「わくわく生きる自分の背中を見せ続けたい」らいふらりーno.1しんちゃん
こんにちは!わくいふメディア「からいふ」です。 わくいふは、誰もが安心してわくわくできる社会をつくるために活動しているコミュニティーです。詳細は、この記事のおわりにをご覧ください。
わくいふでは、新たに「らいふらりー」というトークイベントの企画が始まりました。自分以外の人生を知る機会ってなかなかありませんよね。わくいふメンバーの人生をじっくり聴いてみたい、という声から生まれたのがこの企画。第1回目はキャリア(仕事)を手掛かりに、わくいふ代表しんちゃんのストーリーを聞いてみました。
いくつもの仕事に関わる教育系パラレルワーカー
教育系パラレルワーカーとして、幅広く複数のお仕事をかけもっているしんちゃん。現在のお仕事は、多様性に関する授業をしたり、オンラインプログラムを運営したり、Youtuberになりたい小学生と一緒に動画を作ったり。「誰かがわくわくするような場や学びのきっかけをつくれる人でありたい」という思いで生きるうち、こんな働き方になったのだそう。この働き方の背景には、どんなストーリーがあるのでしょう?
「自分のままでいいんだ」先生との出会い
しんちゃんが教育の道を進もうと決めたのは、高校生の頃の経験がきっかけ。みんなと同じ「普通」であることに合わせていたものの、自分が自分でいられない悲しさが苦しくなり、いつの間にか学校に行くのをやめていました。
再入学した定時制の高校は、今までとちょっと違う場所。そこには、「しんちゃんは何したい?」と当たり前のように自分の声を聞いてくれる友だちがいました。様々な生徒や楽しそうに生きている先生と過ごすなかで生き方の多様性を知り、先生のように「のびのび生きる姿を見せる仕事」が楽しそうだと感じて教育を志すように。
意識が変わるきっかけはハンバーグ事件
高校卒業後は、地元名古屋の外国語大学で英語教育を専攻。当時アルバイトしていた学習塾で、根本的にやる気が削がれてしまっている子どもたちに出会います。その体験がきっかけで「幼いころから自己肯定感を育むには?」という問いに向き合うようになり、幼児教育の学習塾に入社することに。
正社員として働いていたこの学習塾である事件が起こります。その名も『ハンバーグ事件』。
将来の夢を書く課題で、ケーキ屋さんやサッカー選手といった職業をあげる生徒が多いなか、ある一人の生徒が書いたのは「ハンバーグ」。理由は、美味しいから。先生たちは現実的かどうかよりも、「おいしいから好き、好きだからなりたい」という素直な思いを大切にしたくて、そのまま見守ることにしました。でも翌年、その子の夢は「公務員」に変わっていました。お母さんにそう言われたから。
大人がわくわく生きるためには?
お母さんは「安定して生きていって欲しい」との思いからの教育だったそう。どんなに教師が愛情を込めて接しても、子どもにとって一番身近な大人の「なりたいものになれるわけなんてない」という価値観が強く刻まれてしまう…この無力感から、大人に焦点を当てて考えるようになりました。
「大人が自己肯定感を高くもって生きるためにはどうしたらいいだろう?」と考える日々のなかで、会社のメッセージ性を背負ってマニュアルで生徒と接している自分に気がつきました。生徒に接する自分の言葉が嘘っぽくて、「自分らしい選択」をして「のびのび生きる」ために退社を決意。
「一緒にやってみよう!」可能性の場をつくる
正社員を辞めた後はフリーランスとして教育に関わる仕事をするように。いろいろな仕事にチャレンジしてみて気づいた「キャリア教育が好き」という思いが現在の働き方につながっています。
「難しそう」という挑戦に「じゃあどうやろう」と考える場を作って、たくさんの人の可能性を広げられる人でありたい。無謀な夢であったとしても、「どうしたらいいか一緒に考えよう」と言える大人を増やしたい。わくいふも、「大人もこどももわくわく生きる社会をつくりたい」という思いから作られたコミュニティーです。いろんな人が自分の姿をみて「やってみよう」と思えるように、まずは自分からチャレンジをする。そして「わくわく生きる自分の背中を見せ続けたい」というのが今の目標。
しんちゃんの背中が語るメッセージ
実はしんちゃん、今、教員免許の取得に向けて勉強しています。大学で教員免許を取り損ねてしまっていたのだとか。もったいないようにも思えますが、少し遠回りして良かったと思えることがたくさんあるのだそうです。自分の目で社会を見れたことや、いろんな角度から「教育」を経験できたこと、思いや感覚を伝えた上で、素の自分を必要としてくれる人に出会えたこと。しんちゃんと話していると、歩む道に間違いなんてないのだと感じます。もし正解の道があるとしたら、それは「自分が選んだかどうか」ということかもしれません。
「あなたはあなたのままで大丈夫」
「ひとりじゃないよ」
これが、しんちゃんの人生が語るメッセージです。
おわりに
わくいふは、大人も子ども、安心してわくわくできる社会をつくるために、年齢に関係なく、やってみたいことをやってみる人を増やしたい!という思いで作られたコミュニティーです。現在は、オンラインベースで、イベント、ワークショップ、メディアを通して活動しています。
わくいふでは、”わくわく”だけでなく、「分からない」「どうしたらいいんだろう」という”もやもや”も、自分らしく生きるステップの一つとして大切にしています。自分の好きなこと、やってみたいこと、もやもやしていることを安心して話せる場所が『わくいふ』です。
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一緒に、みんながわくわく生きる社会をつくりましょう〜!