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「大怪獣モノ」。 これは、特撮とプロレス:オタクにとっての永遠の恋人、危険な顔合わせ。

先日の記事に続いて、プロレスモノを紹介しよう。
特撮とプロレス。かつての全日本対新日本を思わせる、強力なイデオロギー同士の、危険な初顔合わせ。 結果は不穏試合?それとも?

『シン・ゴジラ』が記録的大ヒットを記録し、まさに怪獣イヤ―となった2016年、その裏で全世界を熱狂、興奮させたもうひとつの怪獣映画があっ た!その映画の名は『大怪獣モノ』!!地底怪獣VS.スーパー巨人!大東京を舞台に繰り広げられる史上最大の決戦を描いた大スペクタル!スーパー巨 人を演じるのは人気プロレスラー、飯伏幸太。戦場をマットの上から特撮セットへと移し、鍛え抜かれた肉体と必殺技を武器に怪獣に立ち向かう姿 は、特撮ファンのみならず女性プロレス・ファンたちも熱狂させるに違いない。巨大化前の草食系・新田を演じるのは「獣電戦隊キョウリュウジャ ー」のイケメン・斉藤秀翼。美和を演じるのは雑誌「ポップティーン」のオーディションでグランプリに選ばれた人気モデル河西美希。新田を誘惑す る女スパイ、リサには、DDTマットでも活躍中の女子プロレスラー・赤井沙希。そして日本プロレス界の重鎮、鈴木みのるがドラマのクライマックス をダイナミックに盛り上げる!監督・脚本・特撮監督は、天才・河崎実。リメイク版『日本沈没』の公開に併せて『日本以外全部沈没』を製作して大 ヒットさせ、東スポ映画大賞・特別作品賞に輝いた河崎監督は、今回、自身のもっとも愛する特撮映画の一本、『フランケンシュタイン対地底怪獣< バラゴン>』の[巨人対怪獣]という設定に、最新バイオ・テクノロジーの功罪、環境保護団体の横暴、過熱するマスコミ取材、産業スパイの謀略、筋 肉へのフェティシズム、女装とキャバクラ遊びの愉悦までをも盛り込んで、現代社会に警鐘を鳴らす、渾身の集大成ともいうべき特撮怪獣映画を完成 させた。

キングレコード 公式サイトより

トクサツファンのツボを押さえたキャスティングはさておいて、見どころはやはり:四角いジャングル!ミニチュアの街並みをリング代わりにして、当代随一のプロレスラーふたりが、文字通り「怪獣プロレス」を見事に魅せてくれます。

先攻は飯伏幸太。
持ち味のパンチ・キックはリングの上と変わらぬ自然体の速射砲。
重量感ある敵に対してパワーボムも綺麗に決めるし、河津落とし、ネックブリーカードロップといった掟破りまでみせる。
そしてビルをコーナーポストに見立てて、横180°、縦450°回転フェニックス・スプラッシュ! 得意技の満貫フルコースを、怪獣相手に魅せてくれます。

強力な怪獣相手のトドメといえば、ウルトラマンよろしくトランスフォームが欠かせないだろう。だから、飯伏幸太が「鈴木みのる」に変身しても、何もおかしいところはない。爽やか好青年が、ドレッドヘアの強面のおっさんに!

テーマソング「風になれ」をバックに、ゴッチ式パイルドライバーで、怪獣にとどめの一撃だ!


以上。 よけいなゴタクは要らない。これぞ真の「怪獣プロレス」を堪能すべし。戦うヒーローとしての昭和ゴジラにも、想いを馳せるべし。


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ドント・ウォーリー
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