EP:02 ウォルマート卿と賢者の薄利多売
ウォル夫です。ウォルマートと小売業界をテーマにnoteを書いています。今回のテーマは小売やチェーン店でよく聞く「薄利多売」。
正直ネガティブなイメージを持ってたんですが、このスキーム 正しく使えば大きな市場を作れるんですね、ウォルマートの様に、amazonの様に。
あと余談ですが前回 "小売の帝王 ウォルマート" という単語を連投していたら「ウォルマート卿みたいなキャラクターいなかったけ?」と気になり、、調べた結果ハリーポッターのキャラということに気付きました。
さて閑話休題。今回の流れは下記の通りです。今回は「私のウォルマート商法 すべて小さく考えよ」を参考に書いていくよ!(まだ読んだの4章迄)
1.薄利多売は儲かるモデル
薄利多売って、正直、儲からないイメージがありました。安く売ってほぼ利益なし、骨折り損のくたびれ儲けみたいな。(自分も小売について学ぼうと、先日小売店舗でアルバイトしたんですけど、レジ打つ金額がまぁ安くって、こんなんで給料出るんかいな みたいな、1商品の単価の低さに泣きそうでしたw)
ただ、ウォルマートを世界1にしたスキームの1つはこの薄利多売です。大きな視点で見ると薄利多売って儲かるんすね。薄いかもしれないけど利益は確保されていて、それをドカッと大量に売る。
この利益確保とドカッと大量販売が肝で、この利益と量のバランスを、
・時代が変わっても
・環境が変わっても
・規模が拡大しても
常に利益をキープし、拡販させてきたのが小売の帝王ウォルマート卿。
そうそうできないですよね、だって
この薄利多売の原則、ウォルマートの創業者サム・ウォルトンが初めて店を始めた時に気付いた儲けの原理だそうで、この薄利多売を突き詰め続けたのが今のウォルマート。何事も徹底するとここまで成長するんですね。1つ1つの商品で考えるとほんとうっすい利益だもん。愚直に行うって大事だ。
2.薄利多売モデルのポイント
ただ調べていくと、薄利多売ビジネスには下記のポイントを抑えるのが必要そうです。(さもなければ悲惨な事態になりそう…。)
注意したいのは安い商品が大量に揃い、利益のある状態で売れていること。
このどれかが1つでも欠けたら薄利多売ビジネスNG。市場自体も拡大していないと持続するのは難しそうにも感じます。
だから日本市場って…、無理ゲー感強くありません?
既存市場は飽和状態&人口減少だし、薄利で攻めると血で血を洗うような、…なにか影で犠牲が出てる感じしますよね。人件費だって高騰中だし。真っ当に考えると単価上げてく方向な気がする。拡大していく市場で求められるスキームな気がします。個人的には。
3.数値/数理とシステムで攻めるウォルマート
「EDL:EveryDay Low Price 」
ぶっちゃけ3年前くらいに書いた記事なんですよね、これ。
よく書けてるから公開してみた。本当頑張って書いてる笑
そんな中のうっすら記憶でこの章を追記すると、
・ウォルマートは価格を下げることに全力だった
・最初は偵察などアナログな方法だったがシステムを導入&活用に注力
・POSデータの活用で有名
・POSデータを自社だけではなくチェーン全体で活用
・セクションを跨いだチェーン全体合理化を進めていった
本当合理化に合理化を進めて低価格を追い求める、徹底してます
4.本日の参考図書
1/3くらい読んでの感想ですが、本日の参考図書。