“祈るのよ、祈るのよ、祈るのよ。”_Carrie(1976)
ブライアン・デ・パルマ監督「キャリー」である。真っ赤が流れる。真っ赤に燃える。
今なお斬新。
なんといっても、舞台に立つ前後の暗転、狂気、爆発、後悔・・・につきる。
プロムパーティー当日。母親の反対を押し切り、自作のドレスでやってきたキャリー。喜びと不安の気持ちが入り混じる彼女を、トミーは優しく励ます。自分に自信を持ったキャリーとトミーは、パーティーのベストカップルに選ばれた。今までに無い幸せを感じながら、ゆっくりとステージ上に上る二人。
この栄光の瞬間に唾をかける。「上げ