ちえこ

日本語教師。好きなこと:旅行、映画、音楽、読書、カフェ、ビール、ダンス。2014-15 マレーシア、2017-20 モンゴル、2020-22 タイ、2023-2023 スリランカ、2023-エジプト。

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  • インストラクショナルデザインを学ぶ

    実践したいと思いつつ、なかなかつかめないインストラクショナルデザイン。専門書などを中心にYoutubeなどの助けを借りながら理解を深め、実践の糸口を探す「学びのアウトプット」NOTEです。

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    英語を勉強するにあたって「これ、いいかも」と思ったものを紹介しています。

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    日本語教育について考えたことをまとめています。

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最近の記事

学習意欲デザインモデルの限界 vol.19

今日は勤務大学の第一回卒業式だそうです(コロナやら何やらでずっとできなかったということらしい)。木曜日の仕事がおわって、ワーキンググループのチャットが賑々しいなとは思いつつ「今日はもうしゅうりょー!」ということで放っておいての翌日、一応社会人の嗜みとしてチェックしましたら、「卒業式に浴衣か着物を着て出席できる人!(boss)」「すみませーん、出席できません(coworker1)」「すみませーん、出席できません(coworker2)」以下、同様の返信が続き「残りは先生(私のこと

    • IMMSに関する研究まとめ ID学 vol.18

      熊本大学博士前期課程で履修していた「インストラクショナルデザインⅠ」の最終課題を提出した。よくいえば実践的で、これが博士前期課程の科目である必要があるのかという疑問を抱きつつ駆け抜けたというか、後半はかなり適当に課題をこなした感がある。やはりインストラクショナルデザイナーを育成するという目標があるのか、わたしの「大学院で学ぶ」という研究寄りのイメージとは異なる研修のような科目だった。たぶん、そのギャップが致命的だったんだろうな。 入学金払ってるから、1科目でやめる勇気もなく

      • 2か月間日本で過ごしてまったく英語を聞きませんでしたという話 1THM vol.6

        案の定ですよ。 案の定ですよ。 はっきり認めましょう。ハンドメイド1000時間ヒアリングマラソンは失敗に終わったことを。 原因が日本に帰って楽しみの限りを尽くしたこと(だけ)にあるのではなく、いずれこうなる運命だったことはわかっている。日本に一時帰国している間に、一応罪悪感をかんじましたので、振り返ってみた。 トータル時間は振り返りを書かなかった5月も含めて以下の通り。 約300時間ほど走っているはずが、半分ちょいの186時間。でも半分は超えたのか(安堵)。300時

        • U-NEXTなんかサブスクリプトすればこうなるわなという話 1THM vol.5

          5月1日メーデーです。エジプトはメーデーが休みらしく、カレンダーの都合上、あしたにスライドして5連休(イースターもあるもので)!と喜んでいたら、なんと細々とした行き違いで実際は4連休だと知り、がっかりしながら4月のヒアリングマラソンレポート。 まさかの37.2時間のマイナス!トータルで見たら45.3時間のマイナスです。もうジタバタしてもしょうがない。 敗因の分析 3日坊主というか中弛みというか、来るべきものが来たという感じ。まずですね、4月の2週目あたりにラマダン明けの

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          ARCS-VとCIS ID学 vol.17

          タイトルがもはや暗号じみてきた。職場でもやたらと「MOU」だの「JLC」だのとボンボン言われて腹がたつ今日このごろ。なので丁寧に解説。 ARCS-Vが研究でどう扱われているのか論文をあたった結果と、そこから派生してCIS(ARCSに基づいた興味度アンケート)関連の論文のアウトプット(日本語限定)。 ARCS-Vに関する研究 中嶌康二・中野裕司・渡辺あや・鈴木克明(2013)「拡張版ARCS 動機づけモデルの実践有効性検証ツールの設計と評価」『 日本教育工学会研究報告集』

          ARCS-VとCIS ID学 vol.17

          プロ野球開幕により英語コンテンツより試合ハイライトばかり見てしまうという話 1THM vol.4

          3月のヒアリングマラソンレポートです。 3時間繰り越したのだけれど、先月11.05時間負け越して(?)いるので、トータルでは8.05時間ビハインドです。ラマダン中に繰り越しをたっぷりつくってやる!と息巻いていましたが、現実には帰宅が1時間早いだけで、授業時間も休憩も短くタイトなため時間は光の如く過ぎ去り、さらに学生がポロポロとクイズを受けに現れるのでその対応をしていると、控えめにいってもバタバタ!なんか常に走っていた感覚。 ヒアリングコンテンツのマイナーチェンジ 3か月

          プロ野球開幕により英語コンテンツより試合ハイライトばかり見てしまうという話 1THM vol.4

          熊本大学ID公開講座応用編 ID学 vol.16

          熊本大学ID公開講座入門編にひきつづき、応用編を受講、デジタルバッチ(Certificate)はとりあえず届いた。なによりの収穫は、講座終了後の懇親会で「鉄は熱いうちに打て」などと籠絡され、みごと科目等履修生に出願してしまったこと。あぶなくDouble Master Degreesもいいかも!と本科生に出願するところを、金額を見てひっそりと断念した。とりあえず4月から「インストラクショナルデザインⅠ」を履修する。とはいえ、この間まで(主にタイで)働きながらオンラインで大学院に

          熊本大学ID公開講座応用編 ID学 vol.16

          時間がないとはこういうことかと開き直ったという話 1THM vol.3

          うるう年の2月も終わり、振り返りシート提出の時期となりました。 今回は振り返りが楽しくなかった、達成できなかったから、くすん。 ノルマ未達成 前回の0.7時間のくりこしを使い果たして結局11.05時間のマイナスでした。ここ10日は毎日1時間も聞いてないんじゃないかしら。それでもなんとか6月に設定されているEF Quick Testの日を動かしたくない一心でなんとか崩れずに走り切った感じでございましたよ。 敗因の分析 分析というか、もう忙殺のヒトコトに尽きる。新セメスタ

          時間がないとはこういうことかと開き直ったという話 1THM vol.3

          BBC Englishのドラマを聞いて、青春アドベンチャーを思い出したという話 1THM vol.2

          手作りヒアリングマラソン15日間走行終了でございます。 ノルマ時間達成 1日2時間で30時間がノルマだったけど(1月半ばに始めたから)30.7時間ということで0.7時間(42分)のくりこしとなりました。これまでも15日くらいなら続いたことがある(1か月くらいが最長記録だと思うけど)。でも、1日2時間というなかなかのノルマで15日間は褒めてあげたいところである。よくやった!えらい!おめでとう!! 最も大きい勝因は時間の余裕でしょうね、やっぱし。朝はゆっくりできるし(朝8時

          BBC Englishのドラマを聞いて、青春アドベンチャーを思い出したという話 1THM vol.2

          新しい国に赴任すると現地語を勉強せずに英語に邁進するという癖 1THM vol.1

          アルクの1000時間ヒアリングマラソンって、昔ありましたよね。 どうやら今はサービスがストップしたらしい。大学生のころものすごく憧れたコースで、ハリウッドセレブのインタビューとか、なんかキラキラした教材がたくさんあって、これさえ申し込めば自分も英語ペラペラだと思ったものです。当時、4万円だったか、6万円だったか、そのくらいで手が出なかったけど。 今は、Youtubeでハリウッドセレブのインタビューも、TVシリーズのシーンで英語が勉強できるチャンネルも、素敵なショートムービ

          新しい国に赴任すると現地語を勉強せずに英語に邁進するという癖 1THM vol.1

          Kellerのマクロモデル ID学 vol.15

          エジプトの大学で教養必修科目の日本語を教え始めて3か月。プライド(あったとすれば)はボロボロ、8年ほどの経験でほぼ怒ったことがないわたしが、なんとすでに5回も怒ってしまい、理想と現実の間で悶々とする日々。熊本大学のインストラクショナルデザイン講座の入門編を終え、応用編を受講するにあたって、もういちどARCSモデルと向き合うべく、ID学のvol.1からvol.13で読み終えた「学習意欲をデザインする」をもう一度読み直して、できれば違った視点で深掘りしていきたい。 頭にきたから

          Kellerのマクロモデル ID学 vol.15

          熊本大学ID公開講座入門編 ID学 vol.14

          エジプトに来ています。スリランカを9か月で切り上げて(後悔)5か国目、教養科目として日本語が必修の大学で働き始めました。最近、思うんだけど、いろいろな国で働けるのは素敵なんだけど、いろいろ自分の中で積み上がっていかない部分があるな… そしていつまでたっても下っ端のままだな…  ま、いいんだけど(あまりよくない)。 スリランカの契約を終了して最近後悔しているのは、やっぱり日本渡航を控えた学生(日本企業に正社員として入社する学生)の「とりあえずなんか会話ができるようにして」と

          熊本大学ID公開講座入門編 ID学 vol.14

          会話授業にAIを取り入れてみたー結果編ー

          会話の授業にAIを取り入れれば、授業準備しなくてもいいじゃないか!と、発端はそんなものである。とりあえず1か月やってみた。 授業デザイン はじめのアイデアは「会話授業にAIを取り入れてみたー準備編ー」で書いたけど、最終的に学生に提示したのはこれ。 ちなみにこんなことができるのは、学校がこの時期を「もてあましている」からであって「なんでもいいから会話的なものをやっちゃって」という雰囲気だからである(そこは今後いろいろ着手しなければならないところでしょうけど)。そもそもカリ

          会話授業にAIを取り入れてみたー結果編ー

          動機づけ方略チェックリスト ID学 vol.13

          いよいよ読了に近づいてきた。vol.12までで動機づけのデザインプロセスは終わり、あとは実際の教授デザインに組み込んでいくワークシートと、教材を開発または選択する際のチェックリスト、デザインの評価と改善をおこなうためのチェックリストが載っている。それはもう、とんでもなく必要になって切羽詰まらなければやらないであろうワークシートで、できるだけこまめに、利用できる機会を虎視眈々と狙うのみである。 それについて読み飛ばして、ここで何をしたいかというと、なんとなく失敗に終わった感の

          動機づけ方略チェックリスト ID学 vol.13

          動機づけの目標と方策 ID学 vol.12

          ようやく本題に辿り着いた感がある第9章「動機づけの目的と方策を練る」。どう考えても動機づけの目標じゃないかと思うのだけれど… ずっとこの章で足踏みしていたのは、この章が大切でこの章をしっかり理解するためにここまで読んできたのだと思っていたからである(まさに期待が高すぎて動機づけが削がれる事例)。 ここで引っかかって、前に進めなかった。動機づけ目標と情意的な学習目標の違いは何か。ここを読んだだけでは、わたしにはまったくわからない。「科目の学習目標を達成したかどうか」「学習が

          動機づけの目標と方策 ID学 vol.12

          会話授業にAIを取り入れてみたー準備編ー

          ChatGPTについてはずっと情報を追い続けてきましたが、いよいよ使ってみようかなと腰を上げました。ChatGPT-3.5とBardで数時間試行錯誤したみた結果を残して、実際の授業運用を考えます。 授業の目的 前回(日本語教育コースデザイン実践 vol.1)、現状を明文化して課題を見つけ、Can-doをピックアップし、書き換えてなどという作業をしたけど、今その気力はないので、とにかく漠然としたアイデアを形にしてみる。 ★現状 ・会話能力、スピーキング力にかなりのバラつき

          会話授業にAIを取り入れてみたー準備編ー