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相手の心を動かすリーダーシップ研修#褒めるチカラ

「ヒトと組織は簡単に変わらないが絶対に変わる!」トリプルバリューでは、インプットだけで終わるのではなく、行動変容にこだわった研修を実施しています。
今回は、リーダーに求められる「褒める力」についてお伝えしていきます。

褒めることは認めること

印字用【情熱型リーダーシップ・マネジメント研修】褒める資料20211017

「褒める=甘やかす」といって、ほめることに否定的な考えもあるのではないでしょうか。
でも、「褒める」には良い行動を習慣化して成果を出すことができるチカラがあるのです!

人は誰しも認められたいという「承認欲求」を持っています。
褒められると、意識せずに行った行動を良い行動だと認識し、その行動を行うように意識し習慣化していきます。
褒めることは相手を認めることです。そして、相手の気持ちや意見に共感することが大切です。
そのうえで、優れた点を賞賛してもらうことができたら、部下やメンバーのモチベーションが上がることでしょう。さらに、愛情を持って褒め、感謝の気持ちを伝えることで、生産性が上がることは数多くの研究においても実証されています。

ポジティブに褒める

「褒める≠評価」
褒めることは上から評価することであり、それによって相手を操作することになるかもしれません。
相手の行いを評価して、賞賛することも大切ですが、「評価」とは誰かと比べること、ただ良い結果を褒めていることになりかねません。誰かと比べたり成果を出した時だけの評価ではなく、その人が成果を出すまでの努力や成長といったプロセスを褒めることが大切です。
さらに、ネガティブな否定語で褒めるのではく、ポジティブな肯定語で褒めることも大切です。

ネガティブな否定語で褒める
「いつもミスがなく手抜きしないのが、○○さんのいいところですね」
ポジティブな肯定語で褒める
「いつも慎重に処理して丁寧なのが、○○さんのいいところですね」

具体的に褒める

具体的に褒める

褒めるときは具体的に褒めるようにしましょう。
例えば、「いいね!」ですませるより、「いつも笑顔で頑張ってくれてありがとう。お客さんも喜んでいたよ。」というように、行動に焦点を当て、より具体的に伝えることで、相手の気持ちが変わってきます。

褒める:叱る=6:1の法則

『ビジネスにおけるすぐれたマネジメント・チームの特徴を研究していたマルシャル・ロサダ博士は、60のチームの要素を観察し、発言をすべてある基準に分類して記録しました。
その結果、ハイ・パフォーマンス・チームとそうでないチームの間には明らかな差が発見されました。
ハイ・パフォーマンス・チームは、ポジティブな発言:ネガティブな発言の比率がおおよそ6:1と高かったのです。

それに対して、ロー・パフォーマンス・チームでは、1:1にも届かず、中間の成績のグループでは、2:1ほどでした。

ロサダ博士の計算によると、ポジティブな発言:ネガティブな発言の比率が2.9013:1を超えると、チームは「繁栄」に向かうと分かりました。

この研修を受けて、ノース・カロライナ大学のバーバラ・フレドリクソン博士は、このような比率が個人にも適用できるかを研究し、ポジティブ:ネガティブの比率は3:1を超えたときに繁栄の状態に至ると結論づけました。よって、褒める:叱るの比率は3:1をひとつの目安として考えることができます(出典:「これだけ!ほめフレーズ」)。』

最近のアメリカのコンサル会社の研究では「ポジティブ6」対「ネガティブ1」の割合がベストという結論もあります。つまり、1回叱ったら、6回は褒めろ、ということになります。
しかしながら、特に日本においては、多くの人が褒められたいのに、その機会が極めて少ないのです。
残念ながら、日本の労働者のエンゲージメントは世界最低レベル。
「褒めるチカラ」は「やる気」を上げる大切なスキルです。
正しく褒めて、正しく叱ることで、相手の心を動かし、エンゲージメントを高められる仕掛けづくりをしていきましょう!

提案資料_ 大阪労災病院様_20201019

感想・学び(一部抜粋)

・日頃より褒めることができていないが、人間誰しもが承認欲求があり、良い行を習慣化させるためにも、部下を褒めることで期待を伝えることが必要だと感じた。自身が褒め方を学ぶことも必要だと思う。
・一つの課題が出た際に、結果が出なかったことでネガティブな感情になりがちだが、そこに至るまでのプロセスで良かった所を褒めて、次に繋げていこうと思う。スタッフのモチベーションが下がらないようにすることを学んだ。
・褒めることの意味やテクニックを学ぶことができた。特に「自己概念→自己肯定感→自己効力感」は褒めることの効果を理解することができた。
・私のスタッフへの関わり方を振り返り①長所より短所に目がいきやすい②ほめるときにネガティブに褒めていたことに気づいた。褒める:叱る=6:1の法則からすると全然褒める回数が足りていない。ポジティブに褒め、今後の期待も伝えることを意識的に行うことでスタッフのモチベーションの向上、承認欲求を満たし、やる気に繋げていきたい。
・「褒める≒認める」だけど、やはり相手との信頼関係ができていないと、こちらは褒めているつもりでも相手はそう感じていないということが起こるはずなので、いつもコミュニケーションをとり、信頼関係を築いておく必要がある。
・今までは結果に対して評価することが多かった。プロセスに関しては、褒めることはあるが、あまり具体的に伝えたことはない。プロセスを褒めることで良い行動が本当に習慣化するのかわからないが、やってみようと思う。褒めても「本当に思っていますかー?!」と言われることがあるので、褒め方も薄っぺらいのかと不安もあります。

#私の仕事

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