焚き火の前で見つけた大切な決心
以前、よく焚き火ができる飲み屋さんに通っていました。
そこはビルの屋上にあり、ただの飲み屋というより、テントがあったり、オシャレにアウトドアの雰囲気を楽しみながら、焚き火の炎を囲んで心をほぐす場所でした。
炎の揺らぎをぼんやりと眺めていると、自然と気持ちが落ち着き、悩みも少しずつ溶けていくような感覚がありました。
実は当時、僕は仕事のことでとても悩んでいました。
どれだけ頑張っても成果が出ず、思うように進まない毎日に疲れ切っていました。
「このままで本当にいいんだろうか?」そんな迷いが毎日心にまとわりついて、抜け出せない日々を送っていたんです。
そんなある日、仲間たちと一緒にその焚き火の店を訪れました。
揺れる炎をぼんやり眺めながら、心の中の重たいものが少しずつほどけていくのを感じました。
すると、不意に「このまま立ち止まるんじゃなくて、自分で会社を立ち上げよう」と思えたんです。
あの焚き火の前だったからこそ、自分の心の声に素直になれたのかもしれません。
もちろん、決断には不安もありました。怖がりな自分に本当にできるのかと悩む気持ちは、消えませんでした。
でも、そこにいた仲間たちが「大丈夫ですよ」「やってみよう」「もちろん、応援しますよ」とあたたかく背中を押してくれました。
焚き火の温もりと仲間たちの励ましが、僕を前に進ませてくれたのです。
それが2019年10月30日のこと。
あれからもう5年が経とうとしています。
途中、つまずきそうになることもありましたが、なんとかここまで続けてくることができました。
本当に、皆さんのおかげです。
あのとき背中を押してくれた仲間たち、そして支えてくれたすべての人に、心から感謝しています。
これからも、あの焚き火の温もりを忘れず、一歩ずつ進んでいきたいと思います。
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