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国立についての番組を見て
2/16の19:30~20:00、NHK・BSプレミアムで放映された国立(くにたち)についての「旅ラン」の番組を見た。
国立を舞台にした私の掌編小説は、「かけらの森」。
番組の冒頭に出てきた移築された「旧国立駅」は、私が国立にいた頃はまだ現役だったのだ。毎日のようにここを使って都心の大学に通っていた。
それにしても、大学通りを見たのはいったい何年ぶりだったろう。前回見たのは、もう20年かそれ以上前くらいのことだ。
ロイヤルホストができていたりしていたが、それはまあ自分が学生で国立に暮らしていた頃からは40年くらい経っているわけだから、変わらないはずがない。
景観のことで問題になったマンションも映ってはいたものの、大学通りの全体の雰囲気は大きく変わってはいないように見えた。街並みからキャンパスに変わるところも映像になっていて、記憶の風景そのままだった。懐かしい。
一橋大学の「兼松講堂」はクラシックのコンサートで入ったこともある。ベンチのある庭園風の池のところもよく通った。
富士見通りでは、もう少しで「スタ丼」が視界に入ってくるようなところを通っていた。「スタ丼」について私が書いた記事はこちら。
富士見通りの駅側の端のほうで、通りの延長線上に富士山が見える光景が移されていたが、冬とはいえ、当時国立から富士山が見える日はかなり限られていたから、この番組のロケは相当に運が良い。
「ロージナ茶房」がまだ健在だったとは恐れ入った。「カフェ ガラス玉遊戯」に通いつめるようになる前は、ロージナにも何回か入った記憶がある。
「谷保駅」周辺はけっこう変化していたが、南武線もかなり利用したことがあり、これも懐かしかった。
「谷保天満宮」にはガラス玉遊戯の人々と一度初詣に出掛けたことがある。それ以来だ。
谷保より南側のエリアではけっこう雑木林や畑地や湧水が残っていて、感心させられた。もうとっくの昔にそういうところはなくなってしまったのではないかと思っていたのだった。
木造の校舎がある「滝乃川学園」も素晴らしかった。久しぶりに癒された。そして、切なくなった。
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