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たいと
2021年2月11日 16:30
ただ読んだ感想をツラツラと書きます。あらすじの紹介とかはしないです。横道世之介を読んだのは自分が大学生ぐらいの時だったと思います。この小説はその名の通り、横道世之介という若者を主人公にした青春小説です。自分自身、この小説の中の主人公(世之介)が、その後の人生において、憧れの存在となりました。この本にはドラマチックで小説的な展開などは特にありません。主人公(世之介)の大学時代が淡々とつ
すだあゆみ
2021年2月18日 16:50
色のない世界は、どんなふうに見えるんだろう。そう思いながら、路肩にジッと息をひそめるクリーム色の軽自動車の運転席で、ゆっくり藍色がかっていく空を見ていた。昼に食べたはずの「かき揚げ蕎麦」が、まだ胃に残っているのを感じる。左手にはめた腕時計が「17:00」を示したのを確認して、車にエンジンをかけた。ゆっくりと加速する車のアクセルは、朝より踏みやすい。「今日もおつかれさま」とつぶやいてみた