謙遜は悪徳
「その服似合っているね。」「いやあ、そんなことないよ。」
「最近頑張ってるね。」「いやあ、全然まだまだやわ。」
「○○さんのおかげでいつも助かってるわ。」「いやあ、まだまだ力になれなくてごめんね。」
こんな会話、無意識にしていませんか?
これ、一見謙遜しているようで、相手が言っていることを
1mmも受け取らず、全否定しています!
「その服似合っているね。」
「そう言ってもらってうれしい。」「ありがとう。」と
相手の言葉をいったん受け止めて、自分の気持ちをシンプルに伝えればいいだけなのに、
「ほめられるのが恥ずかしい。」(実は自意識過剰)
「社交辞令をまともに受け取ってはいけない。」(あくまでも自分の思い込み)
と、こんな風に思っていたから言えなかったのよと、言い訳はいくらでも言える。
でも、この対応を続けていると自己肯定感が下がり、
他者を肯定することもできなくなる。
アドラー心理学に出会って、
相手の考えをそのまま受け止めて、自分の考えも素直に伝える。
「自分OK」「相手OK」という考えを知り、
少しずつ改善することができるようになりました。
「謙遜は美徳」という言葉もあるけれど、それで自分を生きづらくしている人をたくさん見かけます。
まずは、相手が認めてくれた言葉に「ありがとう。」と言ってみよう。
(自戒をこめて)