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カナダのボルダリングやってきた!

先日、ボルダリング歴3年の友人に誘われて、初めてボルダリングをやりました。

ロッククライミングは聞いたことがありますが、ボルダリングって初めて聞きました。どちらもクライミングの一種です。

ボルダリングとは

クライミング(登ること)には道具を使うもの(エイドクライミング)、道具をつかわないもの(フリークライミング)があり、ボルダリングは自力で登るのでフリークライミングに分類されます。

エイドクライミングの場合、ハンマー、ハーケン、カラビナなどを使い登るアウトドアが主流ですが、ボルダリングは登るための道具を使わず、安全対策のとられた室内施設でも気軽に楽しむことができます。

日本でもボルダリングの施設が増えているらしいのでやったことがある人も少なくないかもしれませんね。

カナダは日本のように町の中に広告看板が多くないので、うちの町にこんなボルダリング施設があるとは知りませんでした。カナダは日本のように娯楽施設が多くない分、スポーツ系は地味に身近です。

ボルダリング施設

ボルダリングをやってみる

ボルダリング施設では、落下防止用のハーネスとクライミングシューズを借りました。ヘルメットやグローブは必須ではありませんでした。
足は擦れそうだし、動きやすいスポーツパンツを履いたのは正解でした。

クライミングシューズも借りずに自分のスポーツシューズでもできますが、やはり足の裏で凹凸を感じられる繊細さと軽量で丈夫なクライミングシューズを使うのがおススメです。

費用は施設使用料1回$15、ハーネスとシューズを借りて$8。
時間制限はありません。
良く来る人は自分用のハーネスやシューズを購入しています。

ここは室内の練習用のボルダリングなので、登る際に天井からの来ている弾性のあるロープとハーネスを接続させます。
このロープは体重をかけると下に引っ張られるしくみで。体重を掛けると地上まで強力なゴムが伸びて一気に降りられるようになっています。

この弾力性のあるロープを使うと一人で急速に下に降りれるのでパートナーがいなくても練習することができます。

ただし、私は最初、体重のかけ方が悪くて、急速落下すぎて、振り回されて壁に激突しそうになったり、降りたときに転んだりと危なかったです。慣れてる人は壁に足を当てながら、スピードと安定を確保してスムーズに降りてきます。

弾力ロープで降りてます。
足を壁に軽く当てながらスピードと安定を調節。

一方この弾力ロープを使わずに、普通のロープをハーネスに結んで地上にいるパートナーに降りるときに体重を支えてもらうやり方もあります。このやり方をするとパートナーに調節してもらいながら自分のペースで確実に降りることができ、安心感があります。

私の左横の人もパートナーの補助で登っている最中。
登りには補助はありませんが降りるときに補助してもらいます。

スポーツとして室内ボルダリングを楽しむ場合は、それぞれの岩に色と難易度が付いているので、自分の実力にあわせて難易度を選び、その難易度の色の岩を掴んで登っていきます。

私は全くの初心者なのでその難易度は無視して、とにかく登ることを目標にしました。でもこれって手足の長い人や手の大きい人に比べて小柄な人はリーチできる距離が短かく、グリップも不安定で不利な気がしますが、どうでしょう。

実際、表紙のトップ画像は日本のボルダリング施設だと思いますが、カナダのボルダリング施設のものよりも石の密度が高くない?

やってみた感想

オモシロかったです。
私は高所恐怖症気味なのでできるかなぁと思いましたが、基本下は見ないで登っていくことだけを考えているので登れました。

普段しない体勢をしたり、何といっても指先を使って支えるという新鮮な体験でした。手足はともかく指が痛くなりました。
案の定、指先の爪の横が切れて出血し、筋肉痛のようなものが指に数日続きました。

一緒に行った同じく初心者の友人は絵が好きでたまに人体モデルデッサンにも参加するんですが
「ボルダリングやっている人の筋肉の付き方は他では見ない特徴がある。」
と言って興味深そうでした。

ボルダリングは、球技のようなスピード感はありませんが、ちょっと難易度のあるコースをやると息が切れたり、支えきれなくなって断念せざる得なかったり、もちろん簡単ではありません。
ちゃんとした筋力、柔軟性と集中力が必要であることは明らかです。

私の横でやってた男の子。下でお父さんが見守ってます。

来ている人も友人同士、家族、カップルでした。
スポーツ好きカップルならデートにもいいかもしれませんね。

今回私を誘ってくれた友人は身長155㎝ぐらいですが、彼氏は身長180㎝以上の元キックボクサーです。それでもお互いに交代で地上で支える側になってボルダリングを楽しんでいます。
それだけ体格さや運動能力の差があっても一緒に楽しめるスポーツです。

今のところ、私は他の趣味で忙しいので、ボルダリングクラブに入って続けようとは思いませんが、いい気分転換になることは確かです。

カナダには一人カラオケができるような場所はありませんが、気が向いたらフラッと寄って一人ボルダリングはできそうです。

クリア!

野球のような複雑なゲームルールも、ゴルフのような高価な装備も、バスケットのような俊敏な動きも、サッカーのような持久力も、テニスのような技術力もない初心者でもすぐに自分のペースで楽しめるボルダリング。

ペアだと実際にお互いに信頼して助け合ってやるスポーツなので、相手の性格や相性を知るにもいいかもしれませんよ。

もし、機会があったらトライしてみてはいかがでしょうか。



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