オランダ発Miso屋:Miso屋を個人事業レベルなのに、日本と海外二拠点で起業。エコ移動式味噌蔵建設への道②
移動式味噌蔵のベースとなるトレーラーハウスが裾野に届いて、もう既に1週間以上が経過しました。早い!中身も「こんな感じかな?」と計画を立てています。思っている以上に時間が少ない(笑)。
私は女性でもある為、よく「女性起業家」と言われます。
女性でも男性でもどの性別でも、どの年齢でも、どの国でも関係なく、何かをゼロから生み出す「起業」という事は、それなりにエネルギーを要するものだと思います。飛行機も、ロケットも、犬ぞりも、100m走もスタート時に一番大きなエネルギーを必要としますよね。
事業を起こしてから、時が過ぎ、関わる人が増えれば、もちろんCEOとしての責任も比例して増えていきます。抱える事が大きいほど、自分がストップするワケにもいきません。
ただ起業って、どんなサイズでも大変だと思いますが、「起こす事」以上に大変なのは、その後経営していくこと。
その道は長く、到底平坦な道であるワケがない(笑)。
オランダって、比較的個人事業主の数の多い国なんです。
2020年、日本の個人事業主の割合が約10%であるのに対してオランダが17.2%。
この数字の裏には、国民性や価値観、歴史的背景はもちろんの事、雇用形態や税金システムなど様々な要因があっての事なので、国ごとに違うのは当然の数字ですし、多い方が、少ない方がいい。というわけでもありません。
ただオランダは国民人口に対し、個人事業主の割合が日本より多い為、自然と女性の「起業家」というものも身近な様に感じます。
その為でしょうか?自分がオランダで事業を始めた時は、あまり意識していなかった「女性」という事。日本でも起業しよう!と動き出してから、「女性」起業家という事で、自ら気がついた部分もありますが、周囲から気づかされた部分もあります。
自分の性は私の一つのキャラクターで、与えられたもの。
キャリアと自分の人生。男女平等とはいえ、平均的な体力も体の作りも違うのが男女。女性しか子供を産む事が出来ないのは、2022年でも万国共通。
平等に扱い、扱われる事は素晴らしいことですが、そもそも「同じ」ではありません。
物事の「できない」理由って簡単に見えるんですけど、「できる、必ず道がある。」と考えてぶつかり、模索するのは、どこか新しいレシピ作りに近いかもしれません。
「女だから」「男だから」できない。ではなく、「女だから」「男だから」「君だから」できる。になれば、もっと色々な可能性が広がりそうですよね。様々な生き方が認められ始め、その生き方を実践できるこの頃。
多様であるが故に、王道のレシピ以外でもオッケー。だからこそ、芯を持ちつつ、柔軟に模索してゆくのは、起業でも、人生でも同じかも知れませんね。
徐々に味噌蔵の中身の計画ができつつあります。