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【個別株VSインデックスファンド】 株式相場はどこまでいっても〇〇だ

皆さんは個別株投資をしようと思った方はいますか?


ひょっとしたら記事を読んで下さっている方は、個別株投資をすでにされていて、自分のスタイルを確立されている方もいらっしゃるかもしれませんね。

あの世界一の投資家、ウォーレン・バフェットも割安になっている優良株を中心に投資する個別株投資家の側面が強いと思います。




僕も興味がないわけじゃなく、個別株でガンガン利益を積み上げる!みたいな投資スタイルに一種の憧れみたいなものはあるのですが

おそらくこのままインデックス投資を淡々と続けて資産を積み重ねていくことになりそうです。


今回は僕が個別株投資に手を出さない理由を記事にしていきたいと思います。



念のために断っておきますが、個別株投資を否定しているわけではありませんので、あくまで個人の見解であり、僕個人がたどり着いた結論だと思って読んでいただければ幸いです。





伸びる株式の見極めが難しい


僕が個別株に手を出さない理由の一つが上場企業であっても、生き残れる会社は非常に少ないという現実があるからです。



例えば、1920年3月のダウ平均株価の構成銘柄20社のうち、100年後もこの指数に存在している企業は1社もありません。

前提として、企業は競争が激しく、世の中で革新的なイノベーションが起きるたびに勢力図は劇的に変わってしまいます。

たとえ、超優良株を見つけたとしても、その株式から享受出来るリターンは数年単位で大きく変わってしまう可能性が高いです。



また、1926 年以来、米国株式市場全体を実質的に牽引してきたのは、最も業績のよい4%の上場企業にすぎない

と結論づける論文も存在します。

参考:Bessembinder, Hendrik,“ Do Stocks Outperform Treasury Bills?” Journal of Financial Economics 129: 3 (2018), 440‐457.



個別株で勝負する以上、この4%にあたる企業を選別する必要があるんですね。

僕にはこの4%の銘柄を選び、96%の銘柄を選ばない自信はありません。

しかも、これらの優良企業でさえ、いずれは衰退していくんですからね。



過酷な鉱山で、空気に触れると価値がなくなってしまう宝石を一生懸命探し続けるようなものです。

ちょっと割に合わないかなというのが、正直な気持ちです。



だったら

①最初から色々な業種の株がいい配分で組み込まれているインデックスファンドを購入
➁あとは市場の動向に合わせた自動メンテナンスに身を任せる


こっちの方が

感情的に揺さぶられることも少なく、ひねくれた僕は合理的なように感じてしまうのです。



銘柄分析手法なんてものは存在しない?



個別株に投資する人たちの多くは

銘柄の選び方、売買のタイミングを熟知しているから個別株でも安定した高いリターンを出せる!と主張しています。



その主張を発信していたり、商品化している人も一定数いらっしゃいます。



申し訳ありませんが、極論、そんな手法は存在しない。
あったとしても運の要素の方が強いと僕は思っています。



例えばスポーツはパフォーマンスと勝敗の因果関係が分かりやすいです。

あのバッターがチャンスの場面でヒットを打って点が取れたから勝てた。

ピッチャーが0点に抑えたから勝てた。

陸上で身体に負担がかかりにくいフォームに改造したら記録が伸びた。


このように自分たちが取った行動が、どういう結果につながったかは比較的分かりやすいと言えます。



しかし、株式はどうでしょうか?

例えば、あなたが、市場の動きを予測するためにチャート分析を行って売買タイミングを図ったり、会社の業績と株価を見比べバリュー株を探したりしていたとして

株式が動いた時に、やった!予想通りだとなるかもしれませんが、

株価が動いた結果は、あなたがその個別株の購入に至った理由とは違うかも知れません。


株価は上下します。

それがやってくるのは当たり前の話で、株価が動いたこととあなたの分析には実はなんの因果関係もないというオチです。


く、くじびきだと…



ひょっとしたら少しは当たっていたのかもしれませんし、やっぱり関係なかったかもしれません。

どちらにせよ、その銘柄分析手法が本当に有益か無益かの判断は簡単ではないということです。



何が言いたいかというと


つまりは株式価格の上下とタイミングなんてものは個人投資家がコントロールできるようなものではなく


『運』の要素が圧倒的に強いということですね。



平均以上のリターンを目指すアクティブファンドが、平均リターンを目指すインデックスファンドに長期的に勝てる可能性は非常に低いという現実も納得がいきます。


(出典:前田 昌孝 著「株式投資2023 不安な時代を読み解く新知識」)

インデックスファンドに勝つと意気込んだアクティブファンドも、勝ち続けられるものはごく少数というワケです。

プロが運用するアクティブファンドが「ただの指数」に勝てないというのは、業界関係者が最も知られたくない不都合な真実の1つですね。

同様に、個別株投資も市場の平均リターンに勝ち続けるのは難しいのではないでしょうか。



株式相場が見通せる水晶玉は存在しない。

株式はどこまでいっても『運』の要素が一番強い。

この感覚が腑に落ちているインデックス投資家は強いです。

この腑落ちの有無が株式投資の初心者と中級者以上を分ける壁だと個人的には思っています。


インデックスファンドに投資する理由と目的をきちんと整理できている人は

変に売買を行いませんし、流行だけ追いかけた耳障りのいいファンドには興味を持ちません。

市場の混乱が起きていても、じたばたせず圧倒的に落ち着いていられますし、そういう投資戦略を立てている人が多いです。



もちろん、10年後、20年後の株式市場が絶対に上がっている未来が保証されている訳ではありません。(その可能性は高いですが。)

ただ人間が生きている以上、経済活動は行われ続けるでしょう。

インデックスファンドに投資するということは株式に投資すると同時に未来の『人類の経済』に投資することでもあるのです。




『人類の経済』は成長していく。

この価値観を取り入れて投資していくスタイルは

個別株では難しく、インデックスファンドにしかない大きな魅力と思っています。


まとめ


①優良な個別株を見つけるのが難しい。
➁優良株を見つけたとしても、その株式から享受出来るリターンは数年単位で大きく変わってしまう可能性が高い。
③分散投資が難しく株価の上下が大きいため心を乱される。
④『人類の経済成長』に乗っかった超長期の保有が成立しない。

僕が個別株に投資しない理由



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