよくわかります(中略)抗がん剤のほとんどは、細胞を障害する細胞毒という性質を持っています(※第一次、二次大戦で使われたマスタードガスを小児白血病に試したもの)(中略)抗がん剤はひんぱんにDNAを複写して増殖する、がん細胞に作用します。しかし、同時に正常細胞にも少しは作用しますので、副作用を避けることはできません(中略)これに対して分子標的薬は、DNAにじかに作用することはありません。がん細胞を無限に増殖させる信号を送る物質(分子)か、信号を受ける物質(分子)に作用してブロック(阻止)します。だから正常細胞に副作用がないか、あっても少ないと考えられました。しかし、正常細胞にもがん細胞と同じ分子が少しはありますので、まったく副作用がないわけではありません(中略)分子標的薬には、約50種類の製品があり、ハーセプチンはもっとも代表的な製品(中略)オプジーボが使われだしてから4年たった現在、効果があるのは20〜30%程度(中略)一般の抗がん剤は、20%の効果があることが証明されれば認可されるのですから、この奏効率をとくに問題にすることはないでしょう。延命効果のほうは、平均して2カ月(中略)そもそも標準治療は、患者が副作用にたえられる最大耐用量を、休薬期間をおきながら短期間に投与して、がん細胞を死滅させようとする方法です。しかし精巣がんと、白血病や悪性リンパ腫のような血液のがんをのぞけば、この方法は有効ではありません。化学療法だけではがん細胞を根絶することはできませんし、化学療法はいずれは効かなくなる薬剤耐性という宿命をおびています。薬剤耐性が起こらなくても、患者はやがて副作用に耐えきれなくなる(中略)たとえ死亡事故がおきても、標準治療をしたといえば、問題にされることはありません(中略)現場の医師たちが標準治療を絶対視し、標準治療をはずれる治療をしたがらなくなっていることも事実(中略)いちばん、ありがちなケースは、標準治療で対応しきれなくなって、「これで治療を終了します」と宣告されること(中略)細胞のなかにあるミトコンドリアを活性化する薬をオプジーボに併用すると、キラーT細胞のがんを攻撃する力が強くなる ※引用者加筆.

キラーT細胞のセールスポイントは、ウイルスやがん細胞、何らかの損傷を受けた細胞といった特定の侵略者を認識し、それらすべてを自滅させる能力です(※キラーT細胞は適切な日光浴などで免疫寛容を働かせていないと諸刃の剣にもなるので注意)(中略)T細胞やB細胞は亜鉛が十分にないとよく増殖せず、NK細胞やマクロファージの殺傷能力は低下 ※引用者加筆.

ミトコンドリアを活性化させる薬剤(中略)「ジクロロ酢酸ナトリウム」という薬剤で、ミトコンドリアの代謝を改善させると、がん細胞のアポトーシスが起こりやすくなる(中略)また、シクロロ酢酸ナトリウムは、乳がんの増殖や転移を抑制したり、抗がん剤の効果を高めたりする

がん細胞のミトコンドリアでのエネルギー産生を高めるジクロロ酢酸(中略)ジクロロ酢酸ナトリウム単独でもがん細胞が死滅する 

ミトコンドリアのクールなところは、その力を増大させると、ホルモン生成も含めて、ありとあらゆることを改善することだ。

やはり熱心に水風呂に入るのがいいと思います。大気浴療法(裸療法)は時間がかかりすぎるので、がんのない人は衣類の工夫で代用している。がんの怖さは、一日の大半を大気浴療法(裸療法)に取られることです。

関連リンク↓

https://note.com/wandering_1234/n/n15c6ad1ad9c8

https://note.com/wandering_1234/n/n8b50b867e989

https://note.com/wandering_1234/n/n869030f183e8


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