「初見さんいらっしゃい!~誰でも盛り上がって観戦できるように~」
どうも、W.I.のtotokoです。
今期のアニメもそろそろ佳境ですが、みなさんどうですか?
僕は「宇宙よりも遠い場所」と「citrus」ですかね。
さて、今回はeSportsを観戦する上で「どう楽しめばいいのか」というところにちょっと焦点を当てていこうかな、と思います。
といいますのも、僕だけじゃないですが、色々なゲーム関係のメディアとかが「eSportsは海外では盛り上がってるけど、国内はまだまだです」とか「課題は多いです」的な感じのことを書いています。
もちろん、僕も書いていますが、ここでふと疑問に思ったんです。
結局、全くの初見の人に楽しんでもらうことって考えていないような……
これはどちらかと言うと、ゲーム開発者的な視点で感じたものです。
様々な制度だったり、プロリーグ設立とかで、確かにeSportsを国内でやっていく基盤は確かにでき始めています。
ですが、肝心要の「応援してくれる人」の増加について忘れているような気がしました。
応援しに大会を見に来てくれる人やインターネットによる生配信の視聴者数、これがめちゃくちゃ増加しないといつまでも「ニッチな世界」から変わらないのでは……。
もちろん、普段のリーグ戦とかから応援してもらうというのはなかなか難しいですが、例えば世界大会や全国大会とかを応援してもらうと選手もモチベーションが上がるのではないでしょうか?
一応「一般人が見ることのできる環境」はあるので、これを「もっといろんな人に見てもらう」という段階へ行きましょう。
ルールがわからないと盛り上がりポイントがわからない!
結局課題はここなんですよね。
例えば、野球とかなら応援しているチームが打ったら盛り上がればいいですし、凡打したら落胆すればいいです。サッカーならゴールを決めたり防いだりとかの、なんとなく「すげー!」ってなるポイントが用意されています。
それは「細かいルールは知らないけど、ゴールにボール入れたらいいんだよね?」っていう前提が頭の中にあるからです。
冬季オリンピックで様々な競技がありましたが、こちらも試合前だったり試合中だったりに実況や解説、TV内のテロップ等で「試合が動くタイミング」について言及されていました。
ですが、これがゲームだとなかなか難しい。
わかっている人なら「今のJunglerのガンクタイミングうめー!」とか「サポートのフォローが丁寧だ!」とかなんだと言えますが、そのゲームを知らない人からすると「どゆこと?」ってなっちゃいます。
当然といえば当然なんですよね、だって「そのゲームの盛り上がりポイントやルール」とかがわからないからです。
ぶっちゃけ僕は将棋やチェスの試合を見ても「えっと……何がどうなったんだ?」ってなっちゃう人です。
手間だけど、「ここを見れば盛り上がる!」を用意してあげよう!
さすがに将棋やチェス等のマインドゲームはなかなか分かりづらいですが、ゲームは可能かと思います。
だってそもそもゲームは、(売上等々のため)プレイヤーを増やすために「このゲームの面白いところ」というものを用意して作っているわけですから。
後はそれらを「競技」となった場合に「注目するポイント」として用意し、説明することができればいいのです!
まあ、言葉で言うのは簡単なんですがなかなか難しいですよね。
格闘ゲームなら「どちらのHPバーが多い少ない」でなんとなく優勢劣勢がわかりますが、LoLとかだと単純なキルデスやタワー数とかで図りづらいですし。
となると大事なのは「試合が動いたタイミング」をいかに盛り上げて説明できるか、これに付きますね。
とにもかくにも、「せっかく日本代表が出ているから応援してみよう」っていう人が見ていてエキサイトでき「私もこのゲームで遊んでみよう!」となることが、これからのeSports(にかぎらず競技ゲーム)の一般層への普及のカギになりそうです。
蛇の足
と申しましたが、本当それって結構難しいですよね。
うーん、どうしたものか……。
多分根本的なところにあるのは「みんなが応援したくなるようにする」ということではあるのは確かです。
ここでもeSportsだけではなく、ゲーム全般について色々と書いていく必要があるかもしれませんね。