POLYGLOTに学ぼう vol.4
18歳のとき、すでに4か国語が話せた彼が、その後の3年間でさらに3か国語話せるようになった、その3年間の経験と5つのテクニックについて。
Sid Efromovich from TED* talks
たくさん間違える
ちょっと他の人と違う、ユニークな「間違える」の感覚。私たちはみんな、発音や文法など言葉のデータベースと言えるものを持っている。例えば、英語の「r」とスペイン語の「r」の発音は違うわけだけど、英語話者がスペイン語の「r」を発音する場合、自分のデータベースを参照して「間違い」と判断される。この間違っているような不安感、それが自分のデータベースの外に出たという証拠であり、どんどん間違うべき、という話。中には、自分のデータベースの中から最も近いもので代用してしまう人もいるが、それだと、うまくいかない。発音でいえば、きれいな発音にならないし、ときには意味が通じない、ということ。
外国語を表記するアルファベットをバラバラに
というか、音に忠実に再現しようということだと思うが... ←いまいち、この恩恵がよくわかっていない。
<例>
ブラジル硬貨は REAL
でも音を再現すると Hey の'HE' + Ouch の'OU' → HEOU
発音に忠実に表すことで、発音のルールを学ぼうということらしい。
間違いにうるさい人を見つけよう
間違いを指摘するのに抵抗がない人、あなたが間違ったらすぐ直してくれる人、それでいてどんどん間違えさせてくれる人。そんないい関係を築こう。
シャワー会話を実践しよう
シャワーを浴びている数分の間に、模擬会話を練習する。一人二役で、おいしいレストランへの行き方を聞いたり、買い物で値切ってもいい。このシャワー会話のいいところは、自分のできないところを発見して練習できること。道の聞き方はわかっていも、説明することはできるだろうか。一人二役なら、この両方が一気に練習できる。そして、いつでもどこでもできて、無料で、手軽だということ。スポーツ選手のイメージトレーニングと同じだと思えばいい。
練習相手を見つけよう
探すときのポイントは2つ
・学習言語が、お互いの共通語であること
・学習言語を使って、秘密を共有をすること
ということは、彼はエクスチェンジを提案しているわけではなく、同じ外国語を勉強している仲間(しかも、それ以外に伝達手段がない関係)をおすすめしているのか。なるほど... とくに(私みたいに)気が弱い学習者は、そのほうがいいかも。エクスチェンジだと、一方的に教えることになりかねない。
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言葉って、アナログでだれでも使えるものだけど、最強の戦闘手段だな、と思うことが、ここモンゴルではたびたびある。だって、何言ってるかわかんだいんだもーーん。モンゴル語も日本語も話せる人を相手に、それって恐ろしいことだと感じたりする。目の前で、どんな秘密が話されているかわからないもんね...