凄まじい轟音と破壊、血と汗、戦争とゾンビ。塚本晋也監督「野火」。
その作風は凄まじい轟音と破壊、血と汗に彩られ、艶かしく映る血と鉄、細かいカットで自らの意匠を刻み込む、どちらかというと「シン・ゴジラ」はじめとして役者としての活躍が有名な?塚本晋也監督。
そんな塚本晋也がメジャーな観客にも膾炙した2015年の映画「野火」を紹介。もう10年前、戦後70年の映画なので、忘れている人も多いだろう。
同じ原作を取り上げた市川崑監督のそれが、感情やエモーションからは距離を置いて、日本人の集団主義の顔を被った超個人主義の本質をついているのに対し、こちら