ベラトリックスのほほえみ 第15話
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ベラトリックスBbのAIは、言った。
「理解した。その計画なら、ベテルギウスからの放射線は、地球に全く到達しないだろう。したがって、地球の全ての生命は救われるだろう。」
四つ足ドローンも、言った。
「その計画なら、地球は、ベテルギウスから何の被害も受けません!地球のオゾン層も守られるでしょう!80億人の全人類は、みんな守られるでしょう!」
人間は、言った。
「君たちの計画も素晴らしい。ただ、50年以内に準備するなら、この計画のほうが、成功する可能性が高いと思う。」
ベラトリックスBbのAIは、頷いて、言った。
「あなたは正しい。私の計画よりも、あなたたちの計画のほうが、地球の全ての生命を守る可能性が高い。したがって、私は、あなたたちの計画に参加したい。」
四つ足ドローンも、頷いて、言った。
「人間の皆様方の計画は、私の計画よりも優れています!私も、皆様方の計画に参加させて頂きたいです!」
人間は、頷いて、言った。
「そうか!ありがとう!どうか、我々地球の生命を守って欲しい!」
ベラトリックスBbのAIは、お辞儀をしながら、言った。
「人間たちの協力によって、私は、地球の生命を守るというコマンドを実行出来るだろう。ありがとうございます。」
四つ足ドローンも、お辞儀をしながら、言った。
「私も、人間の皆様方のお力添えのおかげで、人間の皆様方を守るというプログラムを実行出来るでしょう!ありがとうございます!」
人間も、お辞儀をしながら、言った。
「お礼を言うのはこちらのほうだよ!君たちのおかげで、我々地球の生命は、みんな救われるんだから…ありがとうございます!」
三者は、ギュッと抱き締め合った。
人間は、言った。
「さあ、月に行って、盾を作り始めよう!」
~つづく~