私にとってのお金とは
「現在の豊かさを楽しめる人に未来の豊かさがやってきます」
本田健さんの書籍『お金に困らない答え』(セブンイレブン限定 850円!)をパッと開いて飛び込んできた言葉にドキッとした。
その数行前には「お金が足りないと文句を言っているとき、あなたは今この瞬間の人生から切り離されています」と書かれている。
先にこの文章を読んで、「何かを判断するとき、お金を理由にしていることがあるなあ。お金から自由になってないなあ。」と思ったのだけれど、後半に続く文章を読んで、これは「お金から自由になっていない」というよりも「今ある豊かさを楽しめていない」、ということなのだと気づいた。
お金とは「便利な道具」である。
ということは、今までの健さんの本を読んでだいぶ納得してきた。
お金の持つ交換機能がなければ、とても不便で今の生活が成り立たない。
お金のおかげで、誰かに感謝する気持ちを表現したいとき、見知らぬ誰かを応援することもできる。
お金に貯める機能があることで、余ったお金を残しておくことができる。
ただ、それだけなら、お金に感情を揺さぶられることはないだろう。
この本の中で、健さんは「お金はエネルギーだ」と書いていた。
それが、お金の本質だという。
お金は元々、良いものでお悪いものでもないが、持っている人の感情のエネルギーによって質が変わるので、人によっては感謝するものになるし、人によっては災いをもたらすものにもなってしまう。
ここで、私にとってお金はどんな存在かと考えてみると、私はお金を「自分の感情に向き合うことを避けるため」に利用しているのかもしれないと感じた。
「お金から自由になっていない」ということを理由にして、今ある豊かさに向き合い、楽しむことを避けようとしていたのだ。
何となく、目いっぱい楽しんではいけないように感じている自分がいる。
楽しめない自分を認めたくなくて、それをお金のせいにしているのだ。
これでは、お金は私の元にきてくれない、、、。
この本の最後のページには「好きなことをしていれば、お金は後からついてくる」と書いてあった。
そしてエピローグには、「まず、今の自分が幸せに過ごすことから始める」と。
私にとってのお金の問題は、お金の問題ではなく、私の心の問題なのだと思った。
まず、自分が幸せに過ごすことから始めよう。
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