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高度1万メートルの備忘録


県営名古屋空港まで向かう飛行機の中、備忘録も兼ねて書いておこうと思う。

実は1週間弱仕事をお休みしていた。
理由は同級生の結婚式があったからだ。
職場の人には「うちの地元の結婚式は5日やるんすよ〜」なんて言ってたけど、そんなことはない。二ヶ月に一回しか連絡しない親や一歳になったばかりの甥っ子たち、何年も会っていない同級生に会うのも今回の帰省の目的だった。


隣の芝生が常に青く見える私でも弊社の方が良いと思えるところが一点ある。それは年に三回帰省費が出ることだ。周りが早々に格安の飛行機を押さえている中、余裕綽々で帰省一週間前に飛行機を取った。それも直接地元へ帰る便ではなく、福岡を経由するルートだ。

福岡に寄る理由は二つ。一つは福岡の美味しいものが食べたかったから。もう一つは福岡にいる高校の友人と会う約束をしていたから。二年ぶりに会うその子は相変わらず可愛いらしかった。みんなが会いたがる理由が良くわかる。仕事の話や福岡にいる他の同級生の話をしていたらいつの間にか時間なってた。
「福岡おいでよ」って言われたときは「あ、行く。転職する。」と言いそうになった。いや、実際口から出てたかもしれない。

その後、私は高校の部活の同級生と合流した。飛行機の時間を伝えてなかったため、少し怒ってた。あ、福岡に寄る理由三つあったわ。ごめん、まえさき。
彼の家に泊まるのも二年振り。そのときはお互い朝まで高校の頃の話や大学の話、恋愛の話など口が疲れて動かすのが億劫になるまで語っていた。

今回それもあり正直少し不安だった。
めちゃめちゃ楽しい飲み会だなぁと思ってても、別日に同じメンバーで飲んで楽しいとは限らない、あの時の“なんか違う”感じになりたくなかったから。

しかしそんなことはなく(内容はヘビーなので割愛するけど)、あーやっぱりちゃんと考えてるんだなあーと感心?した。これはこいつに限らず、高校の同級生の多くに言えることだが、こいつと友人である私はツイてるなと思う。


地元に帰ってからは、小学校からの同級生とのご飯。去年結婚式を挙げたそいつは今年家を購入していた。ダイニングテーブルの上にはエコー写真が一枚。来年の5月にパパになるらしい。
おめでたい。おめでたいが、結婚祝いと新居祝いを渡しにきたのに、もう出産祝いも用意しなくてはならない。今回はウイスキーだったが、次はなにしよう。プレゼントを選ぶのは苦手だ。安易に高価なものに走ってしまう。もっとその人のことを想って選んだ方がいいのだろうけど。。

次の日は父の誕生日会と称して、姉夫婦、兄夫婦も実家に集まった。年末に会ったときはまだ焦点もあっておらず私を認識しているかどうかも怪しかった甥っ子たちが、目の前で立ち上がり、歩き、喋っている。人類の不思議を目の当たりにしている気分だ。よくインスタに姪っ子を載せている人がいたが凄く気持ちはわかる。
ただ絶対に私の甥っ子たちが世界で1番可愛い。
甥っ子でさえこれだけ可愛いのだから、自分の子供はきっともっと可愛いく思うのだろう。

ご飯会お開き後、インスタで私の好きな先輩たちが2人で飲みに行っているのを知った。羨ましさとちょっとの期待を込めていいねを押すと一緒に飲もうと誘ってくれた。あとで聞くと私が誘われたがっていたのも伝わってたらしい。
1人は彼女とのマンションの購入を考えており、もう1人の京都の美味しいご飯屋さんに連れて行ってくれていた先輩は2日前に入籍したとのことだった。本当にめでたいし、そんな大事なときに誘ってくれたのも嬉しかった。彼女さんと何度かお会いしてるけど本当にいい人。こんな2人になりたいなと思える人です。
誰が言うてんねんってなるけど今のままずっとお幸せにいてください。



また会いたいなぁー、会ってくれるかなぁー、、


翌日は帰省の主目的、結婚式。
前日のお酒と睡眠不足を払拭するため、朝風呂で鬼の顔面マッサージをする。案の定、乗りたい市電には乗れず、「みんな着いてるよ」とのLINEを見ながら電車に揺られる羽目になった。
でもそのおかげで結婚式前に会いたかった友人にも会えたし、その友達とも話した。

嘘です。その友達には「はじめまして」と言われたけど人見知りして聞こえないフリをしました。ごめんなさい。
こういうことしてるから友達増えないんだろうなぁー。
誰かが言ってた“『私人見知りだから』って大人になってまで言ってんなよ”が現在進行形で刺さってる

話が脱線した。

高校の同級生同士の結婚式。自ずと会場は見知った顔が多くなる。昨日一緒に飲んだ新婚ホヤホヤの先輩も来ているし、私の同級生たちなんかは昨日も集まって飲みに行っていた。ちょっとした同窓会だ。式自体も気持ち多めに呼んでいたみたいだ。私もそのお気持ちの範囲にギリ入れてくれたようでありがたい。
大学時代、関西組で一緒だったとはいえ2人で飲みに行くわけでもないし、頻繁に会うわけでもない、オンラインゲームをするわけでもない。ただ会ったときに絶対にちゃんと話を聞いてくれる安心感があるし誠実に接してくれる(あ、まえさきの友人代表スピーチでも言ってた!さすがまえさき。朝方まで練習してたもんね。おつかれ)。式場でのみんなの泣き顔や二次会三次会での話を聞いてても改めてみんなから愛されてるんだなと感じたし正直羨ましくもなった。一つのこうなりたいっていう人生の指針になってます。一方的かもしれないけど、私にとっては他の人とは全く種類の違う唯一無二の友達だと思ってる。


別にスピーチで話すわけでもないし、直接伝えるのは気恥ずかしいのでSNSの波に漂わせておきます。
気づかなくてもこれは私の自己満なので目的達成済みです。
奥さんに見られると二ヶ月後の同窓会で恥ずかしくて穴掘って隠れとく次第です。
新婚旅行楽しんでねー!!!




飛行中、本屋で買ったBRUTUSを読んでいたはずなのに、気づけば頭の中でウルフルズの『笑えれば』が流れてきて無意識に思い出してしまっていた。
多分横の女の人、いきなり泣き出した人おる!と思って怖かっただろうな、ごめんなさい。
そんなわけでかなり長くなってるけど、備忘録と感情の整理を踏まえてここに書いている。


ほかにも帰省の半分一緒にいたカナダ人や美人を否定しない二十年来の幼馴染や二次会のビンゴ大会で頑張って踊るももっと面白いノリ方をするやつがいて盛り上げる側にシフトするにしもとや本気で東京行きたいと思わせてくる元中日本支部長とか書きたいことはたくさんあるけど、明日早いし仕事休みって言ってもお客さんが深夜にLINE送ってくるしバッテリー上がって車は動かなくなるし後編出ない二部作の方が誰かの記憶に残りやすいだろうからここで終わらせます。






っていう予防線。

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