見出し画像

3年で資産2000万に到達した僕の投資術 ⑥【株式と現金を8:2で保有せよ】

こんにちは。インデックス投資家のウォークです。

このシリーズもいよいよ最終回ですね。



僕の投資方針は以下の通りです。

①何を: S&P500 か全世界株式インデックスファンドまたはその両方

➁どこで: SBI証券か楽天証券のネット証券で

③どのように: 株式と現金を8:2の割合で保有

個人的にベストだと思っている資産運用方法


今回はなぜ僕が株式と現金を8:2の割合というポートフォリオで運用を続けるのかを記事にしていきたいと思います。

今回の記事は僕の投資方針の根幹をなすものであり

短期的に2000万円という資産を築けた一番の要因を説明していくものになります。

皆さんの資産運用に必ず参考になると思いますので最後まで読んでいただけると嬉しいです。

一部有料となっておりますが、必ずそれ以上の価値を提供させて頂ける自信があります。

それでは早速参りましょう。





ポートフォリオの重要性について


①ポートフォリオとは

まず、ポートフォリオとは、資産運用を行う際に自らが保有する金融商品の組み合わせのことです。

銀行預金のみで1000万円の資産を保有している場合は銀行預金が100%のポートフォリオになりますし

この人が仮に600万分のインデックスファンドを購入すると、ポートフォリオは60%株式と40%現金で構成することになります。

投資の目的、取れるリスクの量によってポートフォリオを作成していく。



➁長期投資ではポートフォリオの配分でリターンの大部分が決まる



そして、なぜいきなりポートフォリオの話から入ったかというと

ポートフォリオ(株式、債券、不動産などの異なる資産クラス間の配分)は、長期的なリターンの90%以上を決定すると言われているからです。

上記に対してのエビデンスは1986年に発表された「Determinants of Portfolio Performance」という論文です。

大規模な米国年金基金のパフォーマンスを10年間にわたって分析した結果、
個別銘柄の選択やアセット売買のタイミングなどの要因は、リターンの変動にわずかな影響しか与えませんでした。

総リターンの約93.6%が、どのような資産をどのような配分で保有しているかというポートフォリオに起因するものだったのです。





すごい研究結果ですよね。


インデックスファンドで言うと

暴落を待ってから買うといった購入タイミングを伺ったり

米国と全世界どちらか銘柄でいくかということに悩むよりも

インデックスファンドを全資産のうち何%保有して、残りの資産は何に振り分けるのかというポートフォリオの構成に頭を使う方がいいことをまずは理解してほしいと思います。


ポケモンのジムリーダーが弱いのって同じタイプのポケモンしか使ってこないからなんですよね。

彼らがポートフォリオを勉強して色んなタイプのポケモン使ってきたらピカチュウも真っ青だと思うんですよね(何の話?)


タケシ…お前さぁ。。



とにかく、どんなポートフォリオを構成するかは

投資家にとって最も大事なことと言ってしまって差し支えありません。


長期投資のアセットごとのリターン


そんな大事なポートフォリオの中心を何で構成するかという話になりますが


これは株式一択になります。

なぜかというと、シンプルにリターンがダントツだからです。

200年間で株式は60万倍に成長しています。

他のアセットに比べて成長性が段違いなのが分かると思います。


200年間の各アセットのリターン上昇グラフ
インフレ調整後の実質リターンで表示


ちなみに、現金だけだと見事に価値が下がっちゃってますね…やはり投資はインフレ対策としてマストですね。

以上のことから、僕の投資戦略はリターンを最大化するために

株式の詰め合わせパックであるインデックスファンドを、全資産のうちどれだけ100%に近づけることができるかが根幹の考えになっています。

株式100%=リターンMAX=リスクMAXの状態から

いかに精神的な部分も含めて、極力リターンを落とさずに、効果的にリスクを下げていけるかを大事
にしています。



それではここからは、リスクコントロールをどう行っていくかを見ていきたいと思います。


なぜ安全資産を債権ではなくて現金で保有するべきなのか



①リスク資産と安全資産


一般的には、株式のリスクをコントロールすためには債権をポートフォリオに組み込むことが推奨されています。

ここでいうリスクとは、値動きの大きさを指すことにさせて頂きます。

また、債権とは国債を指すものとさせて頂きます。

リスクのイメージ図

株式は値動きが激しいアセットです。
こういう資産をリスク資産といいます。
(例: 株式、社債、不動産、コモディティ)

対して

値動きが低い資産を安全資産と呼びます。
(例:預貯金、先進国国債)

リスク資産に安全資産を混ぜることで

リターンを享受しつつリスクを下げることが出来ます。

株式と債券の組み合わせイメージ



➁債権は安全資産の代表選手


安全資産の中でも債権を取り入れる方は多いです。

なぜなら

債権が株式価格が下落した場合に上昇する可能性の高いアセットだからです。(逆相関の関係)

株式と債券を組み合わせて分散投資を行っている場合

株価下落時に債券部分が上昇することで、ポートフォリオ全体のリスクを軽減する効果があるわけですね。

暴落時の精神的ショックのクッションになってくれるのです。

株式と債券の関係イメージ図


それでいて、アメリカの10年国債などであれば3%ほどの年利回りも期待できます。

普段からリターンもあって、株式下落時には価格上昇してくれる…

株式のリスクをコントロールする安全資産の代表になるのも頷けます。

一般的には株式への配分比率は「100-年齢」を目安として残りの配分は債権に回すという考え方が定着している印象があります

30歳なら株式70% 債権30%というポートフォリオを組むのが推奨されているということですね。


③それでも僕が債権を持たない理由


これだけ債権を持ち上げておいて何なんですが

僕は債権をポートフォリオに加えていません。

これからもおそらく保有することはないと思います。

安全資産としては現金を保有するようにしています。


その理由としましては…

ここから先は

5,621字 / 11画像

¥ 300

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?