凛として、海月。
ぬはっ。
昨日、2年半ぶりくらいに水族館に行きました。
何がびっくりしたかってね、
魚が、
おさかなが、
しゃべっているように見えた。。
入ってしばらくは日本の海に住む生きものたちがたくさん居たんやけど、なぜかドキドキ動悸が止まらなくて。
水族館で「生活」と「性格」を感じるなんて生まれてはじめてだった。
にっこり笑顔を浮かべながら、悠々自適に優雅に、水の中を滑るように泳ぐエイ。
「あぁ〜〜、ココかいぃなぁ〜〜」
って言いながらひたすら肘(?)の裏をポリポリとかいえいるタカアシガニ。
今どこにいるのかも、今が何時なのかも分からずぽーっとしてるオオカミウオ。
食パンマン(咄嗟に出た例えがこれやった)並みの爽やかな笑顔と自信を抱いて周りの魚を追い越していくやつ、集団でぎゅぎゅっと固まってるなか一匹だけ反乱を起こしちゃうやつ、いろいろ。
生まれて初めての、魚がしゃべっているというか、息を感じるというか、まるで魔法で海の生き物に変えられた人間をみてるみたいな、不思議な感覚。
おもろかったのが、グレートバリアリーフとかアマゾンとか、日本の海の外に出た途端、お魚の声は聴こえなくなったんよねぇ。
日本の魚は日本語をしゃべるのかもしれない。
その国の魚はその国のことばで通じあってるのかもしれない。
ちなみに、水族館で出会った生きもののなかで一番憧れてしまったのはクラゲでした。特にミズクラゲ。クラゲはしゃべりかけてこなかった。
ひらりゆるり、ほわっとしているけど、内に棘を秘めている。
“みんな”で生きていて、ひとりひとり大きな差があるわけではないけれど、どこか芯の強さ、凛とした美しさ、”その”クラゲにしかない舞い方があるように感じた。
「生まれ変わるなら何になりたい?」の質問にはいつも「人間一択!」で答えてきたけど、クラゲになれるなら本望かもしれません。🪼