【帰れないけど、会いに来てほしい】
今日は、久しぶりにデパートへ買い物に行きました。
今年は祖母の初盆でもありますが、帰省を控えているので「せめて仏前に供えるお菓子を送ろう」と思い、久しぶりに家族でお買い物へ。
「なにがいいかなぁ」「これ好きかな」なんて言いながら、お菓子を選んで色々なお店で購入しました。
ふと、夫が「久しぶりに一緒に買い物したけど、お会計の後に毎回「有り難うございました。」って言うところ、けいっぽいよなぁ」と口にしました。
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なんとなく言っていましたが、そう言われて祖母の顔が浮かんだ私。
「けいが喜ぶとこっちも嬉しくなるよ」とよく言ってくれたおばあちゃん。
一緒に買い物や外食にいくと、店員さんに「有り難うございます」とか「美味しかったです。ごちそうさまでした」と必ず口にしていました。(上手く表現できませんが、祖母は徳島生まれ・大阪暮らしだったので関西弁でした)
ちょっぴり人見知りの私は、そんな祖母と一緒にいると恥ずかしかったり、照れくさかったり・・・
中・高校生になり、少しツンツンしている時期には「そんな丁寧にお礼を言うことなのかな?」と思うことも・・・
祖母に尋ねると、「だってお礼を伝えると、店員さんだって嬉しいでしょ?」と言っていました。
その頃はよく分かりませんでしたが、大学生になって始めてアルバイトをしたとき、「有り難うございます」と言ってくれるお客さんに出会った日は「なんだか嬉しくて頑張れるな」と感じた私。
今では祖母のように、お礼を口にするようになりました。
※
徳島から就職のために大阪にでてきて、長年看護師として働いていたおばあちゃん。
たった1人で都会に出てきて、きっと辛いことも多かったと思います。
そんな時に「有り難う」と言われて、「よし、頑張ろう!」と自分を鼓舞した日もあったのかな?
※
そんな姿勢が孫の私に受け継がれ・・・もしかすると、ひ孫である私の息子まで受け継がれるかもしれない。
「今年は実家には帰れません。お手数ですが私が住んでいるこの地まで、様子を見に来てね。」
心の中で祖母にそう伝え、祖母に想いをはせながら
久しぶりの買い物時間を家族で楽しめた1日でした。
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