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POLYGLOTに学ぼう vol.6

Benny Lewis from TED* talks

在学中の語学マスター経験はゼロ、インターンシップ先のスペインで、6か月必死に勉強してもダメだった、という彼(やっぱり理系)の転機は[ただ話しはじめた]こと。言葉は勉強するのではなく、使うものだ。


言い訳1:単語を知らない

英語、フランス語、スペイン語、イタリア語などは、共通の言葉、似た言葉が多い。勉強する前から、もうすでにアドバンテージがある。もっと範囲を広げたら? アジアの言葉、中東の言葉でも、ブランドの名前は同じだろう。テクノロジー関連の言葉も共通点が多いかもしれない。コカコーラ、オバマ、インターネット。グローバル化が進むこの世界で、一つもわかる言葉がないなんてことは有り得ない。

記憶力のなさには自信のある彼が覚えた方法は、イメージ。例えば、Beach(ビーチ)。スペイン語はPlaya。彼にとっては英語のPlayer と似ている。Player で彼がイメージするのはチャラ男。[チャラ男がビーチをを歩きながら、かわいい女の子をナンパして、ひっぱたかれるの図]をイメージして覚えれば、楽しくしっかりPlaya を覚えられるそうだ。

フレーズだったらリズム。例えば、イタリア語のWhere is the bathroom? を学校のチャイムのリズムで何回も言って覚えたらしい。

言い訳2:文法が嫌い

文法書は言葉ではない。あれは、ルールのリスト、数学みたいなものだ。言葉はルールではなく、コミュニケーションだから、やることは一つ。話すこと。文法書はまず置いておいて、話そう。できるかぎりたくさん間違って話そう。文法書を開くのは、コミュニケーションがとれるようになってからだ。そうすれば、文法書はおどろくほど面白い読み物になっているはず。

言い訳3:お金がない

語学学校や教材にお金をかけるというのは、Placebo effect(効果があるはずだと思うことで効果があること)お金を払うことによって、責任も生まれる。そんな効果はあるけど、お金がないから続かない。だったら、それよりも、周りに宣言するほうが効果的だ。

今は、インターネットで話すチャンスはいくらでもある。上手に話せなくて通じないんじゃないか、イライラさせてしまうんじゃないか、という不安が障害になっているかもしれない。でも、自分に置き換えてみればわかるだろう。相手がどんな話し方だろうが、文が壊れていようが、ネイティブはわかるものだ。そして、喜んで励ましてくれるだろう。

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たしかに。日本のカタカナ語って、和製英語だと言われ、全然意味違うから勘違いすんなよ的な話をよく目にするけど、私にとっては恩恵の方がはるかに大きい。カタカナ語で昔から使っている単語は、すぐ使えるもん。そんなに目の敵にしなくても... とよく思う。

彼の話は、非常に身の丈に合うというか、身近というか、大仰じゃないだけにとても信用できるというか、好感が持てるというか。ほかにもYoutube channel を持っているみたいだし、こんなサイトもある。

コースにお金かけんなとか言っといて、コース作ったんかい!と思わずツッコミましたが。