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#557 最近のニュースについて思うこと

僕たちが日々目にするニュースには、暗い話題が絶えません。災害や事件、経済の低迷といった情報が溢れる中、ついそれに引き込まれてしまうことがあります。何となくテレビやSNSを眺めているだけでも、いつの間にか悲観的な気持ちが積み重なっていく。そんな経験は誰しもあるのではないでしょうか。

日常的にニュースを眺めると、僕たちは多くの情報に囲まれていることに気付きます。しかし、それらの情報は本当に自分達にとって必要なものでしょうか?テレビやネットニュースでは芸能人の不倫やゴシップ、今ニュースをみるとフジテレビの話題が大半を占めています。その一方で、僕たちが知らないうちに見過ごしている大切な情報もあるのかもしれません。この「情報の渦」に飲み込まれず、選び取る力を持つことが、これからの時代を生きるために必要なスキルとなるのだと思います。

しかし、この情報過多の時代において、僕たちはどのように情報と向き合うべきなのかを改めて考える必要があります。情報は僕たちに知識を与えるだけでなく、時には視野を狭め、心に悪影響を与える存在でもあります。それをどのように選び取り、活用するかが、これからの社会を前向きに生きる鍵になると感じています。
#情報の取捨選択

インフラ時代の新しい情報との関わり方


スマートフォンの登場で情報革命が起こり、僕たちは日本のどこでも積極的に最新情報を収集できる時代にいます。これはすごく便利なことですが、その一方で情報が画一化しているとも言えます。

たとえば、SNSでは自分の興味があるテーマの話題ばかり流れてきますよね。それはAIによるパーソナライズ化の結果ですが、その便利さが別の視点を失う原因にもなりえます。

なぜこれが問題かというと、たとえこれが自分の興味と相容れないテーマであっても、その情報がもたらす視野を広げる効果があるからです。たとえば、世界の情報に目を向けてみてください、自分とは関係ないと思われている地域の問題を知ることで、社会全体を見る視野が広がります。誰でも等しく世界中の情報にアクセスできるのに使い方が限定されている、これはインフラ時代のもったいない使い方になっているのではないかなと思います。
#スマホ一台で世界とつながれる

身の回りの情報を見直す


では、僕たちはどうすればもっと優れた情報収集ができるのでしょうか。

一つは、意図的に自分の関心のないテーマも読むようにすることです。たとえば、たまに小説を読んでみたり、これまで気にしたことがない分野の本を手に取ってみるのも良いと思います。

本屋に行き、書棚をザッピングするのも効果的です。陳列された本を手に取って中をパラパラとめくるだけで、今何が世間で注目されているのかが分かります。この偶然の発見が、新しい興味や知識を引き出してくれることもあります。

もう一つは、ただ情報を収集するだけではなく、それを自分なりに解釈し、アクションに移していくことです。情報を読むのみならず、自分なりの意見を持つことで、それが自分を充実させてくれるようになるはずです。

さらに、情報収集の目的を再確認することも重要です。たとえば、なぜその情報を知りたいのか、その情報が自分や周囲にどう影響を与えるのかを考えることで、情報との関係性がより深まります。これが単なる受動的な情報収集を超えて、積極的な行動を引き起こす原動力になると思います。
#本屋

テクノロジーの使い方を見直す


また、僕たちはテクノロジーの利便性に頼りすぎていないか振り返るべきだと思います。便利だからといって、全てを任せてしまうと、その結果として失うものもあります。

たとえば、検索エンジンやAIが提示する情報だけを頼りにすると、自分自身の視点を失いやすくなります。それに対して、少しだけ時間をかけて自分で調べたり、異なる意見に触れる努力をすることが、情報の使い方をより深いものにしてくれるはずです。

特に、海外のニュースや異文化に関する情報を意識的に取り入れることは、新しい視点を得るのにとても役立ちます。たとえば、他国の課題や解決策に触れることで、今の自分たちの状況を客観的に見直すきっかけになります。

さらに、テクノロジーとの関わりを深めるために、自分の情報収集スタイルを分析することも重要です。日々利用しているアプリやウェブサイトの履歴を振り返り、自分がどのような情報に偏っているのかを確認することで、新たな発見が生まれることがあります。
#情報の偏り

社会全体とのつながりを意識する


僕たちの情報の選び方や使い方は、社会全体にも影響を与えています。情報は個人だけでなく、コミュニティや文化全体の基盤となります。そのため、自分自身の情報収集が、どのように社会に影響を及ぼすのかを考えることが大切です。

たとえば、地域社会の課題や身近な問題についての情報を共有することで、他者とのつながりを深めることができます。これが、結果として社会全体の活力を高める要因にもなり得るのです。

また、情報を通じて他者と意見を交換する場を持つことも重要です。意見の違いを尊重しながら対話を続けることで、新たな価値観が生まれ、より広い視点で物事を捉えられるようになります。これが、社会全体の成長にもつながると思います。

結論


このように、情報はただの便利な道具ではなく、僕たちの人生を豊かにする鍵でもあります。自分が普段触れている情報の質や量を振り返り、新しいものに触れる勇気を持つことで、見える世界が一変することもあるでしょう。

情報とは、僕たちの世界を広げるツールであると同時に、価値観や行動に影響を与える強力な力を持っています。だからこそ、その情報をどう活用するかが重要です。受け身で流されるのではなく、自分自身で選び取り、考え抜くこと。それは、僕たち自身の未来を形作るだけでなく、社会全体の明るい未来を築く一歩でもあります。

「知る」ことから始まる変化は、きっと大きな影響をもたらします。今日から、いつもと違う本を手に取る、普段とは異なる視点のニュースを追いかける、といった小さなアクションを始めてみませんか?その一歩が、より豊かな人生、そしてより良い社会への道しるべとなるはずです。
#本屋へGO


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菅野 大輔 (ワインテイスター/食クリエーター:かんの だいすけ)
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