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人間って意外と単純で、ほめられるとテストステロンは上がる

リズミカルな反復動作は、天然の興奮剤で痛みの緩和剤でもあるセロトニンの放出を促す。

情報分析官

しつこいようだが、今あなたが歩んでいる人生は、あなたの責任だ。貧しい国の極貧家庭に難病を抱えて生まれてきた赤ん坊なら話は別だが、ここで問題にしているのは、あなた自身である

でっちあげでしかないこの特殊な社会構造を無効にできる人もいる(中略)「できる人もいる」と書いたのには理由がある。知性によって社会的地位を気にするという太古の昔から存在する本能を抑えるのは簡単なことではないからだ(中略)1つのアドバイスは、心から誇りに思えるような自分になる努力をすること(中略)テストステロンによって自信を高める(中略)ドーパミンはテストステロンと組み合わせるとさらにパワフルになる(中略)テストステロンを増やすことで衝動を制御する(中略)難しいことにチャレンジする=セロトニン+テストステロン+オキシトシン+エンドルフィン(中略)社会的ヒエラルキーの底辺にいる人、あるいは底辺にいると感じている人はセロトニンが最も少なく、常にストレスを感じ、健康状態も良くない。

「寒冷療法」でテストステロンと成長ホルモンを増やす(中略)寒冷療法はさらに、神経伝達物質ノルアドレナリンの放出を起こさせて、痛みを緩和し、もっと抗酸化物質(とりわけ体にとって最良の抗酸化物質グルタチオン)を生成するよう体にシグナルを送ることができる。

水風呂

テストステロンは、身体を作り変えるという巨大なリフォームプロジェクトの現場監督であり、さまざまなスキルを持つ作業員(つまりホルモン)たちと、さまざまな資材(生体分子)の供給との間を取り持つ役割を担っている。テストステロンは、成長ホルモン、エストロゲン、インスリン、甲状腺ホルモンといったホルモンの分泌を引き起こし、身体を作り変える(中略)テストステロンは勝利に反応して分泌されるドーパミンの量を増加させるだけでなく、脳の報酬中枢に存在するアンドロゲン受容体の数も増やすことが分かった。これらの変化のすべてが、勝利した動物が将来の脅威に対して立ち向かえる可能性を高めているのである(中略)高濃度のテストステロンは、ヘモグロビン濃度を高い状態に維持し、有酸素運動能力を高める(中略)テストステロンは筋肉量を増やす(中略)成長ホルモンとIGF-1はテストステロンとともに、筋肉で必要なタンパク質の合成を促す(中略)テストステロンは、幹細胞(脂肪細胞か筋細胞かどの細胞に分化するか決まっていない細胞)に作用し、筋細胞への分化を誘導し、脂肪細胞への分化を抑制する

水風呂

生薬マカの根にもアルギニンが豊富に含まれています。すでに触れたようにマカにはテストステロンの分泌を促す働きがありますが、それはアルギニンを介したもの(中略)アルギニンは免疫機能を助ける

テストステロンの分泌は、十分な睡眠を必要とします

睡眠不足でテストステロンの分泌が少なくなる結果、筋肉量の減少と脂肪量の増加が助長される

テストステロンが、脳の中枢神経を刺激し、「ドーパミン」を分泌させる(中略)一方、ドーパミンには、テストステロンの分泌を高める作用もあります。つまり、テストステロンが十分に分泌されていると、ドーパミンの分泌が促されて意欲や行動力、競争心が高まり、それを受けて活発に行動すると、さらにドーパミンが分泌され、テストステロンの分泌量が増えるという、良い循環が生まれるのです(中略)テストステロンが十分に分泌されていると、ドーパミンの分泌が促されて意欲や行動力、競争心が高まり、それを受けて活発に行動すると、さらにドーパミンが(中略)残念ながら、年齢を重ねるにつれ、その分泌量はどんどん減っていきます。そのため、60歳前後からは、男性にとっても女性にとっても、テストステロンをきちんと補充することが、老いない心や体を作るうえで、非常に重要(中略)社会性を高めることで、テストステロンの分泌が促される(中略)実は女性の体内でも分泌されています(中略)「自分が周りの人たちに必要とされている」といった実感が得られなくなると、テストステロンの分泌量はどんどん減少します(中略)活性酸素は、テストステロン不足ももたらします。まず、増えすぎた活性酸素が、テストステロンの生成や分泌に関わる器官(精巣や卵巣、副腎、筋肉など)を酸化させると、テストステロンの分泌量が低下します(中略)実は、テストステロンには活性酸素を除去する働きもあるのですが、一度、この悪循環に陥ると、テストステロンはどんどん減り、活性酸素はどんどん増えていきます(中略)通常は50〜55歳を超えたあたりから、急激に骨密度や筋力が下がり始めます(中略)テストステロンには意欲や行動力、そして認知機能を高める働き(中略)集中力、記憶力、判断力など(中略)テストステロンには、「骨を発達させて強くする」「タンパク質から筋肉を作り、増強する」といった働きがあり、骨折しにくく疲れにくい体を作ってくれます。また、テストステロンには血管を柔らかく保つ働き(中略)ほかにもテストステロンには、「セロトニンの生成に関与している」「アセチルコリンを増やす」という特徴(中略)アセチルコリンも、やはり神経伝達物質の一つであり、記憶の形成や強化に関与(中略)テストステロンには、冒険心や新しいことへの挑戦を促す作用があり、冒険や挑戦をすることは、テストステロンを増やしてくれます。

人生はアンフェアだ───人生の長さである寿命まで含めてそうだ(中略)社会的ヒエラルキーの序列が高い者ほど、より長く、より健康な一生を送る。アメリカでは、最富裕層の男性は、最貧困層の男性に比べて、平均で十五年ほど寿命が長(中略)本書の目標は、遺伝学風のスタイルに姿を変えた科学的レイシズムは、経験的には間違いであり、道徳的には偏狭であることを明らかにすることだ

成功を収めているカルトは、秘密の約束を提供すること──入信すれば、君が何としてでも知りたがっていること、人生の苦痛を除去することを教えよう──に長けているのみにならず、君が自分に投資するよう仕向け、ますます教団に従う必要があると信じさせることが非常に上手い。だからその秘密とやらが単なる空箱に過ぎないと判明する頃には(そうなるに決まっているが)、既に洗脳は完了している(中略)また、プレッシャーを感じた時に使うための効果的な防衛術も採用している。彼らはそれを「フェア・ゲーム」と呼ぶ。簡単に言えば防御するな、常に攻撃しろということだ。

セロトニンは明確に社会的地位と関連している。高い地位にある人はセロトニンが多く、心の調和が取れていて、ストレスが少なく、健康でもある(中略)しかし実際の社会的地位が驚かされるとセロトニンにも影響が及んでストレスが生じ、攻撃的になることもある(中略)社会的地位が下がり、セロトニンも下がる(中略)ヒエラルキーが何重にもなった社会の中で、セロトニンのレベルは大きく上下する(中略)ヒエラルキー内での上下関係によって気分が変化するのだ(中略)リラックスして考えてみてほしい。自分の社会的地位が驚かされた時、あるいは今の地位を上げたい時にどんな社会的行動を取っているだろうか(中略)相手を貶める、押さえ込む、悪口を言う、大げさなことをことを言う、被害者ぶる、いつも自分が正しいという態度を取る、などがある。もっとさりげないものだと声のボリュームを上げる、偉そうな話し方をする、偉そうな動作をするというのもある(中略)ヒエラルキーはセロトニンも関係するので、セロトニンの他の効果である機嫌や満足感の向上にもつながってくる(中略)社会的地位の物差しになるのはセロトニンレベルだが、テストステロンはその社会的地位を上げてくれる(中略)テストステロンのエキサイティングな効果は、私たちの自信を強めてくれる(中略)テストステロンの増加で感じられる精神的な影響は女性でも男性でも同じだ(中略)女性の方がテストステロンが増えて喜ぶことが多い。普段、一気にテストステロンを増やす機会がないからかもしれない(中略)人工的に相手のストレスレベル上げることもできる。この場合は「興奮」させる

セロトニンおよびドーパミンのレベルと、霊長類の社会階層のあいだにには強い関連があり、こうした神経伝達物質を操作することでサルの社会での地位を上下させることができる(中略)研究によれば、オスの社会的地位が上がるとテストステロンのレベルが上昇し、地位が下がるとテストステロンのレベルも下がる。 

テストステロンは新しい社会的攻撃パターンをつくり出したのではない。既存のものを誇張した(中略)スポーツからチェス、そして株取引まで、あらゆる成功はテストステロン値を押し上げる(中略)自動性への移行は、スポーツがうまくなるときにも起こる。いってみれば、考えなくても体がやるべきことをわかるようになるのだ(中略)このことは、誰かがとても勇敢だったあとによく聞かれる答えを説明するのに役立つ。「溺れている子どもを助けるために川に飛び込んだとき、何を考えていたのですか?」。「何も考えていませんでした───気づいたら飛び込んでいたのです」。

女性から採取した感情的な涙の匂いを嗅ぐことにより、男性のテストステロンレベルが低下することがわかっている

人の信頼度は生まれ育った社会階級によって決まるのではなく、現在、周囲の人びとと比べたときの自分の位置によって決まる

情報分析官

人間って意外と単純で、ほめられるとテストステロンは上がる(中略)テストステロンが高いと、リスクをとることを恐れず、判断力や決断力も増す(中略)ちなみに、キスをすると性的興奮が高まるのも、唾液にテストステロンが含まれているからだ(中略)「目標を持つ」というのは、「何かに向かってがんばる」ということであり、テストステロンが必要とされる。これは、まさに前項で述べた「テストステロンが必要とされる場所に身を置く」ということになる。

「原発は絶対に壊れない」という丁半博打をしていた中間層は、福島原発事故が起きるまで、砂上の楼閣のような、10センチ程度の幻の下駄を履いていたのだと思う。上位5%の人たちは、下駄は幻だと言われて育ったので、下駄は体の一部ではないし、下位5%の人たち、つまり優生保護法の対象となった人たちは、もともと下駄を履いていない。例えば、子供の頃から目が見えなかった人は、隣接する領域が空いたスペースを接収することによって聴覚が強化されるなど、他の領域が強化されるが、そのような強化は成人期以降にはないか、起こりにくいと言われている。子供の頃から「馬鹿にされているよ」と周囲に言われながら改めなかったであろう中間層は、大人になり、そのような諫言に腹を立てる習慣が身についたのだと思う。原発事故さえなければ、中間層は幻の下駄を履き続けることもできたのだろうが、幻の下駄を失ったことに気づけば、おそらくテストステロン値は低下するだろう。だとすれば、原発事故は事実として認識しつつも、そこから派生する問題は無視して、幻の下駄を履き続けようというのが中間層の算段なのではないだろうか。中間層にとっての救いは、支配層の下にある最高裁、検察、警察も中間層の幻の下駄の維持に味方する。彼らは幻の下駄を維持するために、これからも多くのことを隠蔽し続けるだろう。確かに、幻の下駄がなくなったからといって、脳の他の部分が強化されるわけではないのだから、当然といえば当然である。

関連リンク↓

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https://note.com/wandering_1234/n/n9837a88ca203

https://note.com/wandering_1234/n/ne83e76b42c31

https://note.com/wandering_1234/n/n7eec44eb3355