【キネマ救急箱#21】ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード〜史上最もクレイジーなサルマ・ハエックを見逃すな!〜
こんにちは。
ニク・ジャガスです。
先週末、久しぶりに1日2本の映画をハシゴしました。
そのうちの一本が、ライアン・レイノルズ主演のコメディ・アクション映画『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』です。
「ライアンの映画だし、お供はハイボールにしよ」と何の気なしに観たのですが、お酒がグイグイ進む極上エンターテインメントでした!
スター俳優達がこなす豪快なアクション、かなりの見応えがあります。
思いきり笑ってスカッとしたい方にオススメの映画です!
あらすじ
キャストが豪華すぎる!
コメディと言えばライアン・レイノルズ、というくらい当たり前になった昨今のハリウッド。
昨年からの『フリーガイ』『レッド・ノーティス』『アダム&アダム』はハズレなしだった上、『フリーガイ』に至っては笑いの中にメッセージ性があったりして、感動した私は劇場でリピート鑑賞しました。
ライアン・レイノルズ、サミュエル・L・ジャクソンは前作『ヒットマンズ・ボディガード』から続投しています。
そして、前作で僅かな登場時間だったサルマ・ハエックが今作ではガッツリ出演。
鑑賞後にサルマが55歳という驚愕の事実を知り、脳天をぶち抜かれました。
アラサー(私)の100倍の若々しさと色気がある。
今作、かなり役作りを楽しんだそうで、メキシコ訛りの「F***」を1分間に5回くらい発しながら銃をぶっ放す姿には爆笑と爽快感を禁じ得ません。
また、この映画の半分はサルマのおっぱいで出来ていると言っても過言ではないでしょう。(観たら納得いただけるはず)
以上のメイン3人だけでも十分な厚みがあるのに、そこにアントニオ・バンデラスとモーガン・フリーマンという重鎮が投入されるゴージャスさ。
この布陣を見ただけでも「面白そう!」と興味をそそられますよね。
その期待を裏切らないどころか200%超えてくるので、是非とも劇場でご覧ください!
ふざけてるだけ?いいえ、かなり計算された笑いです!
「そんなこと言ったってさ、俳優が全員ふざけてるだけでしょ?」と思ったアナタ。首を洗って待っていてください。
実はかなり計算された、質の高いコメディ・アクションなんです。
まずは登場人物の設定。
主人公ブライス(ライアン・レイノルズ)はボディガードの資格剥奪の危機と、殺し屋ダリウス・キンケイド(サミュエル・L・ジャクソン)の悪夢に悩み、セラピーを受けています。
「銃を持たずボディガードもせず、ひたすら未来の自分にメッセージを残し続けろ」とセラピストから助言を受けたブライス。
相当精神が参っているため、ダリウスに再会しても銃撃戦に巻き込まれても、盲目的に助言を守って泣きべそを留守電に残す姿がかなりシュールです。
そもそも、殺し屋をボディガードするという設定が矛盾しているのに、クレイジーな殺し屋夫婦とメンタル最弱のボディガードの組み合わせに笑いの化学反応が止まらないのは当たり前です。
車に轢かれ、散弾銃で撃たれ、海に落とされ、吹き矢で刺され、爆破に巻き込まれても笑顔を絶やさないブライス。
「こうやったら死ぬかな?ちょっと見てて!」と、映画の登場人物たちが様々な殺害方法をブライスに試して観客に見せるショーケース状態です。
だけど、何度でも立ち上がって軽口を叩こうとするブライスが愛くるしいんだよなぁ。
派手なアクションシーンが立て続けに挿入される本作ですが、風光明媚なロケーションも魅力の一つです。
クロアチア、イタリア、イギリス、スロベニア等々、フォトジェニックな街中で破茶滅茶な行動に及びます。
ゆっくり風景を拝む暇はないですが、爆笑版007と思って楽しんでください。
Fワードの発言回数を稼いだサミュエル・L・ジャクソン
本作では湯水の如くFワード(F***など)が乱発されます。
そうです。Fワードといえばサミュエル・L・ジャクソンですよね。
以前、こちらの記事で紹介した通り、自他ともにFワードを専売特許と認めるサミュエルですが、映画の中でFワードを発した回数はジョナ・ヒルとレオナルド・ディカプリオを下回るという結果でした。
「だったら、この映画で1位を奪還したんじゃ!?」と1人で盛り上がったのですが、本作の全米公開は2021年夏だったようなので3位のままですね…。
これからも、スクリーンでサミュエル・L・ジャクソンのFワードが聞けることを楽しみに待ちたいと思います。
笑いもアクションも相当レベルが高い『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』。
大爆笑してスッキリしたい方、豪華な俳優を存分に楽しみたい方は必見ですよ!
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊