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u-note(宇野常寛の個人的なノートブック)

宇野常寛がこっそりはじめたひとりマガジン。社会時評と文化批評、あと個人的に日々のことを綴ったエッセイを書いていきます。いま書いている本の草稿や没原稿、なども載せていく予定。SNS…
僕はもはやFacebookやTwitterは意見を表明する場所としては相応しくないと考えています。…
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#押井守

「個人的なノートブック」を再開します。

突然ですが、個人のノートブック(定期購読マガジン)を再開します。3年ほど前に、実は少しだ…

宇野常寛
2年前
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「オタク」的な感性の二つの政治性、「押井守的なもの」と「ゆうきまさみ的なもの」

さて、今日は久しぶりにアニメのこと……というかオタク的な感性について書いてみたい。 それ…

宇野常寛
3週間前
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『ラストマイル』と「仕事」の問題

秋田のマタギ取材の旅行記は1回お休みして、今日は別のことを書きたい。 週末に、早速『ラス…

宇野常寛
3か月前
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クリストファー・ノーランと『オッペンハイマー』を考える上での整理(または『オッペ…

 先日、クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』をようやく観てきた。この映画に…

宇野常寛
7か月前
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これからのアニメーションに必要なのは「ロボット」や「美少女」といった「戦後的な」…

先週末は金沢の21世紀美術館にて、『機動警察パトレイバー2 hte Movie』上映会のトークセッシ…

宇野常寛
1年前
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新海誠が「世界を美しく描く」のは、劇映画(の類)による「風景への介入」という回路…

突然だけれど、僕は今日45歳になった。誕生日と言っても明日から出張なのと、落としそうな原稿…

宇野常寛
1年前
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作者の仕掛けたゲームを「攻略」する「考察」よりもゲームの成立条件を問う「批評」のほうが僕は読みたい(書きたい)という話

今日は僕なりに「批評」というものについて考えてみたい。結論から述べると、僕は「批評」というのは「考察」というゲームを「攻略」することではなくそのゲームの成立条件を問うことだと思う。 たとえば、この夏に公開された宮崎駿の新作『君たちはどう生きるか』はその劇中の「説明」的な描写を省いた描写や、自伝的な内容によってその「読み解き」が大喜利的に展開された。冒頭の母の焼死のシーンの「意味」とは、主人公の少年が党の中でなぜ大魚をさばくのか、そして「大おじさん」の遺そうとしていた積み木の

『逆襲のシャア友の会』に嫉妬する

庵野秀明編集の『逆襲のシャア友の会』が復刊された。これは1993年に発行された同人誌で、庵野…

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宇野常寛
1年前
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爆心地のイエローサブマリン(そして、「忘却する力」をめぐって)

原子爆弾の落ちたその場所で 講演の仕事で、久しぶりに広島に行ってきた。講演会場と宿がとも…

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宇野常寛
2年前
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