【walk on コラム vol.28 膝痛でお悩みの方へ
いつもご観覧ありがとうございます。
宇都宮でフレイル・生活習慣病・認知症の予防に力を入れている運動施設、健康管理教室walk on代表
健康運動指導士 の 平野太一です。
今回は膝痛について記載をしていきます。
膝痛で悩んでいる方は多いです。
多くの方は立ち方や座り方、歩き方などが原因で痛めています。
結論から言うと立ち方や座り方、歩き方を改善させれば膝の痛みも軽減する可能性が高いです。
逆にいくら治療や手術をしてもそこが改善されていないと完璧に良くなりません。
膝痛は、膝の関節や周囲の組織に痛みや不快感を引き起こす状態を指します。
一般的な原因には、怪我、炎症、変形性関節症、または過度の負荷などがあります。
1. 怪我や外傷
過去のスポーツ中の捻挫や打撲、転倒などが原因となります。雨の日や寒いと痛みをぶり返す時もあります。
2. 過度の負荷
長時間の立ち仕事や激しい運動によって引き起こされることがあります。
立ち方が悪いと膝に体重がかかり過ぎてしまい、膝にストレスを与えてしまいます。
3. 炎症
関節炎や軟骨の炎症が膝痛を引き起こすことがあります。過度な負荷を与えてしまったり、運動不足が原因で引き起こされるパターンもあります。
4. 変形性関節症
軟骨の劣化や関節の変形が進行すると、膝痛が生じることがあります。
整形外科などでも多いと言われる症状です。ただ変形性膝関節症もレベルがあり、大半の方が軽度で問題ございません。
5. 姿勢の問題
膝に負担をかける不良な姿勢や歩行パターンが原因となることがあります。
これらは一般的な原因ですが、症状や状況によって異なる可能性があります。
膝痛を改善する方法
はいくつかあります。
1. 股関節の柔軟性、可動域を広げる
膝と股関節の関係性は深いです。
膝を痛める方は股関節が上手く動いてない、使えていない方が多いです。
初期段階では椅子に座る時など股関節を折る意識を持つことが重要です。
2. お尻の筋力をつける、柔軟性の獲得
お尻の筋肉が低下すると重心が前に行くので前モモに体重が乗ります。そうすると膝への負担が増えてしまいます。
お尻の筋肉をつけましょう!
3. 前モモ(大腿四頭筋)の筋肉の柔軟性
前モモが硬くなると膝関節の組織に炎症を与えてしまったり、ストレスを与えてしまいます。
痛みのでない範囲で前モモのストレッチを行いましょう。
4. 姿勢改善、歩行改善
変形性膝関節症、x脚o脚は立ち方、歩き方に影響を与えてしまいます。ガニ股で立ったり歩いてしまったり、内股で立ったり歩いてしまったり。そのような歩き方、立ち方で膝の内側や外側にストレスを与えてしまいます。
膝の骨格は変えることは極めて難しいので、普段の歩き方、立ち方を出来るだけまっすぐにすることを心がけましょう。
5. 適切な運動
単純に動かさなさ過ぎて痛みが出ている場合もあります。軽く動かすことから徐々にステップアップをして軽めでいいので定期的に運動をしましょう。
6. 体重管理
過体重の場合、減量することで膝にかかる負担を軽減します。
ただし、痛みの原因や重症度によって最適な治療法は異なるため、上記の内容をやってみて良くなる気配がなければ病院に受診しましょう。
【まとめ】
膝を痛めてしまうと歩きたくない→家から出るのが億劫になる→社会性が無くなる→いろんな機能が低下してしまう
など負の連鎖を引き起こしやすくなってしまいます。
痛みのない身体が心身ともに健康でいられる秘訣なので適度な運動を心がけましょう。