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日本とカナダ、職場環境が違うなぁと思ったこと・・・ペット

カナダで働くと日本と違うなぁ、と思うことが時々ありますが、
あらためてそんなことがありましたのでご紹介します。
町で見たクリスマスの様子もいっしょに楽しんでくださいね。

アンバーが骨折したから

先日、アルバイト先で他のメンバーに

「昨日サリー(マネジャー)に
『明後日のシフト入れたよ』って言われたんだけど、
オンライン上の私のスケジュールに入ってないんだよね。
本当にシフトあるのかな?」

と言ったら、

「アンバーが骨折したとかで、
昨日はサリー慌てて帰ったし、そっちのことで頭一杯で
入力できなかっただけじゃない?サリーに聞いてみたら?」

と言われました。

確かに子どもが骨折したら、
救急病院(emergency) にすぐに
連れて行きたいし、入力どころじゃなかったかもね。

でもサリーの子どもって男の子だったはずだし、
アンバーって名前は初めて聞くけど、そんな子いたっけ?

なんてことを思いながら、
サリーのオフィスに向かうと
丁度サリーがオフィスから出て来ました。

そしてその後からサリーの足元を
チョロチョロと何かが出て来ました。

えっ・・・何?

それは包帯でグルグル巻きにした小さな片前足を
地面に着けられず,1本だけ前ならえ状態で
3本のか細い足で小刻みに歩いている,
茶色の小ちゃなチワワでした。

もしかして、アンバーって
このまるで手のひらサイズのチワワ?

確かに片足骨折してるし・・・・

茶色のツヤツヤした毛並みだし、
アンバー(琥珀)って感じだよね。

下から見上げる大きな目、
片足前ならえでたどたどしく歩く姿が、

可哀想を超えて可愛いーーーーーー💕

「今日は一人でほっておけないから連れてきた」

とサリーが言うのもわかるわー。

一人で家に残したら
気になって仕事が手に付かないよね。


コーヒーショップ

ペットと同伴出勤

職場にペットの犬を連れてくる、
これはカナダではたまにあります。

日本だったら、
「犬と一緒に出勤するなんて何考えてるの!」
って言われそうですが、カナダではまわりも気にしません。

ちゃんと躾のできた犬がほとんどですし、
犬を飼っていなくても愛犬家が多く、犬は身近な存在。
犬との接し方に慣れている人が多いので抵抗もないのでしょう。

なので職場や職種、業務に支障がなく、
他のスタッフにアレルギーなどの問題もなければ
犬と同伴出勤もありなカナダなのです。

私も仕事場に犬を連れてくる人を見たのは
今回が初めてではありません、

職場の昼休みに犬を連れて優雅に散歩に行く、
他の部署の人もいましたし、

犬を飼っていないはずの隣の家から、
犬の鳴き声がするので不思議に思って
隣の家の屋根を張り替えていた職人さんに聞いたら、

「あっ、それ俺の犬。俺が連れてきた。」

と言ったのにも驚きました。

雇い主も特に気にする風でもありません。


ショップのクリスマスキャロルファミリー

職場に犬がいるメリット

「職場に犬を連れてくる」のを実際に見ると
正直今でもビックリしますが、
欧米では広がりつつあるようです。

ヨーロッパの一部の国やアメリカでは
職場に犬を連れて来ることを推奨する企業が
少しずつ増えているようですよ。

理由はもちろん企業としてもメリットがあるから。

職場に犬がいることでストレスが軽減、
勤め先への信頼、仕事への満足度、従業員の定着率が高くなる、
従業員の士気が上がることで生産性の向上につながる、
らしいです。

この職場のストレス軽減というのは私もわかります。
以前のアルバイト先には看板犬がいたんですが、
ちょっと触ったりするだけでも楽しい優しい気分になれます。

ただ職場に毛が落ちたり、毛が付いたり、
触った後に手を洗うのは面倒だな、って思うくらいです。

知人のクリスマスデコ

ペットを職場に連れて行く日

1990年代後半にはイギリスやアメリカで
「Bring (Take )Your Dog to Work Day」
(ペットを職場に連れて行く日)
6月の父の日の翌週の金曜に実施されました。

この日の目的は

飼い犬を職場に連れて行くことによって、
犬を飼っていない人にも犬の素晴らしさを知ってもらい、
保護施設や愛護団体から動物を引き取ることに
関心を持ってもらうこと。

この趣旨も納得です。

カナダに来たばかりの頃、私は犬との接し方がわからず、
知人の犬にいきなりハグしようとして
驚いたそのワンちゃんに顔を噛まれました。
流血し急いで救急病院に行って接着剤タイプで
傷口を閉じてもらいましたが、
現在もシワに紛れて傷が残っています。

もし犬が身近で私に犬の理解があったら、
噛まれることはなかったでしょう。

愛犬家も犬も多い環境で暮らす上で
こうしたイベントデーは有効かもしれません。
趣旨通り、保護された犬の里親探しにも
役に立つかもしれません。


かわいい町並み


番犬からパートナードックへ

噛まれたとはいえ、私は犬は大好きで飼いたいぐらいです。
ですがカナダでいろんな飼い主さんとワンちゃんを見てきて
楽しいこともさることながら、犬を飼うと日々の散歩や食事、
病気やケガといったことを考えると責任が重すぎて
私には無理だと諦めています。

ワンちゃんに愚痴を聞いてもらったり、
いっしょに遊んだり、いっしょにビデオ見たり、
憧れるよね。


さて「Bring (Take )Your Dog to Work Day」当日は
いろいろなワンちゃん関連のイベントがおこなわれるそうで、
イギリス、アメリカだけでなく、カナダや他の国でも
この日のイベントに参加する個人や企業が増えているらしいです。

将来的には日本でも職場にペットを連れて行ける企業も
出てくれるかもしれませんね。
もしかしてもう日本でも増えてきていますか?

ちなみに2024年の「犬を職場に連れて行く日」は
2024年6月21日(金)です。

いろんな人が飼い犬を職場に連れてきたら、
犬同士大丈夫なんでしょうか?

それ以上に仕事どころじゃなさそうですが、
そんな日が1日ぐらいあっても楽しい気がします。

クリスマスツリーを愛でながら一服


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